近年デジタル技術の発展により、あらゆる業務のデジタル化が進んでいますよね。
多くの企業は業務を効率化し利益を最大化するために販売管理・財務会計・給与計算などの基幹業務のシステム化に取り組んでいます。
このようにデジタル化によって激化するビジネス環境で生き残るには業務の効率化が必要不可欠です。
そこで今回はそんな基幹業務システムの意味や導入するメリットについてお伝えします。
基幹業務システムとは
それでは、最初に基幹業務についてお話ししましょう。
基幹業務とは販売管理・財務会計・給与計算の3つの事です。
販売管理
「販売管理」は仕入れから原価管理、販売、納品、請求書発行などの一連の管理。
財務会計
「財務会計」は財務諸表の作成など会計にかかわる業務のこと。
給与計算
「給与計算」は給与の計算や明細書の発行などの業務のこと。
さらに、これらの業務に関連して在庫管理・顧客管理・労務管理・人事管理などの業務が基幹業務となっています。
業務システムは、一言で言うと「業務を効率化するためのシステム」ですが、基幹業務システムは基幹業務をシステム化したものです。
また基幹業務システムは大きく分けて、「生産管理システム」「販売管理システム」「購買管理システム」「在庫管理システム」「人事給与システム」「会計システム」の6つに分類されます。
ERPとは
それでは、基幹業務システムに関連した用語、ERPについてお話ししましょう。
先述したとおり、基幹業務システムは大きく分けて6つあり、それぞれのシステムが独立しています。
ですからこれらのシステムを異なる部署とデータをやりとりする際は、システムの間の連携が必要ですよね。
このような手間を省いたシステムにERPシステムというものがあります。
このERPシステムとは、先述した基幹業務システムを統合したものです。
リアルタイムに処理する統合された基幹業務システムを構築することで、効率的な企業の運営を行う事ができます。
また、ERPシステムはデータを一元管理できる形になっており、業務の効率化を図る事ができます。
近年ではデータの活用方法について議論されますが、ERPシステムを導入することによってデータを収集する基盤は整います。
ですから、ERPシステムの導入で業務を効率化するだけでなく、収集したデータの2次活用によって企業の意思決定などにも活用できます。
まとめ
業務システムは、一言で言うと「業務を効率化するためのシステム」ですが、基幹業務システムは基幹業務をシステム化したものです。
基幹業務システムは大きく分けて、「生産管理システム」「販売管理システム」「購買管理システム」「在庫管理システム」「人事給与システム」「会計システム」の6つに分類されます。
基幹業務システムを統合したERPシステムは、リアルタイムに処理する統合された基幹業務システムのことです。