IoTって最近よく聞くけどなんのこと!?って人も多いのではないでしょうか?IoTとはInternet of Thingsの略で「モノとインターネットがつながること」を指しています。
今までインターネットにつながっていなかったモノがインターネットにつながることで便利になることを簡単にIoTと言っているんですね。
そうは言ってもピンとこない人もいると思いますが、身近なところでいうとスマートウォッチやスマートスピーカー・お掃除ロボット・スマートリモコンがそれにあたるので、この中で一つくらいは見たことがあることでしょう。
このように、今ものをインターネットにつなぐことが当たり前になりつつあるので、今まで空想の世界だけで実現が難しいと思われていたようなことまで実現できるようになり想像以上に面白いことになってるんです。
ということはこれからの時代、面白いアイデアさえ思いつけば実現できるってことですよね。そうなってくると誰も考えたことがないものを、いち早く思いついた人がビジネスの世界で生き残れるということにもなってきます。
それに私のような主婦でもアイデア次第でビジネスチャンスがあるってことになるので、ちょっとワクワクしてきちゃいますよね
今まで当たり前のようにまわりにあったものが面白くなっちゃうIoTを活用したビジネス事例!こんなの見たことない!面白いしカッコイイ!お洒落!ってものばかりですごくワクワクします。そこで今回はIoTを活用して面白いことになっているビジネスの事例をご紹介します。
50年前の小説に現代のことが書いてある!人の想像力をビジネスにも活かそう
そもそも人間は「こうであったらいいなぁ」と想像したことを実現することで文明を築いてきたのかもしれません。数十年前までは小説の世界に書かれていたようなことが、現代では当たり前の世の中になっているのですから、人間の想像力というのはスゴイ力をもっています。
そんなパワフルな人の想像力を駆使すればビジネスの場だって今よりずーっと面白くなっちゃうはずですよね!これからはいかに人と違う発想ができるかでビジネスチャンスが訪れるかが決まると言っても言い過ぎではないでしょう。
ですが、いきなり面白いアイデアなんてポーン!と生れませんよね。そんな新しいアイデアを求めている人におススメなのが小説なんです。ビジネスの場にIoTを活用するヒントにもなりそうな小説を見つけたのでご紹介しますね。
それは、短編小説で有名な星 新一の作品です。彼の作品の中には今の世界を予言したかのような話しがいくつもあります。例えばAI(人工知能)の入ったロボットの話や、ボタン一つで自宅にいながらモノが買える便利な世界の話、個人が広告塔になる話(YouTuberを連想させます)などです。
これらの話は、星 新一の「ようこそ地球さん」「おせっかいな神々」「ちぐはぐな部品」「ボッコちゃん」「ひとにぎりの未来」におさめられています。本が書かれたのはどれも1960年代なのに、今の時代にあるものがそっくりに書かれているので、星 新一は少し先の世界が見えていたのかもしれませんね。ということは、この本の中に次のビジネスにつながるヒントがあるかもしれません!
ある意味、星 新一の小説はIoT活用事例集のようなものなので新しい発想を求めている人必読です!
星 新一は予言者なの!?ってくらい当たっていて面白いです
そして物語の結末も現代テクノロジーへの警鐘(けいしょう)を鳴らしているような内容で、テクノロジーを活用する私たちも良く考えなければいけないと思ってしまいます。
またSFの父と言われるジュール・ガブリエル・ヴェルヌも今から154年前に著書「月世界旅行」で月に人が行く具体的な話しを書いています。なので、現代のSF映画が現実になる日も近いのかもしれませんね。
映画版「月世界旅行」👇
次は女性なら誰でも興味があるファッションにIoTを活用した事例です。今まで見たことのないIoTを活用したドレスは、もしかしたら童話や絵本に着想があるのかもしれないと思わせるものです。
毎年トレンドが変わるファッション業界の次のトレンドはIoTに違いありません!
IoTで想像力を刺激されるファッション業界!次世代ファッションはこんな感じ
IoTイコール家電みたいに思っていましたが、ファッション業界とIoTが融合すると見たことのない、まさに次世代のお洒落が出来上がるんです。そんなファッション業界の新しいIoT活用事例をこれからご紹介しますね。
まず、IoTをファッションに取り入れた先駆けといえばこの二人ではないでしょうか。
MET GALA2016で歌手のケイティ・ペリーと俳優のオーランド・ブルームがお揃いの「たまごっち」をファッションに取り入れて参加したことは、ちょっとしたニュースになりました。シックなファッションにモノクロのたまごっちが妙にはまっていてお洒落に見えたのを覚えています。
オーランド・ブルームやケイティ・ペリーがたまごっちを!!
スーツにドレスに 海外セレブが「たまごっち」を大胆に使ったコーディネートを披露 – ねとらぼ https://t.co/DFSTcV48qb @itm_nlabから pic.twitter.com/lNPm7boWpr
— ねとらぼ (@itm_nlab) May 3, 2016
初めて見るものってちょっとした違和感を感じたりしますが、ファッションもちょっとした違和感がコーディネートのアクセントになりお洒落になるのかもしれませんね。
このようにテクノロジーとファッションの融合は少し前から始まっているようです。
そしてファッションに現代のテクノロジーであるIoTを取り入れたのが、同じく2016年のMETGALAでお披露目された「コグニティブ・ドレス」です。このドレスですがIBMのコグニティブ・システム(人の意思決定を支援するシステム)を使っています。
見ている人の感情を色で表現なんて、まるでアーティストみたいですね!
