自動車の電動化シフトの動きは近年活発化していますが、電気自動車の充電スポットはまだまだ少なく、その位置情報についても一般の利用者様にはあまり認知されていません。しかし2030年代にガソリン車の新車販売禁止の意向を日本政府が公表しているように、自動車メーカーにとって電気自動車の普及は無視できない大きな問題です。そうした背景もあって某自動車メーカー様から「電気自動車の普及に向けて充電スポットの認知を広げる何らかの施策を実施したい」というご相談をいただきました。

上記の課題に対し、一般の利用者様に充電スポットの位置を認知してもらうためには、点在する充電スポットを実際に使って頂くのが良いと考えて、充電スポットを利用するごとに電子スタンプがもらえるデジタルラリーキャンペーンシステムをご提案しました。充電スポットで充電するという行為にスマートフォン一つで参加できるゲーム性を取り入れることで、利用者がより楽しみながら充電スポットの位置を把握できるシステムを構築しました。

上記デジタルラリーキャンペーンシステムの提供により、認知度の低い充電スタンドの位置を一般の利用者様に認知していただけるように繋げられたことに対してお客様は非常に喜ばれていました。さらには本施策の実施によって新たな課題や改善点を発見でき、それらを踏まえたより良い施策の実施、今後の活動へと活かしていくための貴重なフィードバックを得ることができました。