IoT×AI(人工知能)身近な日本の活用事例をご紹介! | AIZINE(エーアイジン)
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IoT×AI(人工知能)身近な日本の活用事例をご紹介!

IoTとAIで快適な暮らしのイメージ

最近では、様々なモノがインターネットに接続されるようになり、家庭では、テレビはもちろん、冷蔵庫やお掃除ロボットがインターネットに接続され、離れた場所からでも指示を送れるようになりました。私たちの周りのテクノロジーの進化は凄まじく、ついていけない!と思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この近年のテクノロジーの進化といえば、何と言ってもIoT(モノのインターネット)とAI(人工知能)の発達でしょう。身の周りでも、よく「IoT(モノのインターネット)」や「AI(人工知能)」という言葉を聞くようになりましたよね。

しかし、「IoT」や「AI(人工知能)」って実際どんなものか想像できない方も多いでしょう。実は、すでに私たちもIoTとAI(人工知能)の技術の恩恵を受けています。そこで今回は、身近な日本でのIoTとAI(人工知能)の活用事例をご紹介しましょう。

音声対話で人に寄り添うオーブンレンジ

ヘルシオイメージ

まずは、ご存知の方も多いIoTとAIを組み合わせたキッチン家電の活用事例です。毎日の夕食の準備でオーブンレンジを使われる方も多いのではないでしょうか。オーブンレンジというと以前から当たり前に見かける調理機器ですが、最近のオーブンレンジには以前のものとは少し異なった商品が登場しています。

それは、シャープから販売されている「ウォーターオーブン ヘルシオ」。この「ウォーターオーブン ヘルシオ」は、音声対話のできるオーブンレンジで、なんと音声で献立の提案や操作の手助けを行ってくれます。

私たちはオーブンレンジなどの調理機器を使う時、操作の仕方が分からない時などはわざわざ取扱説明書を取り出して調べますよね。

しかしこのヘルシオは、音声対話機能によって、私たちが分からないこともすぐにアシストしてくれます。だから、忙しかったり、手が塞がって取扱説明書を開くことができない調理中にとても助かるでしょう。では、このヘルシオの音声対話機能によるアシストはどのようなものなのか、ヘルシオのIoT×AIの活用事例をさらに分かりやすくお話します。

ヘルシオを販売しているシャープは、実はクラウドサービス「COCORO KITCHEN」というサービスを展開しています。この「COCORO KITCHEN」は、AI(人工知能)を活用しており、ヘルシオを家庭の無線LANに接続することで、献立の相談や操作のアシストを行うことができるのです。
例えば、ヘルシオに「冷蔵庫にある鶏肉と玉子で作られる料理を教えて」と話しかけると、「チキン南蛮はどうですか?」とおすすめのレシピや、そのほかのレシピを教えてくれます。

このように話しかけるだけで料理やレシピを教えてくれるなんてすごく助かりますよね。

この機能は、実はIoT(モノのインターネット)とAI(人工知能)を組み合わせています。先ほど、ヘルシオが家庭の無線LANに接続することでアシスト機能が使えるとお伝えしましたよね。

つまり、オーブンレンジがインターネットに接続されることで、AI(人工知能)が組み込まれた「COCORO KITCHEN」と繋がりAI(人工知能)を活用できるのです。

また、インターネットに接続されたヘルシオは、オーブンレンジの使用履歴やメニューなどのデータを蓄積し、各家庭にあったメニューを提案してくれます。だから、夕食のメニューが思いつかない時はヘルシオに献立を尋ねることで、AI(人工知能)が今までの調理履歴の中から好みのメニューをおすすめしてくれます。ヘルシオがあればもう献立に悩むこともなくなるでしょう。

顔認証カメラシステムを顧客サービスに活用

認証のイメージ

次はIoTとAIの組み合わせによって私たちの生活がより便利になる活用事例を紹介しましょう。AI(人工知能)の活躍が目覚ましい分野に「画像認証」があります。

この画像認識、今までは人間には認識できてもAI(人工知能)には認識できない画像がありました。しかし、AI(人工知能)の発展にともない、AI(人工知能)が今まで苦手としていたことも、人間と同じようにできるようになりました。

