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iphoneで遊べる!AI(人工知能)と喋れるアプリ&LINEIDベスト5

iPhoneのイメージ

ロボットが友達のように話を聞いてくれたり相談に乗ったりしてくれる、 そんな未来を誰しも一度くらいは 想像し夢見た事ってありますよね。でもそれはあくまで映画や漫画の中での話、、、と思いきや、もう既にそんな未来が我々のすぐそばに来ているのかもしれません。

例えば、スティーブ・ジョブスの最後の作品と言われているiPhoneのsiri。おそらく世界で一番有名で身近なAI(人工知能)搭載型音声アシスタント機能です。

近年、SNSやインターネット上での対話が当たり前となりAI(人工知能)の対話研究に必要な雑談サンプルが入手しやすくなりました。が、やはりまだ研究段階でそのデータを活かしきれていないのが現状らしく、みなさんもsiriを使うときに「会話が全然続かないなぁ、、」と思ったことはないでしょうか。

やっぱりsiriは喋り相手というよりは、iPhone上の色々な事をこなしてくれるツール、、、ではお喋りに特化したAI(人工知能)は現在どこまで進んでいるのでしょう。

そこで今日はお手元のiPhoneで遊ぶ事ができる、AI(人工知能)と喋れるアプリ&LINEIDのベスト5をご紹介します。

No.1 感情を見える化、新しい日記型AI(人工知能)アプリ『EMOL』

emolのイメージ

ストレス大国日本、そんな社会の中で生活し仕事をしていると次から次へと感情が移り変わり、自分がどんな気分で今日一日を過ごしてきたか振り返る時間もありませんよね。そんな方にオススメなのが、この感情を記録し見える化してくれるAI(人工知能)アプリ『EMOL』です。

このEMOLは、ロクという可愛らしいアシスタントAI(人工知能)ロボットがユーザーの感情を記録、そしてその時にユーザーと話した内容と位置情報を保存し、過去にいつどこでどんな感情で、どんなことを話していたかをいつでも振り返る事ができる、iPhone・Androidどちらにも対応したスマートフォンアプリです。

共同経営者の2名からなる「株式会社エアゼ」という会社より2018年3月にリリースされました。

その使い方は、

今のユーザーの感情を「いらいら」「うれしい」「おだやか」「かなしい」等の全9種類から選択

アシスタントAI(人工知能)ロボットのロクとチャットでお喋りをする

というシンプルなもので、その後

  • どんな感情が多かったのか
  • 過去にどんな会話をしたのか

を確認する事ができます。

簡単な手順なので、どんどんロクくん(ロクちゃん?)と話してしまいそうですね。ちなみにロクに性別は無いとの事。

またこのEMOLは、AI(人工知能)の学習機能を応用し「この場所ではよくうれしい感情になっていますが、この場所には楽しい何かがありますか?」等の一人一人のユーザーに合ったより深い会話の実現や、その会話の中から判断した「ストイックな人だ」「サボり気味な人だ」等のユーザー個人の特徴を元にした様々な機能の提供を目指しています。

そして最終的には「自分のことをなんでも知っているアシスタントAIと会話して、すべての行動をこのサービスに集約させる」という目標を掲げ、日々開発を重ねているのだそう。なんだか聞くだけでワクワクしますよね。

もしかすると、未来のiPhoneのパートナーはsiriでは無く、『EMOL』かもしれません。

EMOL

No.2 AI(人工知能)ローソンクルー『あきこちゃん』

あきこちゃんのイメージ

続いては、AI(人工知能)が私たちに返信をしてくれるLINEアカウントのご紹介しましょう。

最近では、企業が宣伝のためLINEの公式アカウントにAI(人工知能)を活用した「チャットボット(Chatbot)」という自動会話プログラムを導入することが増えてきました。その中でも特に有名なのが日本マイクロソフト社が開発運営しているAI(人工知能)の「りんな」。このりんなはご存知の方も多いのではないでしょうか。

実は、その「りんな」の開発に用いられたディープラーニング技術や機械学習のクラウドサービス「Microsoft Azure」等の技術を活用し、運営されているアカウントがもう一つあるのです。

