私たちの生活に欠かせないネット検索サービスと言えば一番にGoogleが頭に浮かびますよね。現在、Googleの利用者数は約6,600万人と言われ、世界的にも広く利用されています。
そんなGoogleですが、既存のサービスにAI(人工知能)技術を組み合わせることで、よりクオリティが高いサービスを生み出しています。そのサービスは私たちにとって、より良い生活を提供する手助けであったり、新たな価値観を提供してくれる非常に革新的な内容となります。
AI(人工知能)技術と聞いただけで、私たちは最先端技術、ロボットが考えて行動してくれるなど近未来のイメージを持ちがちで、私たちとは遠い未来のように感じるかもしれません。しかしGoogleとAI(人工知能)のサービスは、実はかなり身近になっているのだとか、一体どんなサービスが生み出されているのか非常に興味湧きますよね。
それでは今回は、Google社が取り組むAI(人工知能)を使った取り組みについて解説します。
GoogleとAI(人工知能)の関係
Googleはネット検索サービスやマップサービスが有名ですが、サービスのクオリティーUPやサービスの幅を広げるためにAI(人工知能)の技術を取り入れ始めています。
Google最大の武器は、その利用者数。この利用者数の多いことがAI(人工知能)に大元となるビッグデータの多さに直結するため、よりクオリティーが高いAI(人工知能)開発に活かせます。
つまりGoogleの既存サービスにAI(人工知能)を取り入れた新しいサービスは、私たちの生活をより便利にしていくことは間違いありません。
それではGoogleとAI(人工知能)が組み合わさったサービスを紹介します。
Googleが取り組むAI(人工知能)その1:スマートスピーカー「Google Home」
Googleのスマートスピーカーである「Google Home」は、AI(人工知能)アシスタントが搭載されています。そのため、使う人の声を認識し、使えば使うほどユーザーのことを学びます。
Google Homeは声をかけるだけで音楽をかけたり、天気予報をきいたり、タイマーをかけられます。たとえばユーザーが「いってきます」と声をかければ照明とTVとエアコンの電源を消せると、とても便利ですよね。
これらはGoogleがAI(人工知能)と連携させているからこそ、実現できたサービスです。
Googleが取り組むAI(人工知能)その2:「Google Duplex」
レストランやホテルへの予約作業は意外と手間がかかり、面倒ですよね。そこで、GoogleがAI(人工知能)技術を使って予約をするサービス「Google Duplex(デュプレックス)」が生み出されました。
予約の方法は、ユーザーが予約を入れたいレストランやホテルを指定します。するとAI(人工知能)がHPへアクセスし、音声認識機能を使って電話予約をしてくれます。このサービスを利用すれば面倒な作業や電話は不要になるので、使わない手はありません。まるで自分に秘書ができた感覚を味わうことができるでしょう。
さらにGoogle Duplexの優れているところは、AI(人工知能)の会話レベルのクオリティーが高い点。電話予約の際、電話対応者がロボットやAI(人工知能)だと気づかず会話してしまうぐらい、人が自然に話しているクオリティーを再現できます。これはまさに、AI(人工知能)だからこそできる技かもしれません。
Googleが取り組むAI(人工知能)その3:You Tubeにおいて年齢制限が必要な動画を自動検出
今やYoutubeは一大サービスとなっていますよね。Youtubeは一般市民が気軽に動画をアップロードでき、世界的に見ても老若男女問わず、非常に人気があります。その信頼と実績を積み重ねている背景にはアップロードされた動画の年齢制限がしっかりと線引きされていることも要因の一つ。
その判断はアップロード者に判断が委ねられますが、Google社はクオリティーを上げるために専門の判定チームも違反動画の検出をしていています。しかし、実際のところは動画のアップロードの数が多すぎて、その検出作業がとても間に合わない事が課題でした。
