2020年から小学生の勉強に必修化されたりと、最近何かと話題の「プログラミング」。できることなら、楽しく学びたいですよね。
ついでに大人も楽しみたい!
そういう方には、プログラミングのおもちゃがおすすめです。おもちゃで楽しく遊びながら、プログラミングの基礎知識を身につけることができます。とは言え、どんなおもちゃを選んだらよいのか迷ってしまうでしょう。
そこでこの記事では、幼児から大人まで、年齢別で楽しめるプログラミングおもちゃを20種類ご紹介しつつ、プログラミングおもちゃを購入する前に気をつけたいこともお伝えします。まずは、プログラミングおもちゃってどんなものなんだろうというところから見ていきましょう。
プログラミングおもちゃって何?
プログラミングおもちゃとはずばり、おもちゃで遊びながら、自然とプログラミング的思考を学べてしまうおもちゃです!
このようにプログラミングのおもちゃで遊ぶと遊び感覚で、プログラミングに必要な概念が身につきます。
幼児でも楽しめるプログラミングおもちゃ7選
まだ文字がすらすらと読めない幼児さんでも楽しめるものが多数あります!一つ一つ紹介しましょう。
コード・A・ピラー
子供って、いもむしやダンゴムシが大好きですよね。そんな子供たちにウケること間違いないのが、こちらのコード・A・ピラー。関節一つひとつが、「前進」「左折」などの命令パーツになっていて、動かしたい順番でつなげることで、思い通りのルートを歩かせることができます。
フィッシャープライス プログラミングロボ コード・A・ピラー DKT39
Code & Go ロボットマウス
壁パーツやトンネルパーツを使って迷路を作り、ゴールにチーズを配置し、それをマウス型のロボットに取りに行かせるというコンセプトのプログラミングおもちゃです。
マウスロボットの背中にあるボタンを押すことで簡単にプログラミングできるため、プログラミングの入門にぴったりのおもちゃです。
キュベット
まず、この見た目がかわいいですよね!こちら、プログラミングおもちゃとしては珍しく、木製です。ボードにコーディング用ブロックをはめて、キュベットというキューブ型のロボットに指示を出しましょう。すると作ったプログラミングに応じて、キュベットが動きだします。
優しい色使いの見た目でインテリアに溶け込むのも、嬉しいポイントですよね。
コーディングロボット ボットリー
かわいらしいロボットを命令通り走らせるおもちゃです。命令は矢印マークのあるリモコンで事前に登録するので、文字が読めなくても安心です。
少し複雑なため、対象年齢は5歳からです。
カードでピピッと はじめてのプログラミングカー
車に「直進」や、「右を向く」などの命令カードを読み込ませ、地図上を走らせるおもちゃです。ただ目的地へ行くだけでなく、「駅からパン屋へ寄って、工事中の場所を迂回しながら家へ帰る」などさまざまなミッションがあるため、楽しくプログラミングを学べます。
アンパンマン はじめてプログラミング! どの道とおる?アンパンマンドライブカー
はい出た!アンパンマン!どうして子供はアンパンマンに惹かれるのか。その理由は謎に包まれていますが、ともあれ幼児はアンパンマンが大好きです。
うちの二歳児も、アンパンマンのアニメは一度も見せたことがないし、アンパンマングッズを買ったこともないのに、なぜかアンパンマン大好きです。本当に不思議。
こちらは「カードでピピッと はじめてのプログラミングカー」に似ていますが、プログラミングは本体の矢印ボタンを押すことでできるため、より簡単に操作が可能です。アンパンマンは幼児相手だったら「外さないグッズ」なので、プレゼントにもよさそうですよね。
アーテック アリロ alilo
パネルを並べてコースを作り、そこをaliloくんに走ってもらいます。もちろんaliloくんには事前にどのように走るのかを指示し、意図したとおりに走れば成功です。
こちらは、本体のボタンを押すだけで簡単にプログラミングができますが、対応アプリで本格的なコーディングも可能です。小さい頃は本体のボタンでプログラミング、小学生になったらアプリでプログラミングと、かなり長く遊べそうですよね!