それがAI(人工知能)ローソンクルー『あきこちゃん』率いるローソンLINE公式アカウント。

このローソンLINE公式アカウントでは、AI(人工知能)ローソンクルー「あきこちゃん」が「りんな」さながらの(少し控えめですが)お喋りをしてくれるのはもちろん、

  • 将棋
  • リバーシ
  • しりとり
  • からあげクンゲーム(古今東西ゲーム)
  • カウントダウンゲーム

といった暇つぶしに役立つゲームや

  • あきこ天気予報
  • 占い
  • あきこちゃん診断(ローソン商品の中でユーザーが何派なのかを教えてくれる)

のような便利で面白い機能が用意されています。

ちなみに将棋のゲームには、プロの名人さえも負かしたコンピューター将棋ソフト「Ponanza」が導入されており、ほとんどの方が勝てずボコボコにされてしまうとか。本格的過ぎますよね。

その豊富な機能の中で特にオススメなのが、ローソンクルーの「あきこちゃん」ならではのローソン商品紹介です。

例えば、「ダイエット中だけどお腹が空いた、、、」というユーザーが「カロリー」と話しかけると、おすすめ商品の中から特に「カロリーに配慮した商品」をカロリー表示付きで紹介してくれます。

他にも、

  • 新商品のオススメ紹介
  • 時間帯別のオススメロカボ(緩やかな糖質制限)メニューの紹介

もしてくれます。ダイエット中の方や女性の方にとってとても嬉しい機能ですよね。

今日何食べようか悩んでしまった時は、iPhoneでAI(人工知能)ローソンクルー「あきこちゃん」に相談するのも良いのかもしれません。

あきこちゃん

No.3 なににでもボケるAI(人工知能)『大喜利AI』

大喜利人工知能のイメージ

続いてもAI(人工知能)を活用した公式LINEアカウントのご紹介しましょう。それはボケるAI(人工知能)『大喜利AI』。

が、この『大喜利AI』は先ほどのAI(人工知能)女子高生「りんな」とは異なり様々な機能やゲームはなく、私たちの出すお題に対しただひたすらボケてくれるのです。

例えば、こちら

「医者に言われた衝撃の一言」

「ダサい手相してんな」
「こんなサンタクロースは子供に近づくな」

「思想まで赤い」

等、思わずクスッとなるような秀逸な返しをしてくれます。

この「大喜利AI」を開発運営しているのは「株式会社わたしは」という会社で、代表取締役CEOの竹之内さんは元々コンピューターに心を実装する研究を行っていました。その研究の中で、正解から少しズレたユーモアのある返しをするAI(人工知能)の方がより人間らしいのではと考え、「大喜利AI」の開発を始めたそうです。

確かに、冗談を言うAI(人工知能)の方が親しみやすいですよね。

そのために、TV番組「IPPONグランプリ」に出演されている芸人さんなどのプロからアマチュアまでの大喜利データ、漫才、ラジオ、ユーモアを含んだ文章、ツイートなどのお笑いに関するデータを徹底的に集めました。

だから、あの秀逸な返しが生まれているんでしょう。お笑い芸人の千原ジュニアさんがある番組の中で「大喜利AI」について「えげつないで」とコメントしたほどです。

まさかAI(人工知能)が本物のお笑い芸人さんをうならせるとは、、、現在も「大喜利AI」を育成するためにユーザーの大喜利の回答を公式アカウント上で募集しています。これからどこまで成長していくのか楽しみですよね。

大喜利AI

No.4 先生はAI(人工知能)、次世代英会話アプリ『Terra Talk』

Terra Talkのイメージ

ここまでは精神的なサポートやエンターテイメントを提供してくれるAI(人工知能)アプリとLINEアカウントをご紹介してきましたが、私たちの生活に直接役立ったり、ためになるAI(人工知能)会話コンテンツがあったらなおさら嬉しいですよね。

そこでご紹介したいのが、このAI(人工知能)英会話アプリ「Terre Talk」。2016年にAndroid版でリリースされたのですが、現在はiPhoneにも対応しています。

この「Terra Talk」は、AI(人工知能)との会話を通じスピーキング能力を鍛える事ができる英会話アプリです。ユーザーが苦手としている分野を過去の学習データから見極め、その人にあった100種類以上の学習プランを提示する事ができます。100種類以上!すごいですよね。

