近年、私たちの生活や企業の活動にも、AI(人工知能)やロボットといったデジタル技術がなくてはならない時代になってきました。そうした時代背景の中、IT企業はもちろんのこと、それ以外の企業でも「IT知識を一定以上備えた人材」が求められています。
事実、企業の求人をチェックしても新卒採用枠や中途採用でもITに関わる資格や、経験を持っている人材の需要が高まっていますよね。
しかし、IT資格を取得したいけど種類が多くてどれを取得すれば良いかわからない方も多いでしょう。人によっては、取得すべきIT資格のおすすめといったものは変わってきます。
そこで今日は、学生なのか社会人なのかといった、立場の違いなどを考慮した転職に役立つ資格はどれなのか、取得すべきIT資格のおすすめについてお伝えします。
IT業界の現状
まずはそもそものIT業界の現状をお話しておきましょう。
ですが、右肩上がりの業界であるゆえに一つの問題が発生しています。それは、圧倒的な人材不足です。
しかし、ここまで挙げた問題は主に日本のIT業界におけるものです。
ですので、我が国日本でも学生時代からITへの知識を備えたり、社会人でも最低限のIT知識を理解することが求められているのです。
ITに関する知識を持つ人材が少ないのが、IT業界だけでなく日本全体の問題になっているのはお分かりいただけたでしょうか。
IT系の資格を取っておくメリット
このことから、人材不足が顕著なIT業界では、IT資格を持っている大学生の需要が高まっています。
そして、転職を考えている社会人の方にもIT資格の取得はおすすめです。
先ほどお伝えしたように、IT企業以外でも、ITスキルを持った人材が求められています。転職を考えている方はぜひ、後でお伝えするIT資格のおすすめを参考にしてみてください。
IT系でなくても、取っておきたい資格とは
先ほどお伝えした通り、これからの社会では、業界や職種に限らず必要最低限のITスキルが必要とされています。そこで今度は、IT系の企業に勤めていない方や文系の学生でも取得すべきIT資格のおすすめをご紹介しましょう。
ITパスポート(国家資格)
ITパスポートは一度は聞いたことがある方も多いですよね。
エントリーレベルということで、これまでITについて学習したことがない人でも比較的に取得することが可能です。合格率も大体6割程度。
ITパスポートは新卒でIT企業に入ろうと考えている人はぜひ、取得してみるべきIT資格でしょう。おすすめです。
マイクロソフト認定試験(ベンダー資格)
次にオススメしたい資格はマイクロソフト認定試験です。
スタイル機能や外部アプリケーションからデータ取り込みなど、Wordの高度な機能を理解できているかを認定するのがエキスパートレベルとなります。
IT系の業界を目指すなら、この資格をねらえ!
先ほどお伝えしたIT資格のおすすめは、あくまでエントリーレベルのもので、実際に企業の選考で大きく影響が出るとは限りません。
私は本当にITスキルを持っていると証明するのであれば、最低でも「基本情報技術者」の資格を持っていると良いでしょう。
ITパスポートより一歩踏み込んだ内容で、合格率も3~4割程度という難易度。IT業界に転職したい、方には非常におすすめです。
さらにIT系でスキルアップを狙うあなたにおすすめの資格
これまで、IT業界へ転職・就職したい方へのIT資格のおすすめをお伝えしてきました。
しかし、すでにIT業、または近い業界で働いている方へは「応用情報技術者」や「システムアーキテクト」といった、より専門的な知識を求められるIT資格がおすすめです。システムエンジニアとして働きたい方には、自分の力を示す指標になります。
IT系の資格を取るのにおすすめの講座
これまでITに触れたことがなく、独学ではしんどいといった方も多いですよね。そこで活用して欲しいのがユーキャンのITパスポート講座です。
IT系の資格を取るのにおすすめの書籍
それでは最後にIT系の資格を取るためにおすすめの書籍をご紹介しましょう。独学で勉強をして資格を取りたい方はぜひ参考にしてみてください。
キタミ式イラストIT塾(ITパスポート)
基本情報技術者のテキストもありますので、ぜひ手にとってみてください。
今日はここまで、IT資格のおすすめについてお伝えしてきました。まとめると
- これからの社会では、IT資格は持っておいて損はない
- 文理や経験の差に応じて取得できる資格がたくさんある
- IT初心者はまず、ITパスポートを取得してみよう
- 国会資格だけでなく、ベンダー資格もとても豊富!
- これらからITの資格は国家資格やベンダー資格の種類が豊富だということが確認できましたよね。
これからの社会、ITスキルを所持していることを証明できる資格を持っていて損はありません。就職活動や、日々働く中で文理問わず、最低限のIT知識が求められる場面がとても多いです。
ですから闇雲に受験するのではなく、自分にあったおすすめのIT資格を見つけて、ぜひ取得を考えてみてください。