最近、AI(人工知能)を使って業務効率化したり、いつも使っているアプリが実はAI(人工知能)が搭載されていたなんてことが当たり前になってきました。だから「AI(人工知能)があればドラえもんは作れるでしょう?」なんて思ってる方もいますよね。
ちょっとまって!まだそんなすごいAI(人工知能)いないから!
そうなんです。ドラえもんのような万能なAI(人工知能)はまだありません!(ドラえもんのようなAIを汎用人工知能と言ってまだ存在していません。)
ですが、このAI(人工知能)に「できること」「できないこと」を判断するのにはAI(人工知能)の知識が必要不可欠。
ですからAIZINEを運営している運営会社お多福labはそんな方のために「AIとは何か」といったセミナーを開催しました。
そこで今回は1月29日に開催した「【参加費無料・懇親会あり】『AI入門』初めての人工知能 〜人とAIの適材適所〜 #お多福勉強会01」の内容をレポートします。
AI(人工知能)初心者大歓迎!お多福勉強会01とは
先日「【参加費無料・懇親会あり】『AI入門』初めての人工知能 〜人とAIの適材適所〜 #お多福勉強会01」というタイトルで、第一回目の勉強会を株式会社 Aimingさんのスペースをお借りして開催しました。
この勉強会は初心者向けということもあり、早々に満了。
当日は会場内いっぱいに、小学生から社会人といった幅広い層に参加いただきました。ありがとうございます!
さて、まずは今回の勉強会の登壇者をご紹介しましょう。
AI(人工知能)とは?実際の実例からお教えします
まずはじめに羽場さんから「AI(人工知能)の基礎知識と活用事例」について。
よろしくお願いしますー
冒頭でもお話しましたが、AI(人工知能)は知識がないと何ができるのかといったことがわからないですよね。羽場さんも日々お客様から「こんなことってできないんですか?」や「業務に使うにはどうしたらいいですか?」といったご相談を受けているのですが、そんな中で「そもそもAI(人工知能)って何?」っといった話もお聞きするそうです。
ですから今回はAI(人工知能)の基礎知識から、AI(人工知能)の適材適所やどのように利用すればいいのかといったことをお話してくれました。
AI(人工知能)についてご存知の方にはあまりにも入門編すぎるかもしれませんが、AI(人工知能)は何ができるのかといった気づきをみなさまに与えたいなと思っています。
AI(人工知能)とは何か
それでは早速、「AI(人工知能)とは」という基礎知識について。…なんですが、
そもそもAI(人工知能)っていう言葉が一人歩きしすぎてると感じますし、自分もお多福labに転職する前はAI(人工知能)ってなんや?って思っていました。
ということで、AI(人工知能)とは何か定義を調べてみたそうですが、AI(人工知能)は明確な定義が無いです。ですから人によっていろいろと定義されています。
最初にAI(人工知能)を定義したのは、ジョン・マッカーシー氏。
AI(人工知能)を使うには?活用事例をご紹介
それではこの定義を頭に入れて、AI(人工知能)とは何ができるのか見ていく事にしましょう。
まず一つ目にみなさんがよく使うGoogle検索について。
これもAI(人工知能)を使っています。例えばAI(人工知能)について調べた場合、実は人それぞれで検索順が変わるのですが、それは検索する人に合わせて検索結果を入れ替える仕組みでこれにAI(人工知能)が使われています。
また、みずほ銀行とソフトバンクさんが作ったJ.Scoreという与信のスコアにもAI(人工知能)が使われているのですが、
このJ.Scoreは、その人の年収だったり家族構成といった情報を過去のデータと照らし合わせてこの人ならどれくらい融資できるのかといった予測をしています。
このようにAI(人工知能)でできることはいろいろあります。
ですが羽場さんは、お多福labでお客様にAI(人工知能)を提案する中で感じることがあるそうで、
業務に落とし込んだときに何ができるのかといったところが課題になります。よくあるのが人材不足だったりといった問題だったり、さらに突き詰めると採用がする時間が取れない。働き方改革で残業ができない。といった話を聞きます。
その課題を詳しく突き詰めると、例えば単純作業や技術継承アルバイトのシフト管理などといった部分にはAI(人工知能)が活用可能です。
AI(人工知能)活用で何かございましたらご相談ください!
