AI(人工知能)やGoogleの検索エンジンといった技術にPython(パイソン)が使われるようになってから、パイソンのことをもっと知りたい、パイソンを学びたいという人が増えてきましたよね。
実際に注目を集めているプログラミング言語だけあって、書店に行くとPython(パイソン)のコーナーがあり、インターネットで調べてもPython(パイソン)入門者用に作られたサイトはたくさんあります。
ですが、Python(パイソン)に対しての知識がなければ、本を読んだり関連サイトを見ても、今一つピントこないでしょう。
そこで、今回はPython(パイソン)についてゼロから学ぶという人に向けて、Python(パイソン)入門用の知識について説明します。ぜひ、この記事をきっかけにしてPython(パイソン)を学びましょう。
Python(パイソン)とは
Python(パイソン)は最近に作られたプログラミング言語というイメージがありますよね。実は、Python(パイソン)は1991年にオランダ人のグイド・ヴァン・ロッサムによって作られた古いプログラミング言語です。
ロッサム曰く、もともとPython(パイソン)はクリスマスの暇つぶしに作られたプログラミング言語だったとのこと。そもそもの動機としては、プログラムで「もっと使いやすい言語を開発したい」というきっかけがありました。当初はあまり注目されませんでしたが、2000年10月に公開されたバージョン2が登場してから、Python(パイソン)が実際に普及するようになります。このアップデートにより、様々な機能が向上しました。
Python(パイソン)を使うために必要な知識
Python(パイソン)を使うためには、まずはプログラミングに書かれたコードの理解が必要です。
Python(パイソン)は他のプログラミング言語と比べてコードがシンプルなので、初心者にとってマスターしやすい言語です。初心者にも分かりやすいプログラミング言語というのは心強いですよね。
また、Python(パイソン)を入門するにあたって、必要なアルゴリズムを理解しましょう。プログラムで使われているアルゴリズムは、順次処理、分岐処理、繰り返し処理の3つです。順処理は記述した順番に処理を実行すること、分岐処理は条件により処理の流れを変えることで、繰り返し処理は条件が成立している間処理を繰り返すことです。この3つのアルゴリズムを覚えるだけで、Python(パイソン)を理解するのが随分と楽になります。
知っておくべきPython(パイソン)の文法の形
初心者がPython(パイソン)入門の本を手に取ると、必ず出てくるのが、変数、条件分岐、繰り返し処理、リストとタプル、辞書、集合に関数などです。とりあえず、これらの文法をPython(パイソン)入門として学べば、Pythonの基礎を一通り学んだことになります。
また、変数の型にはint型、float型、str型の3つがあるのですが、入力するデータの種類によって厳密に分ける必要があります。int型は整数の数値のデータで、float型は小数点を含む数値のデータです。str型は文字列のデータです。なお、同じ数字でも数値として表すものはint型やfloat型ですが、文字で表すものはstr型になるます。変数の型が異なると計算ができませんので、注意が必要です。
Python(パイソン)のインストール方法
Python(パイソン)のインタープリタをインストールする方法はいくつかあるのですが、代表的なものはPython(パイソン)の公式ホームページからダウンロードする方法です。Python(パイソン)のインタープリタは無料で入手できます。ダウンロードが完了したら、ダウンロードしたファイルをクリックしてインストーラを起動します。
インストール下部にある [Add Python 3.x to PATH] に必ずチェックマークを付け、[Install Now]をクリックし、インストールを開始します。「Setup wsa successful」というメッセージが表示されればインストールが完了です。インストールが完了すると、スタートメニューにPythonのメニューが追加されます。
Python(パイソン)でできること
Python(パイソン)を学ぶと、今度はPython(パイソン)を使ってどんなことができるのかが気になりますよね。そこで、Python(パイソン)ができることをでも代表的なものを取り上げましょう。
まずPython(パイソン)でできることとして、AI(人工知能)の開発があります。AI(人工知能)にPython(パイソン)が使われている理由の一つに、ライブラリが充実し、開発も速いスピードで行われていることが挙げられます。また、Python(パイソン)は他のプログラミング言語に比べてコードの数も少なくてすむため、それだけ処理も速く行うことができます。
また、Python(パイソン)ではデータの自動入力ができます。これまで手動で処理していた大量のデータを、Python(パイソン)を利用することで業務時間を削減したり、効率よく業務を進めることが可能になりました。
Python(パイソン)を学ぶためにおすすめの本
書店に行けばPython(パイソン)の入門書はたくさんありますが、どんな本から学べば良いのか迷う方も多いですよね。そこで、Python(パイソン)入門者がプログラミングを学ぶためにおすすめの本をご紹介します。
Python 1年生 体験してわかる! 会話でまなべる! プログラミングのしくみ
Python(パイソン)の基本的な内容はもちろん、AI(人工知能)を使った画像処理までが一冊の本に書かれています。会話形式で分かりやすく書かれているため、最後までつまづくことなくパイソンを勉強できるでしょう。
1週間でPythonの基礎が学べる本
タイトルに書かれている通り、1週間でPython(パイソン)の基礎を一通り学ぶことができます。四則計算のプログラムから少しづつ複雑なプログラムへと、順序立てて解説していますので、まったくの初心者でも理解できる内容となっています。
知識ゼロからの機械学習入門
機械学習でPython(パイソン)がどのように使われているのかということを、実践をまじえながら分かりやすく解説しています。Python(パイソン)の文法についてもひととおり説明していますので、この1冊で大まかな文法の知識を得ることができます。
Python(パイソン)をさらに使いこなすためのコツ
Python(パイソン)を使いこなそうとするには、まずは本に書かれているソースコードを読むだけでなく、自分の手で入力して、実際に動かしてみることが大切です。自分の手を使ってプログラミングを入力することで理解が深まるからです。
また、プログラミングを入力していると、最初のうちは本に書いているように動かないことが多いですよねそんな時は、どうして動かないのだろう、どこが間違っているのだろうと考えることが大切です。プログラムが動かない原因を考え、間違いを見つけることによって、プログラムの文法をより深く理解できます。何より、ミスに気が付いて、プログラミングが思うように動いたときというのは、何かをやり遂げたという達成感があるに違いありません。
さて、今回はPython(パイソン)について、入門用の知識を説明しました。それでは、今回ご紹介した内容をまとめると、以下になります。
- Python(パイソン)はプログラミング言語の一つ。シンプルなコードなので、入門者にも理解しやすい
- Python(パイソン)を使うためには、まずはプログラミングに書かれたコードを理解する
- Pythonを学ぶなら、必ず覚えておくべきなのが「変数」。変数にはint型、float型、str型
- Python(パイソン)のインストール方法は、公式サイトからダウンロードする
- Python(パイソン)でできることの代表的なものとしては、AI(人工知能)開発やデータ自動入力がある
- Python(パイソン)を学ぶためにおすすめの本には「Python 1年生 体験してわかる! 会話でまなべる! プログラミングのしくみ」「知識ゼロからの機械学習入門」「知識ゼロからの機械学習入門」がある
- Python(パイソン)を使いこなそうとするには、まず自分の手で入力して、実際に動かしてみることが大切
Python(パイソン)ができるようになると、プログラミングの幅が一気に広がります。ぜひ、これをきっかけにPythonを学びましょう!
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