その内容は、

  • 空港でのやり取り
  • ホストファミリーとの会話

等の一般的なものから、

  • 営業や転職面接
  • コンビニやアパレルの店員としてのやり取り
  • 恋人との会話

等のビジネスや日常の中から切り取った細かいシチュエーションまであり、ユーザーの様々なニーズに合わせたプランが用意されています。

そしてその学習プランを用いて、

「リスニング」
→ AI(人工知能)が話した事に、ユーザー役の音声が答えます。その音声を聞いて、並び替え形式で正しく文章を打ち込みます。

ここでは、相手が聞いてきた事に対しどうやって返せば良いのかを確認、暗記をする事もできます。

「ドリル」
→ 会話に出てきた単語のリスニング、暗記、そして発音の練習が行えます。

発音の練習では、発音記号を用いて、どの部分が正しく発音できなかったかをAI(人工知能)が教えてくれます。

「会話レッスン」
→ 「リスニング」での会話を元にAI(人工知能)とユーザーが対話をしていきます。

聞かれた事に対し音声入力で返答するのですが、そこで正しく発音ができていないと正しい文章が表示されないので、繰り返し発音の確認と練習が行えます。

といった流れで英会話の定着を促します。

まさにAI(人工知能)先生。これをiPhone1つで行えるなんて驚きです。登録から最初の1ヶ月間は無料で、その後月額1,980円かかってしまうのですが、一般的な英会話教室と比べたら安いですよね。
  • 自由な時間に自分のペースで勉強したい
  • いきなり人相手だと恥ずかしい

という方に特にオススメです。

TerraTalk

No.5 AI(人工知能)コンシェルジュアプリ『Google アシスタント』

googleアシスタントのイメージ

最後はAndroid版のsiriと言われていた「Google アシスタント」のご紹介しましょう。

「Google アシスタント」とは、Googleが開発し2016年に公開した音声対応AI(人工知能)アシスタントアプリです。2017年5月には日本語対応のAndroid版がリリースされ、その3ヶ月後にiPhone版もリリースされました。

しかしiPhoneには初めからsiriが備わっています。わざわざ「Google アシスタント」をインストールしなくても、、、と思いきや、「Google アシスタント」を使った方が便利な事があるのです。

それはなんといっても、Googleが提供しているサービスとの連携。場所を聞いただけでGoogle Mapsで行き方と所要時間を教えてくれたり、「私の〜の写真」と言っただけでGoogle フォトの中からお目当の写真を見つけてくれるなどの便利な機能もあるのですが、特に驚きなのは2018年7月にGoogleが発表した「Visual Snapshot」という機能でしょう。

この「Visual Snapshot」は、ユーザーが日常的に行う

  • 天気を調べる
  • カレンダーで予定を確認する
  • 株価を調べる

等の習慣を学習し、わざわざ調べなくても「Google アシスタント」が自動で情報を提示してくれるという機能なのです。

またGoogle KeepやAny.doなどのアプリと連携すれば、そこで保存したメモやスケジュール、ToDoリストなどの予定をリマインドしてくれたり、乗車予定の電車や飛行機などの運行情報も一覧にして表示してくれます。
他にも、ユーザーの現在地や移動速度を検知し、ユーザーが車に乗っているのか歩いているのかを判断、それを考慮した目的地までの所要時間を教えてくれる機能も。

す、素晴らしいですよね!まさしく優秀なコンシェルジュ。これはsiriが嫉妬してしまうかもしれません。

が、しかしあくまでGoogleのアプリなので、iPhone上での電話やiMessage、端末に保存された写真などのiOSが管理するものには干渉できません。

siriと「Google アシスタント」、両方うまく使い分けるというのが良いのかもしれません。

ちなみにsiriのショートカットに「Google アシスタント」を追加できるので、iPhoneに「Hey siri. OK Google.」というとsiriが反応し、その後すぐ「Google アシスタント」が起動するという、なんとも複雑な心境になる動作方法もあります。

Googleアシスタント

 

アプリで遊ぶイメージ

さて、今日はiPhoneで遊ぶ事ができるAI(人工知能)と喋れるアプリ・LINEIDをご紹介してきました。AI(人工知能)は凄いですよね。つたない機械的な会話しかできなかった印象のAI(人工知能)がどんどん進化しています。

冒頭でお話しした通りSNSの発展により、AI(人工知能)の対話研究に必要な膨大な雑談データが手に入るようになりました。それが、2010年代初頭です。そして、AI(人工知能)技術に大きな革新をもたらしたディープラーニング(深層学習)という技術が普及したのも2010年代初頭。

つまり、AI(人工知能)の対話システム研究がステップアップしてから、まだ10年も経っていないのです。

そう考えると、私たちがさらに、AI(人工知能)と友達のようにお喋りができる世界がやってくるのも、時間の問題なのかもしれません。

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