小学生が遊びながら学べるプログラミングおもちゃ10選
小学生は文字が読めるようになり、パソコンやタブレットの操作もできるようになりますよね。そうすると複雑な思考もできるようになる小学生におすすめのプログラミングおもちゃは多数あり!ラインナップの層はかなり厚いです。
toio(トイオ)
かわいらしいキューブ型のロボットに、命令カードを読み込ませることで、目的地まで導きます。この命令カード、パソコン上で動かすスクラッチなどのビジュアルプログラミングの形に似ているため、手を動かして遊びながら、いつの間にかプログラミングの基礎が身につきそうです。
見た目のかわいさもあり、プログラミングの最初のとっかかりとしてはかなり良さそう!
ラーニング リソーシズ(Learning Resources) Let’s Go Code! アクティビティセット
迷路マットで作ったコースを走るのは、ロボットや車のおもちゃではなく、なんと人間!一人が、「前へ歩く」「左を向く」などのコーディングカードで指示を出し、もう一人がその通りに動き、ゴールを目指します。実際に体を動かしながら、楽しくプログラミングが学べるおもちゃです。
KOOV(クーブ)
優しい色使いの半透明ブロックを組み立て、センサーやケーブルを繋げ、KOOV専用のアプリをインストールしてプログラミングすることで、思い通りに動かせるおもちゃです。初心者向けに設計図もあり、それを見ながら恐竜などをすぐに組み立てることができます。
LEGO WeDo2.0
組み立ておもちゃと言われてすぐに思いつくのが「レゴブロック」でしょう。こちらは子供たちが大好きなレゴで、プログラミングを学習できるおもちゃです。
専用アプリでプログラミングをしますが、センサーも付いていて、「障害物があったら音を鳴らして止まる」などのコーディングもできます。
mBot(エムボット)
車の形をしたロボットを組み立てて、スマホでラジコンのように操作できるおもちゃです。このままでも楽しめますが、さらに温度センサーや光センサーなどさまざまな拡張パーツもあるため、最初のセットで物足りなくなってしまったら、さらに遊びの幅を広げることが可能です。
プログラミングは、ビジュアルプログラミングとして有名なスクラッチでできるため、本格的にプログラミングを学びたい子供におすすめのおもちゃです。
edison(エジソン)プログラミングロボ
車の形をしたロボットが、光を追いかけたり線に沿って走ったりするこちらのおもちゃ、テレビのリモコンでも操作できてしまいます。また、レゴブロックを取り付けられるため、好きな形にカスタマイズすることも可能。
プログラミング以外にも動かす方法がたくさんあるため、もし子供がプログラミングに興味を持てなくても、他の遊び方ができるのがおすすめポイントです。
Ozobot(オゾボット)
こちら、手のひらサイズの小さくてかわいらしいロボットです。画用紙に描いた線をトレースしながら進みます。ただトレースするだけでなく、線の色で「Uターン」や「右折」などの命令をすることができます。また、パソコンでコードを書いて、それを読み込ませることで操作も可能。さまざまな遊び方でプログラミング脳が鍛えられるかもしません。
embot(エムボット)
組み立てタイプのおもちゃはプラスチック製が多いですが、こちらは段ボール製です。段ボールを使用することで他のプログラミングおもちゃよりも安価ですし、段ボールが持つ温かみが嬉しいですよね。
段ボールをレシピ通りに組み立て、アプリでプログラミングをします。アプリのレベルは5段階あり、ブロックを並べるだけのレベルから、ifや繰り返し、さらには変数まで扱えるため、入門から本格派まで、幅広く遊ぶことができるでしょう。
Code Master(コードマスター)
NASAのプログラマーが考案したというボードゲームです。指定条件をクリアしながら、ゴールまでの最短距離を考えるなかで、遊びながらコーディングの基礎が学べます。プログラミングの基礎となるループ処理やifなどの思考方法も同時に身につきます。
