【2021年版】Python超初⼼者におすすめしたい!⼊⾨書9選 | AIZINE(エーアイジン)
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【2021年版】Python超初⼼者におすすめしたい!⼊⾨書9選

【2021年版】Python超初⼼者におすすめしたい!⼊⾨書9選

はじめてPythonの入門書を選ぶときは、どれが良いのか迷ってしまいますよね。「Python 入門書」でインターネット検索すると、たくさんの入門書の情報が出てきます。例えば、初心者でもPythonでゲーム開発ができる本、初心者向けでもプログラミング未経験向けと経験者向けなど、さまざまな入門書が出ています。

しかし、それらの情報に目を通していくうちに「本当に自分に合った入門書はどれだろう」、と余計にわからなくなるかもしれません。特にプログラミング自体が初めての超初心者は、入門書を選ぶ基準自体がわからないので、迷うのは当然です。

そこで今回は、Pythonを「始める前」「始めてから」「実践しながら」の3つのシチュエーションに分けて、これからPythonを始める超初心者におすすめしたい入門書についてお伝えします。

まずはPythonはどんな⾔語か解説

Pythonのイメージ
Pythonは、1991年にオランダのグイド・ヴァン・ロッサム氏によって開発されたプログラミング言語です。Python(ニシキヘビ)という名前は、ヘビが由来だと思いますよね。実はヘビではなく、イギリスのBBCのコメディー番組「空飛ぶモンティ・パイソン」から名前を取りました。

Pythonの開発はもともと公式ではなく、1989年にクリスマスの暇つぶしに気軽な感じでスタート。そのためグイド氏もそんなに深くは考えず、たまたま「空飛ぶモンティ・パイソン」からPythonと命名しました。

そして、誕生してから20数年が経過した現在のPythonは、次のさまざまなプログラム開発で使用されています。

  • Webアプリ・サービス
  • ゲーム
  • スマートフォン用アプリ
  • デスクトップ用アプリ
  • AI(人工知能)
  • ブロックチェーン(仮想通貨に使用されている技術)
  • データ分析

上記の用途の多さから、Pythonが頼りがいのあるプログラミング言語だということがわかりますよね。特に近年は、多くのAI(人工知能)開発に使用されているプログラミング言語として、ITエンジニアの世界では有名です。

Pythonにはライブラリと呼ばれる、よく使用されるプログラムをまとめたプログラム集を多く備えています。そして、PythonがAI(人工知能)開発で重用されているのは、複数の高度な計算ライブラリを使用できるためです。

AI(人工知能)開発では、データ処理に高度な計算プログラムが必要です。そこでPythonを使えば、そのライブラリを呼び出すだけで、簡単に高度な計算プログラムを組み込み使用できます。Pythonのように、高度な計算プログラムをすぐに使用できるプログラミング言語は、ほかにありません。そのため現在では、AI(人工知能)開発でPythonが事実上の標準言語になりました。

そしてPythonが持つメリットは、ほかにもあります。それは次で紹介しましょう。

Pythonはどんなメリットがあるのか

プログラミングのイメージ

Pythonのメリットには、先ほどの「さまざまなプログラム開発ができる」、「ライブラリ」も含まれています。そして、次の2つはPythonの主なメリットです。

メリット1:プログラムの記述量が少なく、書きやすい

Pythonは、使いやすさに焦点をおいて作られたスクリプト言語に分類されます。その特徴は、プログラムの記述量の少なさと、書きやすさです。

よく「Hello world!」をコンピュータの画面に出力する例題が、プログラミング言語の入門書で出されています。この例題を使ってPythonと、プログラミング言語の中でも習得が難しいJavaで記述量を比較してみましょう。

まずはJavaの記述量を見てみましょう。

public class Main {
public static void main(String[] args) throws Exception {System.out.println(“Hello World!”);}
}

一方、Pythonの場合は以下になります。

print(Hello world!)

両者を見比べてみれば、ひと目でPythonはプログラムの記述量が少なく、同時に書きやすいこともわかりますよね。記述量が少ないと、学ぶ側にとって覚える量が少なくて済みます。そのため「プログラムの記述量が少なく、書きやすい」は、超初心者から見れば習得しやすいメリットになります。

メリット2:エラーの原因を発見しやすく、修正しやすい

Pythonは、エラーを修正しやすいインタプリタ型のプログラミング言語です。プログラミング言語で記述したプログラムは、コンピュータが理解できる機械語(0と1で構成したプログラム)になおすコンパイル(翻訳)作業をします。

そのコンパイルの方法は2つあり、1つがインタプリタ型、もう1つはコンパイラ型で、先ほどのJavaは、コンパイラ型に属しています。コンパイラ型は、プログラムをすべて記述し終えてからコンパイルして、その後に実行する型のことします。しかしデメリットがあり、それはコンパイラ型でエラーが発生すると、原因を発見するのが困難になる傾向があります。

