近年、人工知能(AI)の活躍により、IT業界が盛り上がっています。便利なアプリやサービス、機械学習、ディープラーニングなどはこれからさらに成長していくでしょう。そういった背景から「将来はIT業界に就職したい!」と考える若者も増えています。
しかし、IT業界に就職するためには、プログラミング言語の知識は必須。そして一言でプログラミング言語といってもそこには多種多様な種類と用法があります。
機械学習を構築できるプログラミング言語、webサイトを作れるプログラミング言語、アプリを作れるプログラミング言語など、さまざま。ですから「おすすめのプログラミング言語って何?」と思ってしまいますよね。
それでは、「プログラミング言語を選ぶ際の注意点やおすすめのプログラミング言語」をお伝えしましょう。
プログラミング言語を選ぶ際にはまず自分の目的を意識する
まずプログラミング言語を選ぶ際には、注意してほしいことがあります。
なぜなら、目的を持たないと、やりたいことができない可能性があるからです。
何も考えず、適当なプログラミング言語を勉強した場合、「これは自分のやりたいことではなかった」「自分には難しすぎた」「学習意欲が続かない」などの問題が起こるかもしれません。
将来、IT系の職業に就けたとしても、仕事内容が目的と違ったら嫌です。
ですが、目的がわからない方や、目的は分かっていても、その目的にあったプログラミング言語が分からない方も多いのではないでしょうか。
そこで次は、おすすめのプログラミング言語をお伝えします。目的がある方、ない方も参考にしてみてください。
おすすめのプログラミング言語トップ10
おすすめのプログラミング言語①:Python
まず最初におすすめするプログラミング言語は、「Python」です。
Pythonができることは以下のとおり。
- webアプリの開発
- 機械学習、ディープラーニングの開発
- データ処理や分析
- IoTのに関わるシステムの開発
もし、まだ具体的な目的がない方は、とりあえずPythonを学んでみるのもいいかもしれません。
Pythonは初心者でも理解しやすいため、そういった意味でもおすすめです。Pythonができるようになると、将来、大活躍できそうですよね。「将来は機械学習の開発に携わりたい方」「プログラミング初心者」はPythonを勉強してみてはいかがでしょうか。
おすすめのプログラミング言語②:java
おすすめのプログラミング言語の2つ目は、「java」です。
JAVAができることは以下になります。
- Androidアプリの開発
- 業務に使えるシステム開発
- webサービスの開発
- webサイトの開発
- デスクトップアプリの開発
- 家電製品の採用
プログラミング言語は実行できる環境が限られていることが多いのですが、javaの場合はパソコン、スマホ、電化製品など、どの環境でも実行可能だったりします。
このようにjavaは実行できる環境を選ばないので、途中で目的が変わりやすい方でも対応できますよね。
「将来何をしたいのか迷っている方」は、javaを勉強してみてはいかがでしょうか。
おすすめのプログラミング言語③:Ruby
おすすめのプログラミング言語の3つ目は、「Ruby」です。
- Rubyができることは以下になります。
- webアプリケーション
- スマホアプリ
- 機械学習
例えば、TwitterやクックパッドはRubyで作られています。これらが作れるようになったらワクワクしますよね。
「将来はwebアプリを作りたい」という方はRubyを勉強してみてはいかがでしょか。
おすすめのプログラミング言語④:PHP
おすすめのプログラミング言語の4つ目は、「PHP」です。
PHPができることは以下になります。
- webアプリケーションの開発
- ECサイトの作成
- 社内管理システム
- ファイルの操作
PHPを覚えると、webサイトやwebサービスのほとんどを作れるようになります。PHPを覚えると、web系の企業で活躍できそうですよね。
「将来はweb系の仕事に就きたい」と考えている人はPHPを勉強してみてはいかがでしょうか。
おすすめのプログラミング言語⑤:C#
おすすめのプログラミング言語の5つ目は、「C#」です。
C#にできることは以下。
