日本ディープラーニング協会が主催する資格試験が気になるけれどどんな感じかわからない!
AI(人工知能)関連の資格について調べてみると日本ディープラーニング協会という名前が出てきますよね。
G検定について調べてみると資格の特徴のようなものを見かけてもどのようにして攻略していったかや作戦についてまでなかなか書いてないというのも事実。
それではまず、そもそもG検定とは何かというところから始めていきます。
それではまず、そもそもG検定とは何かというところから始めていきます。
そもそもG検定って何?
まず、改めてG検定は日本ディープラーニング協会が主催する資格試験の1つになります。
資格名で明記されているGはGeneralistのこと。
ディープラーニングについて基礎知識を持ち、適切に活用していけるようになることを目指しています。
Generalistというだけあって試験範囲は多種多様。
自分が受けたときは試験問題は200問の選択式で120分で解いていく必要がありました。
試験そのものはオンライン受験なのでわざわざ試験会場に行くのではなく自宅で受けることができます。
ちなみに日本ディープラーニング協会が主催する資格試験にはもう一つE資格というものがあり、こちらはエンジニア向けのもの。
受験したきっかけ
私が今回G検定を受験しようと思ったのは過去に東京大学が主催するデータサイエンスの講座GCIを受講した頃に遡ります。
講座についてはこちらの記事で紹介をしているのでよかったら併せてご覧ください。
受講期間中東京大学で開催されていたもくもく会に参加した際に手持ちのパソコンにG検定のロゴのシールを貼っている方が何人かいました。
自分が受けた回に限り半額で受験することができたのでまたとない機会だと考え申し込みをするに至りました。
受験を決めた時のレベル
申し込みをしたらまずは現状と目標のギャップがどれくらいあるか把握するようにしました。
では実際に問題を解くとなるとどれくらい解けるのかStudy-AIが提供している模擬テストを受験したところ正答率は4割ほど。
合格するためにどんな風に勉強した?
目標とする得点率を7割5分と設定したので具体的な勉強を進めていきました。
それぞれお伝えします。
解ける問題を増やし解答にかかるまでの時間を短縮させる
始めの方でも言及した通りG検定では120分で200題近く解くことになります。1分で1,2題のペース。
とにかく時間との戦いになるので1問でも多く自信をもって答えられるようにし、さらにそれにかかる時間を短くするのを作戦としました。
そのためにまず用いたのはG検定の問題集1冊と日本ディープラーニング協会が監修している「深層学習教科書ディープラーニングG検定(ジェネラリスト) 公式テキスト」。
日本ディープラーニング協会が推薦書としている問題集は3冊あり、自分が使ったのは1冊のみ。
これを2,3回ほど反復し問題を見ればすぐに答えられるようにしておきました。
自信をもって答えられるようになったらStudy-AIが提供している模擬テストに再び挑戦。
最初のときとどれくらい改善したかをチェックし解けなかったところについてはもう一度見直しました。
理論的な内容を重点的に学習する
Study-AIの模擬テストでは機械学習の理論について触れた問題が多くこれについても学んでいく必要があると感じました。
そこで利用したのは「ゼロから作るDeep Learning ―Pythonで学ぶディープラーニングの理論と実装」。これも日本ディープラーニング協会の推薦書になります。
この本はディープラーニングについて理論的な内容をPythonで実際に手を動かしながら学んでいくというもの。
振り返った上での反省点
試験が終わり合否がわかった上で振り返ると前の章で触れた時間短縮という作戦は成功しました。
問題集や模擬テストで学んだ知識で解ける問題はすぐに解き、時間が必要な問題については躊躇せず飛ばしたので制限時間の半分に当たるちょうど60分で設問を一通り目を通すことができました。
その上で飛ばした問題の設問を熟読し本当に厳しいものについては解答を諦めその分解ける可能性の高い問題を着実に解けるよう気持ちを切り替える方向に。
次に理論的な内容を重点的に学んだことについて。
これについてはもう少し取り組むべきだったなと感じました。
工夫した2点から手薄になっていたのが社会がAI(人工知能)がどう向き合っているかについて。
AI(人工知能)に関連した各国の動向や法律などをAI白書やネットニュースで見ていればもっと自信をもって解答できたなと感じました。
受験してよかったこと
G検定の試験対策をしたことを通してAI(人工知能)について体系的に勉強することができたなと感じています。
また、理論や社会がAI(人工知能)とどう向き合っているかについて知らない点が多いのがわかったのも収穫でした。
そしてG検定を通して新たな目標ができたことも最大のポイント。
そこで開催されるイベントの参加を通して自身のコミュニティの幅を広げたり自分の目標に向けさらに頑張っていきたいです。
今回は日本ディープラーニング協会が主催する資格試験、G検定の受験体験記として試験対策で取った作戦とそのためにどのような準備をしたかやその反省点をお伝えしました。
目標とする正答率を7割5分と設定し、問題集や模擬試験を通して確実に解ける問題を増やし解くのに実際にかかる時間を短くできるようにするのが1点。次に理論的な内容をPythonで実際に手を動かしながら理解できるようにしていきました。
これらによってすぐにできる問題にかける時間を短くしそうでない問題にじっくり取り組めるようにできた一方、理論についてさらに踏み込んだ内容やAI(人工知能)と社会の向き合い方についてもう少し力を入れておけばよかったのが反省点。日本ディープラーニング協会が発行している公式テキストはあくまで最初の1冊目と認識し他の推薦書から知識の肉付けをしていくのがお勧めです。
合格して終わりではなく新たな世界が広がっていくきっかけにもなるのでG検定やE資格を受験する人が増えAI(人工知能)についてさらに盛り上がっていけるといいですよね。