「プログラミング学習が小学校で始まるのなんてまだまだ先のことよね。」と思っていたら、2020年からだなんてもう目前!慌ててプログラミング教室に通わせる前におうちでプログラミング学習を始めちゃいましょう。でもパソコンやロボットなんて長い人生の中であまり触れてこなかったから教えるのなんてムリだわぁって方も多いですよね。
そこで、そんな悩みを吹き飛ばしてくれるプログラミングが学べるおもちゃがあるんです!しかも嬉しいことに、電気もパソコンも不要!一度購入すればずっと楽しめるし、プログラミング教室よりはるかにお財布にやさしい!
そうは言っても所詮、プログラミングおもちゃでしょ?みんな教室に通いだしているのに大丈夫かしら?と思った方、大丈夫なんです。なぜなら、小学校だっていきなりパソコンを全生徒分用意するのはお金の面でも大変ですし、ましてや子供たちをプログラマーにしようなんて思っていないので、2020年からは電気もパソコンも不要なプログラミング学習を始める学校が多いのです。
これからの子供達に紙や鉛筆のようにパソコンを使ってやりたい事をしてほしい!だからプログラミングの考え方を身に着けよう!ってことなんですね。
少し安心したところで、子供たちばかりパソコンを使ってやりたい事をドンドン実現できるようになるなら、私たち大人だって時代の波にのって新しいことにチャレンジしてみたい!と思っちゃいますよね。
そんなプログラミングについてもっと知りたい!っていう大人の知識欲にも答えてくれちゃうのがのパソコンを使わないプログラミングおもちゃなんです。見た目も楽しさも大人がはまっちゃう要素がいっぱいのプログラミングおもちゃについて今回はご紹介します。
大人もめっちゃハマる!ボードゲームはプログラミング思考が身に付くのに最適
近ごろ大人の間でもボードゲームが流行っていてボードゲームカフェなるものが人気なんです。毎日スマホでインスタやゲームをするのに飽きてしまったからなのか、海外のボードゲームがお洒落でお酒を傾けながら遊ぶと絵になるからなのか理由は色々とあると思いますが、都内だけでもかなりの数のお店があります。
人気ファッション雑誌にも大人のイケてる遊び場として紹介されているのがこんなお店です。
カフェブラウンストーン
8bit cafe:http
そんなボードゲームとプログラミングってすごく関係があるんです。実はボードゲームの少し先を読みながらプレイする考え方はプログラミングの考え方と一緒なんです。
なのでプログラミングに馴染みがない人でも洒落た大人の遊びとしてボードゲームを楽しむことで、子供にプログラミングを教えてあげられちゃうんです。
流行にのりながらも子供の学習もみれちゃうなんて素敵ですよね。
パソコンやタブレットを長い時間、子供に使わせると視力が悪くならないか心配ですが、ボードゲームなら安心!
さてボードゲームがプログラミングのおもちゃとして最適なのがわかったところで、沢山ある中からプログラミングの考え方がキチンと身につくものを紹介しますね。
プログラマーがつくったボードゲームでプログラミング力がメキメキつく!