- windowsのアプリケーション
- Mac OS
- スマホアプリ
- webアプリ
- ゲームの開発
例えば、マイクロソフトの公式サイトやマイクロソフトが出したサービスであるskypeはC#で作られています。Windowsのアプリが作れると、web系の企業で重宝されそうですよね。
「将来はwindowsのアプリを作りたい」という方は、C#を勉強してみてはいかがでしょうか。
おすすめのプログラミング言語⑥:Java script
おすすめのプログラミング言語の6つ目は、「Java script」です。
Java scriptでできることは以下になります。
- webサービス
- webサイト
webサイトの動きをつける部分は基本的にJava scriptでできています。
例えば、横にスライドする画像やGoogleマップ、カーソルを合わせると大きくなるボタンや、「削除したファイルはもとに戻せません」と表示されるポップアップウィンドウなどです。
ですからJava scriptの知識はweb系の仕事に就きたいのであれば必須だといえますよね。Java scriptができると、web系企業の面接でアピールできますし、「web関係の仕事に就きたい方」は、Java scriptを勉強してみてはいかがでしょうか。
おすすめのプログラミング言語⑦:Scala
おすすめのプログラミング言語の7つ目は、「Scala」です。
Scalaにできることは以下になります。
- webサービスの開発
- スマホアプリの開発
- 業務システムの開発
世界でもっとも使われているプログラミング言語がjavaだということを考えると、Scalaはとても便利な言語だといえますよね。
Scalaは、オブジェクト指向と関数系プログラミングの要素を混ぜてできています。この2つを十分に理解していないと、Scalaの習得は困難を極めます。ですから初心者のうちは、手を出さない方が無難でしょう。
とはいえ、Scalaは、IT業界での需要が高いプログラミング言語でもあります。Scalaができるようになると、他のプログラマーからも一目置かれるかもしれません。
習得は難しいですが「将来は一歩先を行く優秀なエンジニアやプログラマーになりたい方」は、Scalaを勉強してみてはいかがでしょうか。
おすすめのプログラミング言語⑧:C++
おすすめのプログラミング言語の8つ目は、「C++」です。
C++でできることは以下になります。
- スマホアプリ開発
- ゲーム開発
- 業務システム
- webアプリ開発
まず、C++はC言語とオブジェクト言語のハイブリットなので、非常に柔軟です。そのため会得難易度は高いのですが、そのぶん、様々なプログラミン言語の理解を深めることができます。
C++で覚えた知識は、Pythonを学ぶときもjavaを学ぶ時も活躍します。そしてC++が使えると、他のプログラミング言語も覚えやすくなるのでプログラミングを好きになれそうです。
「将来はいろんなプログラミング言語を学びたい方」はC++を勉強してみてはいかがでしょうか。
ちなみに、C++とは、C言語をパワーアップさせた言語です。
C言語は、プログラミング言語の元祖と言われていて、アプリ開発やゲーム開発など、何でもできる言語として有名です。
ですからC++を学べば、C言語でできることは一通りできるようになります。それを考えると、C++の勉強を始める理由は十分ですよね。
おすすめのプログラミング言語⑨:Swift
おすすめのプログラミング言語の9つ目は、「Swift」。
Swiftでできることは以下になります。
- iphone/ipodのアプリ
- apple watchのアプリ
- apple TVのアプリ
- webアプリ
- webサーバー
AppStoreにあるアプリは全てSwiftで作ることができます。そのうえ、Swiftは2014年に発表されたばかりの新しいプログラミング言語なので使える人が少なく使えるだけで重宝されるというメリットもあります。
日本で大人気のapple製品のアプリを作ることができれば、将来も活躍できそうですよね。
「appleのアプリを開発したい方」はswiftを勉強してみてはいかがでしょうか。
おすすめのプログラミング言語⑩:R言語
おすすめのプログラミング言語の10つ目は、「R言語」です。
