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新たな役職、最高データ責任者「CDO (Chief Data Officer)」ってどんな役職?

otafuku-lab
投稿日:

2020.12.04

更新日:

2024.12.09

SHERE

役職って多すぎて実際に何をして、それぞれがどういう役割を担っているのか、わからないことありますよね。
例えば「CxO」という役職は「CIO(Chief Information Officer)」や「CDO(Chief Data Officer)」などごちゃごちゃになってしまっている方もいるかもしれません。

そこで今回は、「CxO」の中でも国内企業でも急増しているDX時代の重要役職「CDO(Chief Data Officer)」とはどんな役職なのか?について詳しくお伝えします。

目次
  1. 1.「CDO(Chief Data Officer)」とは
  2. 「CDO(Chief Data Officer)」と「CIO」の違い
  3. 「CDO(Chief Data Officer)」の役割
  4. まとめ

1.「CDO(Chief Data Officer)」とは

CDO(Chief Data Officer)とは、Chief Data Officerの略で最高データ責任者と訳されます。

データを活用して、イノベーションの促進、カスタマーエクスペリエンスの改善、ビジネスインサイトの提供、コンプライアンス要件への準拠、その他の重要ビジネス目標の達成を推し進めることがCDO(Chief Data Officer)の業務です。

これまで企業ではITリーダーの役職と言えばCIO(Chief Information Officer)というのがあたりまえでした。ですが、近年ではCIOをCDO(Chief Data Officer)に置き換えたり、CIOとは別にCDO(Chief Data Officer)を設置する企業が増えてきているのです。

「CDO(Chief Data Officer)」と「CIO」の違い

そこで、CDO(Chief Data Officer)とCIO(Chief Information Officer)の違いを見ていきましょう。

CIOは「自社のビジネスプロセスの理解」や「デジタルを利用した業務改革スキル」が求められます。

一方で、CDO(Chief Data Officer)は「SNS等の顧客とのタッチポイントを中心としたマーケティングスキル」や「データアナリティクス」、「デジタルを利用した事業開発力」が求められます。このことからCDO(Chief Data Officer)は企業のデジタルトランスフォーメーションを担う役職なのです。

「CDO(Chief Data Officer)」の役割

それではデジタルトランスフォーメーションを担うCDO(Chief Data Officer)の役割について見ていきましょう。役割は主に3つあります。

  1. デジタルビジネスへの全社的な適応の推進 (デジタル・アジリティの獲得)
  2. 既存組織の改革と再編 (組織再編、人材獲得、働き方の改革)
  3. ビジネスモデルの変革 (デジタル化)
  4. 「CDO(Chief Data Officer)」の権限

企業におけるAI・IoT等を含むICT等の導入・利活用によるプロセス面・プロダクト面の変革は、経営層が積極的に関与し、トップダウンでの推進体制が整わなければ実現は難しいですよね。

その実現にあたっては、ICTのポテンシャルを引き出すことのできる組織整備が求められ、変革の規模が大きく、かつ企業活動の広範にわたるものであればあるほど、経営層のコミットと変革に責任を持つリーダーが必要になります。

そこで、企業を変革するために大きな権限を持つリーダーとしてCDO(Chief Data Officer)を設置する企業が増えているのです。

 

まとめ

CDO(Chief Data Officer)とは、幅広いデジタル戦略を統括、組織を横断して改革を推進する統括責任者の総称で、経営層のコミットと変革に責任を持つリーダーの必要性から設置された役職です。

  • CDO(Chief Data Officer)とはChief Data Officerの略で最高データ責任者と訳される
  • CDO(Chief Data Officer)はデジタルトランスフォーメーションを担う役職とされている
  • 近年ではCIOをCDO(Chief Data Officer)で置き換えたり、CIOとは別にCDO(Chief Data Officer)を設置する企業が増えてきている

 

参考
平成30年版 情報通信白書のポイント

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