パソコンやタブレットが要らないのも、嬉しいポイントですよね。
ソビーゴ
画像参照元:ソビーゴ | 遊びごころで未来をつくる
段ボールで作ったロボットを動かすことができるおもちゃです。走るのはもちろんのこと、腕も動かせるため、ダンスをするプログラムを組むなど、より自由度の高いプログラミングができます。
中高生から大人まで楽しめる本格派のプログラミングおもちゃ3選
大人だってプログラミングを楽しみたい!という方もいるでしょう。そんなあなたにも大人も楽しめる本格派のプログラミングおもちゃをご紹介します。
MaBeee(マビー)
画像参照元:MABEEE(マビー)
こちら、電池型のIoTツールとなっていて、すでにあるおもちゃの電池をMaBeeeにすることで、電池を通しておもちゃを制御することができます。
スクラッチと連携することで、おもちゃや電球の調整をプログラミングすることもでき、電池で動く身近なものを自分の思い通りに制御できます。
スフィロ ミニ
ピンポン玉くらいの大きさのボールを、スマホなどで操作することができるおもちゃです。専用アプリを使ってプログラミングすることで、ボーリングなどを楽しむこともできます。プログラミングはビジュアルプログラミングの他、JavaScriptでもコーディングできるため、大人でもがっつり遊べます。
口コミを見ると、猫も大喜びだそうです(笑)想像するとかわいい…。
MESH(メッシュ)
こちらは一つひとつがそれぞれ、動きや明るさ、温度や湿度を感知できるセンサーになっていたり、LEDライトやボタンなどの役割が割り振られていて、それらを連携させることができるアイテムです。
専用アプリでプログラミングをすることで、例えば「暗くなったらLEDを光らせる」「人が通ったらアプリにお知らせをする」などの条件をつけられます。IoTブロックを利用することで、プログラミングが身近に感じられるでしょう。
さて次は、プログラミングおもちゃを購入するにあたって、気をつけるべきことをご紹介します。
プログラミングおもちゃを購入する前に気をつけるべきこと
プログラミングのおもちゃを買うときに気を付けることは、大きく「対象年齢」「組み立て品か完成品か」「パソコンかタブレットが必要か」があります。それぞれ詳しく見ていきましょう。
対象年齢
プログラミングおもちゃは子供のスキルによってさまざまな展開がありますが、特に小さな子供は誤飲などの心配があるため、対象年齢はしっかりと確認しましょう。
組み立てタイプor完成品タイプ
ブロックや段ボールを組み立てて、センサーやモーターを自分で取り付けてから遊ぶタイプのものと、すでに完成されたものを使用して、プログラミングを楽しむタイプのものがあります。
レゴブロックなど、モノ作りが好きな子供には組み立てタイプのほうがしっくりきますし自分で組み立てることで愛着も湧きますが、「組み立てるのが面倒くさい」と思うタイプの子供の場合はそこでつまづいてしまう可能性があるため、完成品タイプのほうが向いているでしょう。
パソコンやタブレットなど別途必要かどうか
プログラミングを、付属のカードや本体に付いているボタンで行うタイプのものと、専用アプリやパソコンで行うタイプのものとあります。
さて、プログラミングおもちゃを年齢別にご紹介しました。さまざまな年齢、スキルに合わせたおもちゃがたくさんあり、どれも遊びながら楽しくプログラミング脳を鍛えられそうなおもちゃばかりでしたよね。
プログラミングおもちゃを購入するときに注意するべきことをざっとおさらいしてみましょう。
特に小さな子供は誤飲の可能性があるため、しっかりと確認。
手を動かして物を作るのが好きな子には組み立てタイプ、組み立てるのは面倒くさい!すぐに遊びたい!という子には完成品タイプがおすすめ。
入門編はパソコンやタブレットが必要なく付属のものだけで完結するタイプ、スキルアップをめざすならアプリやパソコンでプログラミングをするタイプがおすすめ。
子供のやる気やスキルに合ったおもちゃで、楽しくプログラミングを学びましょう!