このコグニティブ・システムにはIBMのスーパーコンピューターWatsonを使っています。
そのシステムの最大の特徴が「AI(人工知能)と人との自然な関わり」で、従来のAI(人工知能)のシステムよりも、より人間の意思決定を尊重してくれちゃうので何でも相談できちゃう頼れる相棒って感じなんです。
そしてこの頼れる相棒の最大の特徴は会話スキルがすごく高いこと!なんだか機械的で冷たいなぁなんてことはなく、人間らしく抽象的な概念も理解してくれちゃいます。このシステムを利用すると人の話し言葉はほぼ自然に理解できますし、そしてAI(人工知能)自身もより自然で人間に近い会話が可能になるので雑談だってAI(人工知能)相手に盛り上がっちゃうんです。
それがこんな感じです👇「Cogni Toys」
コグニティブシステムを使ったこの恐竜のおもちゃですが、子供の唐突な質問にも対応して会話を広げてくれちゃうなんてコミュニケーション能力抜群ですね!
ドレスにおもちゃ、IoTを活用すると童話の世界のお姫様みたいに着飾れたり、まるでアニメの世界のように人間との会話がスムーズなおもちゃまで生れちゃうんですね。
コグニティブドレスは東京ガールズコレクションでもお披露目されたので、結婚式などで着れる日も近いかもしれません。
さて、ドレスと来たら次はそれを試着する部屋もIoTを活用した事例があるのでご紹介します!
次世代の試着室はみんなの「あったらいいな」がつまっている
POLO RALPH LAUREN(ポロラルフローレン)のニューヨーク五番街旗艦店の試着室はまさにVIPルームのような、行き届いたサービスが受けられます。それをスタッフではなく試着室自体が行ってくれるのですから一般人もセレブ気分が味わえちゃうんです。
それもそのはず、IoTを活用した一味も二味も違う試着室なんです。
その名も「The Oak Fitting Roomオークフィッティングルーム」
Ralph Lauren and Oak Labs launch the fitting room of the future https://t.co/yr8hFiEoA4 by @ruthreader pic.twitter.com/BdOpfFejEb
— VentureBeat (@VentureBeat) November 18, 2015
まず、試着室に入ると洋服に付いている情報の入ったタグから商品情報が自動的に読み込まれますので、こんなことができちゃいます👇
- 持ち込んだ商品のサイズとカラーバリエーションが鏡に映り確認できる。
- お店の在庫確認が鏡でできる。
- 持ち込んだ商品に合うアイテムを鏡に映し出し提案してくれる。
- 鏡がタッチパネルになっているのでそこから店員さんを呼ぶことができる。
- 商品情報をスマホに送ることができる。
- 灯りの調整も鏡のタッチパネルからできる。
この試着室で店員さんに付いて回られる煩わしさからも解放されますし、商品情報をスマホに送れるので一度持ち帰って考えることも可能になりますよね。
これで押しの強い店員さんに無理やり買わされることもなくなります!この試着室日本にも早く作ってほしい!
最先端試着室で綺麗なIoTドレスに着替えたら、素敵な香りもまといたいですよね。そんなあなたに、香りはお店で選ぶ時代ではないんです!IoTを活用して作る時代なんです!
次は香りにIoTを活用した事例をご紹介します。
香りもIoTで個人にピッタリ合ったものを
香りもIoTの活用でより個人の好みにあったものが作れるようになりました。香りとIoT!まさに新しい発想がビジネスにつながったIoT活用事例ですよね。
パーソナライズアロマ「CODE Mee」はwebで香り診断をし、3000通りの香りの中からその人にぴったりの香りを選んでくれます。
「CODE Mee」は国産製油を使用し原料にもこだわっています。精油はリラックス効果や免疫力UP効果など効能が多いのも魅力です。
香水の強い香りは苦手ですが、リラクゼーションにも使われる精油なら優しい香りでどんな場所にも合いそうです!
現代人はストレスが多いなんてよく言われますが、自分の心地の良い香りをまとってどこでもリラックスできたら精油の効果と相まってより健康になりそうです。
今回はビジネスの場でのちょっと面白いIoT活用事例をご紹介しました。
- ビジネスは想像力が勝負の時代、そのヒントは小説の中にあるかも!
- ファッションにIoTを活用すると見たことのないドレスが生まれる!
- 試着室にIoTを取り入れると、痒いところに手が届く!
- 香りは選ぶのではなくIoT活用で作る時代に!
IoTを使うと「こんなものあったらいいな」「こんなことあったら面白いのに!」が実現できちゃうってことですね。これからビジネスの場は今よりもアイデア勝負になってくることはまちがいないので、子供のように頭を柔軟にしておきたいですね。
それには、リフレッシュもかねて小説を読んでみたり、もしかしたら過去の映画を観てみることに現代に活きるヒントがあるかもしれません。
今度の週末はSF映画を借りにレンタルビデオ屋さんへゴー!
コメントをどうぞ
× iot
専門用語なので勝手に大文字・小文字を変更してはいけません。
○ IoT
× そんな、パワフルな
○ そんなパワフルな
× YOUTUBER
○ YouTuber
「星新一」「星 新一」表記揺れ。
通りがかりさん
お返事おそくなってしまい申し訳ございませんでした。また、いつもAIZINEを読んで頂きましてありがとうございます。
ご指摘していただいた箇所修正いたしました、とても勉強になりました!
勉強が足りずまだまだ拙い文章ですが、今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。
貴重なお時間を使ってのコメントありがとうございました!