これに対してPythonが属しているインタプリタ型は、プログラムを1行ずつコンパイルしながら実行します。そのためエラーが発生しても、原因のところで実行がストップするので、早期の修正が可能です。

この2つは、多くのプログラム開発で使用されている大きな理由であり、超初心者にとってPythonを習得しやすいメリットです。

そして、いろいろなプログラム開発ができるようになるためにも、まずPythonの学習を始めましょう。では、これからPythonを始める超初心者におすすめの入門書を紹介します。

Pythonを始める前に読んで欲しい超初⼼者向けの⼊⾨書3選

初心者の本のイメージ
Pythonでプログラミングを始める前の事前学習で、まずは超初⼼者に読んでもらいたい入門書を3冊紹介します。

プログラミングを、はじめよう

「プログラミングを、はじめよう」は、Pythonの前にプログラミングについて知りたい人におすすめの本です。この本では、プログラミングの流れや仕組みについて、初心者が理解しやすいように解説。

そして、内容にはPythonを使った簡単なプログラミングが盛り込まれているので、少しですが、Pythonにも触れられます。そのため超初心者がプログラミングだけでなく、Pythonのイメージもつかめるようになるに違いありません。これからPythonを学び始める前に、プログラミングの事前学習をしたい人におすすめです。

いちばんやさしいPython入門教室

「いちばんやさしいPython入門教室」では、「プログラミングとは何か」から始めて、Pythonについて解説を進めている入門書です。本を開けると、イラストやカラー図解を使用して、Pythonの読み方、書き方の基礎を説いています。そのため超初心者でも、抵抗なく最後まで読めるでしょう。

またPythonを通して、プログラムの役割や作り方、プログラミング言語の種類など、プログラミングの基本も学習できる内容です。本格的にPythonを始める前に、プログラミングとPythonの基礎を学習したい人におすすめします。

スッキリわかるPython入門

「スッキリわかるPython入門」は、超初心者でも抵抗なく読み進められるPythonの入門書です。Pythonのプログラムは、記述量が少なく、書きやすいのが特徴ですが、超初心者からすれば、アルファベットや数字、記号で書かれたプログラムは、暗号みたいでわかりにくいですよね。そこで、この本ではキャラクターや指図を用いたストーリー仕立ての内容にして、難しいPythonのプログラムを超初心者でも理解しやすくしています。

そして、超初心者がPythonを学んでいくと共通して思う「なぜ」の疑問を丁寧に説明。Pythonを学び始める前に、Pythonの概略について知りたい超初心者におすすめです。

ここで紹介した3冊は、Pythonとプログラミングの初歩の入門書です。これからPythonを始める前の事前学習に活用してみましょう。

Pythonを始めてみた⽅におすすめしたい⼊⾨書3選

勉強のイメージ

先ほどは、Pythonの事前学習におすすめの入門書でした。次はPythonの学習を始めた人に活用してもらいたい、おすすめの入門書を3冊紹介します。

独習Python

独習Pythonは、Pythonでプログラミングをしながら学習を進めていく入門書です。この本では、Pythonの変数、データ型などの基本から、演算子(四則演算など)や制御構文、関数、標準ライブラリなど、Pythonの基礎をひと通り学習できます。

そして各項目は、「解説→例題→理解度チェック」の流れで構成しているので、その都度、自分が理解できたのかを確認しながら学習を進められます。Pythonの基礎をしっかりと身につけてから、スキルアップを目指す人におすすめです。

Pythonチュートリアル第4版

「Pythonチュートリアル」は、Pythonについてまとめた初心者向けの手引書です。その内容は、Pythonの基礎を理解しやすいようにまとめてあり、体系的に学習できます。

そして、「Pythonチュートリアル」の第3版はPython資格試験の「Python3エンジニア認定基礎試験」の教材です。この資格試験では、Pythonの基礎知識と技術の有無が問われます。つまり、この本で学習すれば、Pythonの基礎が十分身につくとともに、資格試験の取得もできるようになるに違いありません。

そのためPythonの習得と資格を取得して、将来、エンジニアを目指す人におすすめです。

最短距離でゼロからしっかり学ぶPython入門必修編

「最短距離でゼロからしっかり学ぶPython入門必修編」は、タイトルにもあるように最短でPythonの基礎を習得できる入門書です。この本では、Pythonで学ばなければならない内容を、ポイントをしぼって必要最小限にまとめてあります。

そして必要最小限の内容ですが、Pythonを学習すると出てくる疑問に対して、適切に解説してあるので抜かりはありません。そのため教材にも適しているので、世界中の中学校、高校、大学でテキストとして使用されています。なるべく早くPythonを習得したい人におすすめです。