ちょっと休憩。AIZINEライターがおすすめする「AIとは何か」記事
ここで登壇者交代をして、今度は初歩的なAI(人工知能)とは何かについての話をつっちーがおこないました。
先ほど羽場さんからAI入門のお話がありましたが、それでもなかなかAIを理解するのは難しいですよね。このセミナーでAI(人工知能)のことをお話しましたが、今回のようなセミナーで話を聞いても結局家に帰ったら内容を忘れてしまうってことがあります。
そんなお悩みを持ってる方におすすめなのがAIZINEの記事を読むことです。
そこで今回は1300記事ほどある中からつっちーがおすすめベスト3を選んできました。
こちらの記事に目を通してもらえれば必ずドヤ顔できます。
ドヤ顔できる!AI 入門におすすめの記事トップ3!
それでは3つのドヤ顔記事をご紹介しましょう。
まず第3位!
「今さら聞けない…AIの意味とは?何の略?3分でわかるAIのキホン」
この記事ではそもそものAI(人工知能)の意味だったり定義だったりといった、AI(人工知能)の基本のきの部分を読むことができます。
AIについてまったくわからないって方におすすめの記事です。
そして第2位!
「ディープラーニングとは?何それおいしいの?っていう人向けの超入門編」
現在ディープラーニングというAI(人工知能)技術が注目を集めているのですが、そもそもなぜこのディープラーニング技術が注目を集めているのかや、ディープラーニングは何がすごいのかをまとめています。
難しいことばを使わずに優しい言葉で私がまとめました!
では最後に第1位!
AIを導入したい企業さんに知っておいてほしい28つのこと
AI(人工知能)は素晴らしい活用だったり功績だったりに目が実際のところまだまだ国内ではAI(人工知能)の活用は進んでいません。ですからAI(人工知能)導入で失敗してしまったケースや、導入する際に知っておきたいポイントをまとめました。
非常に長い記事ではございますが、AI導入を検討している方には必ずお役に立つ記事だと思います。
と、AI(人工知能)入門の方にわかりやすい記事を3つご紹介しました。どれもAI(人工知能)とはがわかる記事ですので是非読んでみてください。
でもやっぱり一押しの記事はこれですよね。
僕が会社をクビになってもAIエンジニアを目指したその訳とは
私は当初AIエンジニアになりたくて実務経験なしの状態で入社をしたのですが、現実はうまくいかず1ヶ月半で首になったんですよね。
と、突然自分の記事の宣伝をはじめたつっちーですがセミナー会場では苦笑い。内容は割愛しますが、終始苦笑いの空気のままAIZINEの紹介は終わりました。
(このあと、お多福lab社長から突然のお多福labの社歌の生演奏(羽場さんは聞かされておらず)が始まり場を和ませてくださりました。)
世界のAI(人工知能)の状況は?AI(人工知能)の海外事情をご紹介
休憩を挟んでお話くださったのは国立研究開発法人情報通信研究機構の篠崎博士です。篠崎博士からはAI(人工知能)のもう少し専門的な、世界のAI(人工知能)事情についてをお話くださいました。
普段は脳の研究をやっているのですが、実は通信というのと脳のというのはすごく近いんですね。
と、最初は篠崎博士の研究についてご紹介がありました。このような研究をされているのでもちろん世界で活躍されているのですが、その世界で日本人に出会わないそうです。
日本人と会えなくて寂しいんですよ。ですから国際会議と言われている学術会議にみなさんも参加してほしいので国際会議をご紹介します。
今回ご紹介いただいたAI(人工知能)に関する国際会議は「NeurIPS(ニューリップス)」。
もちろん世界最大なので、世界トップクラスの技術と人材が集まるそうで、人材獲得のためにもここに参加されている方も多いそうです。