プログラミングが理解できちゃうおもちゃで絶対おススメなのが、「ロボットタートルズ」!このゲーム、グーグールの元プログラマーで双子のお父さんが自分の子供と遊ぶために作ったんです。
しっかりプログラミングの考え方がみにつくおもちゃなのに、なんと4歳から遊ぶことができるくらいルールも分かりやすい!楽しく遊んでいるうちにプログラミングの考え方がみについちゃうなんて最高ですね。
https://www.instagram.com/p/Bw7Kqp5hXY5/
さて、ルールですが真ん中に置いた宝石をカメにとりに行かせるゲームなのですが、その際に子供がカードを一枚ずつ引きそのカード通りに大人がカメを動かします。
さながら、子供がプログラマー大人がパソコンといった感じで、適当にカードを並べて指示を出すと障害物にぶつかってしまったり、宝石までたどりつけないということになるので、失敗を繰り返すうちにどうすればゴールの宝石にたどり着けるのか論理的に考える力がつきます。
普段大人に「こうしなさい!」「あぁしなさい!」と言われる事の多い子供達がカードで大人を操作できるのも子供からしたら魅力的なようで、ルールのまだ分からないような2歳児くらいからでも、見よう見まねで遊べちゃいます。
子供とのコミュニケーションが最近足りてないなぁなんて思ったらロボットタートルズで少し子供の言いなりになってあげましょう!大の大人に命令できるなんて子供からしたら王様気分ですよね。
ロボットタートルズで遊ぶとこんな感じになります。👇
ロボットタートルズはアメリカの知育おもちゃ会社Thinkfunから発売されていて、日本でも購入することができます。
次にご紹介するプログラミング力がつくおもちゃは「CodeMaster」「ロボットタートルズ」で遊んでプログラミングの考え方が出来てきたら、今度は子供一人で遊ばせてみましょう。対象年齢が少し上がり8歳からになるので最初はルール説明を大人がしてあげることをおススメします。
こちらもNASAの仮想現実プログラムやハッブル望遠鏡の修繕に携わった華々しい経歴のあるプログラマーが作ったボードゲームです。
さすが知育おもちゃのThinkfun!と大人もかなり頭を使う内容です。決まり事が多いので慣れるのに少し時間がかかりますが、慣れてくるとジワジワ面白さが分かってきてやめれなくなるので、アメリカではハマる人が急増した有名なおもちゃです。
プログラミング力を付けるのに最適なおもちゃは他にも色々とあります。いずれも、可愛い見た目と誰にでもわかるルールですが大人でも頭を使うものばかりです。そして、何よりプログラミング教室でもオススメしているものばかりなので、遊びながらしっかり学習できちゃいますね。
①カエルが可愛い「ホッパーズ」!
頭に良い効果があるとママさんたちに評判で、通販サイトでもよく売り切れています。小さいサイズで持ち運びやすいので、どこでも遊べるところも魅力です。おまけに空間計算力を鍛えられるので、計算能力まで上がっちゃう効果も!数手先まで考えることを「空間計算力」といいますが、将棋も空間計算力を鍛えるのに最適です。
②赤ちゃんから遊べる形はめゲーム「カタミノ」
③お豆が可愛い「バランス・ビーンズ」
④可愛いネズミと木製のぬくもり感が素敵な「コリドール」
子供の頃、家族みんなでボードゲームで遊んだことは大人になった今も覚えています。楽しい時間を家族で共有できるって忙しい現代では貴重ですよね!
可愛い絵本を読むだけでプログラミング力がついちゃう!
絵本はプログラミングおもちゃとは言えないと思うかもしれませんが、これからご紹介する絵本の約半分は実際に手を使って工作したりするアクティビティなのでもはや、プログラミングおもちゃと言っても言い過ぎではないでしょう。
そしてこちらの絵本「ルビィのぼうけん」はフィンランドの女性プログラマーが子供たちに表現する手段の一つとしてプログラミングに触れてほしい!レゴブロックやクレヨンのように子供のころからプログラミングでおもちゃのようにあそんでほしいという思いが込められています。
TEDでリンダさんが自分とプログラミングの出会い「ルビィのぼうけん」に込めた思いを語っています。子供の何でも知りたい!やってみたい!っていうパワーはすごいなぁと感じる内容です。
そしてプログラミングがより親しみを感じられるような可愛いイラストは色合いもやさしくて小さな子供たちにも喜ばれそうです。