これからPythonの学習を進めてスキルを上げるためには、基礎をしっかりと身につけておく必要があります。紹介した3冊はPythonの基礎固めに適しているので、気になる本があれば学習に活用しましょう。

Pythonで実践をしながら学びたい⽅向けの⼊⾨書3選

実践しながら学ぶイメージ
Pythonは、さまざまな用途でプログラムを開発できます。最後に、Pythonがよく使用される主な用途で、実践しながらPythonが学べる入門書を紹介しましょう。

Pythonでつくるゲーム開発入門講座

「Pythonでつくるゲーム開発入門講座」は、ゲームを作りながらPythonを学習できる入門書です。この本では、Pythonの基本と、Pythonでプログラミングするゲーム開発の基礎を学習できます。

超初心者の中には、「ゲームを作りたい」という思いから、Pythonを始めた人もいますよね。そんなPythonでゲーム開発ができるようになりたい人におすすめします。

PythonでExcel、メール、Webを自動化する本

「PythonでExcel、メール、Webを自動化する本」は、Excel、メール、Webの自動化をPythonでプログラミングする方法を説いている入門書です。現代の仕事でExcel作業やメール、Webの操作は、必須の業務になっています。

しかし、これらを手作業で行っていると時間がかかり、それがほかの業務にも影響することがあります。そこで、この本では、Excel、メール、WebをPythonで自動化するプログラミングを指南。現在、Excel、メール、Webの対応に時間がかかり、業務効率を向上させたいと考えている人におすすめします。

スッキリわかるPythonによる機械学習入門

「スッキリわかるPythonによる機械学習入門」は、Pythonを使ったAI(人工知能)技術の機械学習について説いてある入門書です。機械学習では、プログラミングはもちろん、数学、ライブラリなど幅広い分野の知識が必要になります。そのため習得が難しいと感じる方もいますよね。

そんなPythonを使った機械学習について本書では、多岐にわたる分野を個別に学習するのではなく、機械学習の流れに当てはめて繰り返し学習します。そのため、初心者でも少しずつ理解していける内容です。Pythonを習得したら、AI(人工知能)を勉強したいと考えている人におすすめします。

ここで紹介したのは、Pythonを使ったゲーム、仕事、機械学習について書いた本です。これらに興味を持っている人は参考にしましょう。

まとめ
さて、今回はPython超初心者におすすめの入門書を9冊紹介しました。

Pythonは、1991年にオランダのグイド・ヴァン・ロッサム氏が開発したプログラミング言語です。誕生から20数年が経過し、現在のPythonは、さまざまな分野のプログラム開発で使用されています。

特に近年のPythonは、これから普及が進むAI(人工知能)開発で多用されています。その大きな理由の1つは、AI(人工知能)開発に必要な、高度な計算プログラムのライブラリを複数備えていることです。このライブラリは、Pythonが持つメリットの1つ。このほかPythonをいろいろなプログラム開発に使用するメリットは複数あります。

中でも代表的な次の2つは、超初心者からの視点で見ると次のように解釈できます。

  • プログラムの記述量が少なく、書きやすい → 覚えやすいので、習得しやすい
  • エラーを修正しやすい → 原因がわかりやすいので、学習でつまずきにくい

つまりPythonは、超初心者でも習得しやすいプログラミング言語になります。そして今回は、これからPythonを始める超初心者におすすめの入門書を、3つのシチュエーション別に3冊ずつ紹介しました。

◎Pythonを始める前に読んで欲しい超初⼼者向けの⼊⾨書3選

  • プログラミングを、はじめよう - プログラミングの事前学習におすすめ
  • いちばんやさしいPython入門教室 - プログラミング、Pythonのイメージがつかめる
  • スッキリわかるPython入門 - Pythonの概要を学習できる

◎Pythonを始めてみた⽅におすすめしたい⼊⾨書3選

  • 独習Python - Pythonの基礎をしっかりと習得できる
  • Pythonチュートリアル第4版 - 基礎の習得と、資格試験の取得も可能
  • 最短距離でゼロからしっかり学ぶPython入門必修編 - 早期の習得を目指す人におすすめ

◎Pythonで実践をしながら学びたい⽅向けの⼊⾨書3選

  • Pythonでつくるゲーム開発入門講座 - ゲームを作りながらPythonを学習できる
  • PythonでExcel、メール、Webを自動化する本 - Pythonで業務の自動化が可能
  • スッキリわかるPythonによる機械学習入門 - 難しい機械学習も少しずつ理解していける

Pythonは比較的に習得しやすいプログラミング言語ですが、「プログラミング=難しい」というイメージから、始める前からあきらめる人も多いです。しかし、最近は超初心者向けで、Pythonについてやさしく解説した入門書が多数でているので、ぜひ活用してPythonを習得しましょう。

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