R言語でできることは以下になります。
- 機械学習
- 統計解析
R言語と使用用途が似ている言語にPythonがあります。しかし統計データの解析に関してはR言語の方が使いやすいです。
最近はどの企業も、ビッグデータを取り扱っていたりと、R言語ができればかなり有利になりそうですよね。実際に、機械学習やビッグデータが注目されている現在において、R言語は高い人気を獲得しています。「ビッグデータや統計データを解析したい方」はR言語を勉強してみてはいかがでしょうか。
プログラミングを学べるサイト
ここまで、おすすめのプログラミング言語を紹介しましたが「これらのプログラミング言語ってどうやって勉強したらいいの」と思った方もいますよね。
プログラミングの勉強は、書籍、webサイト、プログラミングスクールなど、様々な方法でできます。ですから自分に合った方法を選びましょう。
ここではその中の一つである、プログラミングを学べるサイトをご紹介します。プログラミングを勉強したい方は、ぜひ参考にしてみてください。
Progate
また、Progateはオンラインで受講できるのでいつでもどこでもプログラミングの勉強が可能です。
冒頭部分は無料で学習可能なので、プログラミング学習が自分にもできるのかを確かめるだけでも利用価値はありそうですよね。
仕事で忙しい方や学業と両立したい学生の方は、Progateを利用してみてはいかがでしょうか。
[価格]- 無料会員 冒頭部分のみ無料で受講可能
- プラス会員 月額990円
ドットインストール
この動画は、3分ほどで、それが5000個ほどあり、知りたいことを分かりやすく学ぶことができます。プログラマーの説明と一緒に手を動かすことで、初心者でもついていきやすく理解ができるでしょう。
文字だけで解説されるのと動画で説明してくれるのでは、分かりやすさが全然違いますよね。動画で丁寧にプログラミング言語を学びたい方は、ドットインストールを利用してみてはいかがでしょうか。
価格
- 無料会員 初心者向けのレッスンのみ受講可能
- プレミアム会員 980円/月
プログラミングを学ぶ際の注意点
ここまでプログラミング学習についてお話しましたが、プログラミングを学ぶ際の注意点があります。それは「挫折」です。
プログラミングの学習は非常に挫折しやすいです。プログラミングを勉強していくと、「エラーが出た」「理解できない」といったことが頻繁におこります。
突然、「エラーです」なんて言われても、プログラミング勉強したての頃は、何のことなのか分からないでしょう。
ですからそんな時は「分かる人に聞く」をおすすめします。
どうしても理解できないことは、分かる人に聞いて、すぐに解決する方がいいでしょう。とはいえ、ほとんどの方は近くに分かる人なんていないですよね。ですから質問サイトやgoogleの検索でカバーをしましょう。大体のことは、ネットで解決できるので、検索さえできれば、どんなエラーも解決できます。
「よく分からないエラー」「理解できないプログラム」は誰しもがぶち当たる壁です。
習得は難しいですが、プログラミングができるようになった自分を想像すると誇らしくなり、頑張れるはず。
今回は「プログラミング言語を選ぶ際にはまず自分の目的を意識する」「おすすめのプログラミング言語トップ10」「プログラミングを学べるサイト」「プログラミングを学ぶ際の注意点」をお伝えしました。。
プログラミング言語を選ぶ際は、目的を持つことが大事です。目的を持つと、将来に必要なプログラミング言語も自然と決まってきます。
そして、おすすめのプログラミング言語は以下の10個です。
- Python
- JAVA
- Ruby
- PHP
- C#
- Java script
- Scala
- C++
- Swift
- R言語
以上のプログラミング言語から、自分に合ったものを選んで勉強に励みましょう。
また、プログラミングを学習するうえで、おすすめのサイトは以下の2つ。
- Progate
- ドットインストール
この2つは、オンラインレッスンなので場所を選ぶことなく勉強ができ、初心者にも分かりやすく解説してくれるのでおすすめです。ぜひ活用して、プログラミング学習に役立ててみてください。
そして将来のためにもプログラミングを身につけていきましょう。