キャラクターも個性的でとってもかわいい!ペンギンや雪ひょう・きつねなどプログラミングとは一見関係の無さそうなキャラクターが登場し、楽しく読み進めていくうちにプログラミングの考え方が身についてしまいます。
そして「ルビィのぼうけん こんにちは!プログラミング」!(¥1,800税抜き)を購入してみました。正直絵本にしては高いかなぁと思いながら、購入したのですが結果としては大満足です。
前半(物語)・後半(アクティビティ)と二つに分かれているのですが前半だけで普通の絵本一冊分以上のボリュームがあります。後半のアクティビティもかなりボリュームがあり全部遊ぶのにはかなりの時間がかかりそうです。
物語はプログラミングの本だということを忘れてしまうくらい読みやすい内容で、小学校低学年から中学年までのお子さんが一人で楽しむのに丁度よい文章量です。
またキャラクター設定も細かくされていて、冒頭にキャラクターの紹介があるのですが、息子は真剣に読んでいました。
漫画では最初にキャラクター紹介のページがありますが、絵本では珍しく感じました。
主人公のルビィの性格といえば、小学生のだれもが共感するようなところがあり、「なんか僕に似ている。」と息子の共感も得ていました。(息子は小学2年生:8歳です。)
そんな一般的な小学生を代表して描いたようなルビィですが、大人の私でも惹かれるものがありました。それはルビィの中に子供のころ自分の姿が見えたからで、例えば自分だけの架空の世界を頭の中に思い描いていたことや、大人からみたらゴミのようなものを大切にしてワクワクしていた気持ちを思い出しました。
さてこの物語のすごいところは、読み終わったときにプログラミングの基礎的な考え方ができてしまうところ!正直プログラミング的思考って何!?と、ずっと思っていたのですが、読み終わった時に「なるほど!そういうことかぁ」と納得がいきました。
そして後半のアクティビティをしていくとよりプログラミングの考え方が身についていくという設計なんですね、すごい良くできています!アクティビティのページにはQRコードがついていてアクティビティに使うアイテムをプリントアウトし、すぐに遊ぶことができます。
購入前に少しアクティビティや絵本の内容を見てみたいかたはこちらから👇
ルビィのぼうけんは全3巻あり、今回ご紹介した書籍の他に「ルビィのぼうけんコンピューターの国のルビィ」「ルビィのぼうけんインターネットたんけん隊」があります。
プログラミング力がつくおもちゃで自信がついたらマイコンピューターを作ろう!
藤井聡太さんが幼少期に使っていたことで有名になり、未だに入手困難な「キュボロ」や将棋もプログラミング教育に向いているおもちゃです。少し先を考えながら、行動の道筋を立て実行する過程がプログラミングと同じなんです。
そして最後に、プログラミング学習への小さな不安がなくなったわ!って方にチャレンジしてほしいのがこちら!DIYコンピューターキット「Rainbow」と「PIPER」です。
どちらもドライバー一つで自分だけの可愛いコンピューターがつくれちゃいます。
DIYコンピューター「Raspberry Pi」で、どんなことが出来るのかはこちらの映像を見てください👇
今回はパソコンいらずのプログラミング力がつくおもちゃをご紹介しました。
- 今流行りのボードゲームはプログラミング力を身につけるのに最適
- プログラマーが作ったボードゲームでプログラミング的思考力が身につく
- 読むだけでプログラミングが理解できちゃう「ルビィのぼうけん」はアクティビティも付いて充実の内容量!
- もっと挑戦してみたい人は、可愛いDIYコンピューターを作ってみよう!
何だか良くわからないけど便利だなぁと思っていたコンピューターがプログラミングおもちゃによって、とっても明解で分かりやすいんだ!というイメージにかわりました。
コンピューターは私たちの生活に当たり前のように溶け込んでいますが、誰もが使ったことのあるパソコンですら50年足らずの付き合いなのです。新しい人間の仲間(コンピューター)に分かりやすく、短く、的確に伝えるようにすれば、コンピューターともっと仲良くなれるっていうことですね。
コンピューターやプログラミングもそうですが、自分の知らない分野って難しく感じたりどこから勉強したらいいか分かりにくいものですよね。プログラミングおもちゃは、これからプログラミングを学びたい大人にとって、難解なことは誰にでもわかる小さな問題にしてくれているので本当におススメです。
私たち大人も、スモールステップで新しいことにドンドン挑戦しちゃいましょう。