スマートウォッチが発売開始されてから徐々に知名度は上がり、身につけている人も以前に比べ増えてきましたよね。アメリカではすでに10人に1人以上が持っている一般に認知されたアイテムとなっています。
そんなウェアラブルデバイスの1つに「スマートリング」というものがあることを、知っている人はまだ少ないでしょう。スマートリングの知名度や普及率は低いですが、確実にその需要は高まってきており日本でも徐々に注目され始めています。
また、スマートリングはとても小さいのにスマートウォッチに負けない性能を持っており、手に何も持たずしてまるで魔法を使っているかのように私たちの生活を便利に暮らしやすくしてくれるに違いありません!
そんなわけで今回は、そんなスマートリングの特徴や使い方と、スマートリングの「token」を例に挙げその全貌を詳しくお伝えします。
スマートリングってそもそもなに?
スマートリングを知らない方のために、まずはスマートリングとは何なのか紹介しましょう。
ウェアラブルデバイスが誕生した当初は、アクティブトラッカーと呼ばれる日々の運動量を記録してくれる機能がメインでしたが、今ではさまざまな機能が追加されより実用的に進化しています。その代表としては、性能とデザイン性の高いアップルウォッチが一時期話題になりましたよね。
そんなウェアラブルデバイスの中でも、指にはめて使用するリング型デバイスのことを一般的には「スマートリング」と呼んでいます。スマートリングもその手軽さから運動量や睡眠状態、脈拍などを記録し健康管理やトレーニングに主に使用されていました。しかし、近年スマートウォッチに負けない多くの機能を搭載する機種が続々登場し話題となっています。
また、時計やリストバンドタイプのウェアラブルデバイスより小さく軽いので、アクセサリー感覚で身につけやすいだけでなく、スマートリング本体のファッション性も向上しています。中には本当のアクセサリーのようにジュエリーの施されたものもあるんだとか!
スマートリングは数万円で購入できるものから数十万するものまで価格は幅広く、どんなことに使いたいのかを明白にして使用目的に合わせて商品を選択するのが大切です。
まるで魔法!スマートリングの主な特徴や使い方
スマートリングと一言にいってもその特徴や使い方はさまざまです。基本的な特徴としてはスマートウォッチと同じく、電話やメッセージの通知をライトやバイブレーションで受けることができることでしょう。
また、スマートフォンやタブレットに指輪をかざすだけでロック解除ができる機能もが定番ですが、スマートロックと呼ばれるドアロック解除対応機種ではカギを取り出さずに、その指輪で車や家のロックを解除することもできます。さらに、音声アシスト機能が使える機種もあるので、外出先でスマートフォンを取り出さずに天気やスケジュールを確認できるのは魅力的ですよね。
続いてはスマートウォッチにはない、スマートリングならではの機能を紹介しましょう。
その1つはジェスチャーコントロールです。スマートリングを装着した指で決められたジェスチャーを行うことによって、音楽を鳴らしたりカメラを起動させたり、家電の操作ができます。なんと空中に指で字を書きメッセージの送信も可能なんだとか!まさに魔法のようです。
また、骨伝導の技術によって、スマートリングを装着した指で耳に触れるだけで通話可能なものもあります。指を触れている自分だけにしか聞こえないので、電話や音声アシスト機能も気兼ねなく行えますよね。
さらに、パソコンのマウス代わりに使えるものもあります。パソコンとBluetoothで接続しスマートリングを人差し指につけ、マウスと同じように手を動かすだけでまるでマウスを本当に操作しているかのように利用できます。加えて、セキュリティ面においては指輪をはめるときに指紋認証が行われ、登録した人以外の指では反応しないなんて機能もスマートリングならではの特徴です。
どのスマートリングも基本的には専用アプリをダウンロードし、スマートフォンとBluetoothで接続して使用します。家電をコントロールするには中継器を使いWi-Fiで接続する必要がありますが、どちらにしても無線で何も持たず、触れずに操作ができるなんてまるで魔法のようですよね。
スマートリングを日本で利用するメリットとは
まだスマートリングは日本でほとんど普及していませんが、もちろん日本でも利用可能です。日本で販売されているスマートフォンの画面はだんだん大型化してきているので、スマートフォンを取り出さずに操作できるようになるのは日本で利用するメリットでしょう。
さらに、日本では通勤や通学で電車を利用する人は少なくありませんよね。スマートリングを使うことによって、駅で落とし物や忘れ物を減らせることやスムーズに改札を抜けられるということも大きなメリットです。手首をかざすスマートウォッチより、指をかざすスマートリングの方が動作は行いやすいですよね。
NFC搭載「token」は手をかざすだけで使えるスマートリング
次は、日本でも進んでいるキャッシュレス決算に対応するスマートリング「token」を紹介します。
アメリカニューヨークに拠点を置く会社から発売されている「token」というスマートリングは、NFCが搭載されているので専用アプリをスマートフォンにダウンロードしクレジットカード情報やICカードの情報を登録するだけで、キャッシュレス決算が簡単に行えます!
1回の充電で最長14日使用でき、50mm防水仕様なので普段の生活はつけたままでも大丈夫ですが、もし外した時に紛失してしまってもそのセキュリティ面はスマートリング界においてトップクラスです。
リングをはめるときに指紋認証でユーザー確認されるので登録している人以外では反応せず、また指から外された状態でもすべての機能がロックされるため不正利用の心配はないでしょう。指紋情報もスマートリング本体に記録されるだけなのでメーカーからの流出もあり得ないということも素晴らしい点ですよね。
※ほかのスマートリングについての紹介はこちら
さて、今回はスマートリングの特徴や使い方と、スマートリング「token」を例に挙げその全貌を詳しくお伝えしました。その内容を振り返ってみましょう。
- スマートリングとは:スマートウォッチと同じウェアラブルデバイスの1つで、スマートフォンやパソコンと連動してわたしたちの生活を便利にしてくれるものです。その機種によって機能や価格はさまざまでしょう。
- まるで魔法!スマートリングの主な特徴や使い方:スマートウォッチと同じ機能だけでなく、ジェスチャー操作ができることや骨伝導技術による通話、リング装着時の指紋認証が特徴です。
- スマートリングを日本で利用するメリット:キャッシュレス化が進んできている日本では、キャッシュレス決算をスムーズに行えることがスマートリングの一番のメリットでしょう。
- スマートリング「token」は手をかざすだけで使える:「token」はキャッシュレス決算やロック解除機能など手をかざすだけで行えます。指紋認証機能も搭載しており、セキュリティ面はトップクラスです。
これからの数年でウェアラブルデバイスが次第に全世界で普及していくと予想されています。スマートリングはスマートウォッチにも劣らない性能だけでなく、デザイン性や安全性も飛躍的に向上しているのでウェアラブルデバイスと言えばスマートリングとなる日も遠くないかもしれませんよね。