現在では、AI(人工知能)を用いた顔認証カメラシステムが、様々な場面で活用されています。そしてこの顔認証カメラシステムにもIoTとAI(人工知能)が組み合わされています。それでは今度はIoTとAI(人工知能)を組み合わせた顔認証システムの活用事例についてお話しましょう。

この顔認証システムとして、例えば、インターネットに接続されたカメラが特定人物を見つけて顔認証を行うものがあります。具体的には、会社の入退室に社員の顔認証を行うことで、ICカードや鍵を持たなくても入退室が可能になるのです。

もし、鍵やICカードを忘れてしまっても、焦ることがなくなるのがいいですよね。

他にも、店舗で顔認証を使った場合、万引きの常習犯の顔を認識することでアラームを鳴らせますし、お客様の顔を特定することで初めての来店なのか、リピーター様なのかを判別することも可能です。この時、リピーターの買い物履歴から好みを把握することで顧客サービスの向上にも役立つでしょう。

リピーターとして来店した時に、好みを覚えていてもらえると嬉しいですよね。

そして、お客様の動きをマーキングすることで、来店した人がどのような動きで店舗の商品を見て周るのかを分析できます。つまり、IoTとAI(人工知能)を組み合わせた顔認証カメラシステムは、防犯システムとしてだけではなく、マーケティングでの活用が期待できるのです。

ウェアラブル端末により労働者の業務をサポート

労働のイメージ

最後に、IoTとAI(人工知能)の組み合わせにより、私たちが働く環境も良くなる活用事例を紹介しましょう。ところで、ウェアラブル端末という装置をご存知でしょうか。

ウェアラブル端末とは、時計のように私たちが身に着けることのできる端末のこと。

このウェアラブル端末を身に着けることで、装置は私たちの位置を検出しデータ収集や情報共有を行います。

特定の人の位置をみんなが把握できることで、「田中さんはどこ行った?」などと、人を探す手間を省き用件をすぐに伝えられるので、業務が効率化します。

さらに倉庫作業でもIoTとAI(人工知能)を組み合わせたウェアラブル端末が役立ちます。今までの倉庫作業では、荷物のピッキング作業は目視確認がメインで行われていたため、人為的なミスが多数発生していました。

しかし、ウェアラブル端末の導入により人為的ミスは激減したのです。

それは何故かと言うと、例えば、指輪タイプの装置で荷物のデータを読み取り、時計タイプの装置で荷物の中身が一致しているかを判定。これでハンズフリーで作業が行え、商品が一致しているのかが自動でわかるようになりました。

これによって労働者もミスで怒られることも減り、ストレスフリーで働けるでしょう。

実は、このようにネットワークをつなげることで働く人々を支援することを「IoW (Internet of Workers)」といい、

IoTによって工場では生産設備の自動化や見える化が進む一方で、IoWはIoTとAI(人工知能)の技術を活用することで、労働者たちの負担を減らしてより働きやすい環境を整えようとする目的があります。

このようにIoTとAI(人工知能)の融合技術によって、私たちの職場環境もより良くなると嬉しいですよね。

 

IoTとAIを活用している職場のイメージ

さて今回は、日本においてIoTとAI(人工知能)を組み合わせた活用事例をご紹介しました。

家庭ではIoTとAI(人工知能)の活用事例として、オーブンレンジが活躍していることをお伝えしましたが、家族の好みを把握して冷蔵庫にある材料で作ることのできる献立を提案してくれるなんて、毎日夕食のメニューに悩む主婦(主夫)にとって大変助かります。さらに、これからは冷蔵庫・洗濯機・掃除機など、様々な家電製品がインターネットに接続され、私たちをアシストしてくれるようになるでしょう。
ビジネスシーンにおいては、顔認証カメラシステムのおかげでオフィスへの入退室がスムーズに行えるようになりました。そのおかげで、毎回ICカードをかざす手間が省けます。さらにお店では、顔認証カメラシステムがリピーターのお客様を認識するので、店員も声をかけやすくなるでしょう。
さらに、IoTとAI(人工知能)の技術を駆使したウェアラブル端末の活用事例も紹介しました。ウェアラブル端末のおかげで、私たちの働く環境も良くなろうとしています。

家庭においても、仕事においてもIoTとAI(人工知能)が融合した技術のおかげで、私たちがより過ごしやすくなっているのは明らか。これからますます、ネット上でIoTとAI(人工知能)の活用事例を目にする機会も増えるでしょう。

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