この会ですが出展するのも大変で80%はお断りされるそうで、また参加するだけでも大変で、だいたい10分くらいでチケットが売り切れるとか。
AI(人工知能)が参加人数を予測したのですが、2040年の参加人数は世界の人口を超えるのではないかと学会で発表されました(そういうノリのが学会です)
変わったところだとNSA。ここはアメリカのスパイ組織ですねー。人材獲得のためにブースを出してるんですよ。
このような最先端技術が実機や映像で展示されています。また、このようなソフト面の展示ばかりではなくAI(人工知能)用のハード面の展示も増えていて競争が本格化しているそうです。
では、NeurIPSの内容をまとめるとこんな感じ。
- EXPO: 企業展示(企業ブースの展示 & 企業による口頭発表)
- Tutorial: 教育講演(最新技術の概要を満遍なく解説)
- Conference: メイン発表(厳しい審査を通過した質の高い研究発表)
- Workshop: サブ発表(それぞれのWorkshopの審査を通過した研究発表)
NeurIPSに参加される場合のおすすめパターンとしては、EXPO:出てTutorialに出て、Conferenceはスキップして、Workshopに出るです。そして残った日はスキー行きましょう。
他にも、NVIDIA GTCというNVIDIA社が主催する国際会議があります。
NVIDIA GTCの展示でスゴイところは、例えば自動運転ならその自動運転車を、またトラクターの自動運転ならトラクターを展示。といったように実物を展示していること。実物を見ることができるのは良いですよね。
当日答えられなかった質問を回答について
このように、3人の登壇者によるAI(人工知能)とは〜から世界の事情についてお話しました。
ところで今回のセミナーでは質問を受け付けていたのですが、盛り沢山で開催しましたので質問にほとんど回答できずで終了してしまいました。(ご参加くださったみなさま申し訳ございません。)
そこでその場で出た質問を少しですが回答させていただきます。
篠崎博士「ディープフェイクですね。こういうことは大きな会社さんがハンドリングしています。そういう意味ではある程度コントロールされているのでデストピアは起こらないのかなと思っています。」
応援ありがとうございます!温かい目で見守って頂ければ幸いです^^ つっちーが書いた過去の記事はこちらからご覧いただけます↓
AI会社は大きく2つに分類できます。一つは、AI(機械学習)エンジニアを社内に抱えており、機械学習モデルを自社で開発する会社。もう一方は、他社が開発した機械学習モデルをシステムに組み込んでサービスとして提供している会社です。弊社は、世界中から優秀なAIエンジニアが集まっており、もちろん前者に分類されます。
今回は、羽場からAI(人工知能)とは何かといったところからAI(人工知能)の活用事例を中心にお話しました。次につっちーからAIZINEについて、AI(人工知能)入門者に読んでいただきたい記事ベスト3を、最後に篠崎博士からAI(人工知能)の国際会議のお話をいただきました。
羽場さんがお話したように、AI(人工知能)は定義が定まっておらず、世間の認識もバラバラな状態です。
ジョン・マッカーシー氏が「推論・判断などの知的な機能を備えたコンピューターシステム」と最初に定義しましたが、今回お話したような、様々な活用事例やAIZINEの記事でAI(人工知能)とは何か自分なりの定義ができるよう深めていけると良いですよね。
そして、篠崎博士がお話されたような世界のAI(人工知能)に飛び込んでいってください。
NeurIPSは参加してみたい!そしてスキー行きたいです。
それでは今後も定期的に勉強会をしていきますのでぜひ興味がありましたらご参加ください。大阪でAI(人工知能)を一緒に盛り上げましょう!