そこで最近、Googleが手掛ける動画サービスであるYoutubeでもAI(人工知能)技術を活用しています。その方法は、年齢制限の判定を動画自動検出AI(人工知能)で検出するというものです。年齢制限の規約に違反していないかのチェックにおいて、人の手で検出しきれない部分がAI(人工知能)の力で短時間、かつ多くの検出を実現させました。
Googleが取り組むAI(人工知能)その4:Google pixelのカメラ
Google社もスマートフォン事業に商品を展開し、近年開発したスマートフォン「pixel」に注目が集まっています。その「pixel」の一番の特徴として挙げられるのは、AI(人工知能)技術が搭載されたカメラ。
もちろん「pixel」のカメラ機能はそれだけではありません。植物や動物にカメラを向けて映すことで、映したものの名前を調べることが可能です。
さらに、この機能は違ったシーンでも活用できます。例えばあなたが高級フランス料理店に行くとしましょう。メニューを見ると全てフランス語で記載されていて、全く意味がわからない場合はありますよね。でも、そんな時でも大丈夫です。「pixel」のカメラで撮影すれば全て日本語に翻訳されます。大事なデートでも恥をかかないで済むでしょう。
このように、GoogleのAI(人工知能)技術が搭載されたカメラを備える「Pixel」は画像から検索、翻訳できる高機能カメラで私たちの生活で役立つツールとなることは間違いありません。
Googleが取り組むAI(人工知能)その5:Google Photoの顔検索
GoogleのGoogle Photoはスマートフォンやパソコンに保存している写真をクラウド上で保管や共有、編集できる便利なツールです。そんなGoogle PhotoにもAI(人工知能)の顔認証技術が搭載されています。
そこでAI(人工知能)顔認証技術を駆使することで、保存された多数の写真を分析し、同一人物だけを抽出し、グルーピングします。特定の人物だけ写真を集めたいときにおすすめです。
GoogleがAI(人工知能)を使って目指す未来とは
Google社は世界的に広く利用されている検索サービスを起点に様々なサービスを展開、そして多くの人の問題解決や、より良い生活を送るための手助けをしてくれます。
そんなGoogle社がAI(人工知能)技術を駆使し目指す未来とは、将来的に問題となる社会問題を解決させることです。AI(人工知能)技術は人類にとって多大な利益をもたらす最先端技術でその技術を駆使すれば、こんなことができたら良いなと思うことや、私たちが想像もできないことも実現できるに違いありません。
また近い将来実現が期待されているAI(人工知能)技術による車の自動運転は、Googleマップもコラボで活躍できる分野と言えるでしょう。
AI(人工知能)技術はさまざまな分野においてさまざまなビジネス課題、社会的な課題を解決する強い味方になります。世界的な大企業であるGoogle社がAI(人工知能)技術を活用して生み出すサービスは今後も注目を集めるに違いありません。
さて今回、Google社が取り組むAI(人工知能)についてまとめて解説しました。
内容を振り返りましょう。
- Googleはネット検索サービスやマップサービスが有名だが、よりサービスのクオリティーUPやサービスの幅を広げるためにAI(人工知能)の技術を取り入れ始めている
- Google Homeはスピーカーの中にAI(人工知能)技術が取り込まれた音声認識機能を備えたスマートスピーカー
- Google Duplexは、AI(人工知能)が私たちに代わってレストランやホテルの予約をしてくれるサービス
- YoutubeにはAI(人工知能)技術を活用して動画を自動検出
- スマートフォン「pixel」はAI(人工知能)技術が搭載されたカメラが備えられている
- Google Photoはスマートフォンやパソコンに保存している写真をクラウド上で保管や共有、そして編集できる便利なツール
- Google社はAI(人工知能)技術を駆使し、目指す未来とは、将来的に問題となる社会問題を解決させること
世界的大企業のGoogle社が取り組むAI(人工知能)技術のサービスや商品の開発は、私たちの生活に多大なる影響を与えることは間違いありません。
AI(人工知能)技術を取り組むことで一体どんな新しいサービスが生み出されるのか期待が膨らむばかりですよね。今後もGoogle社の動向に注目しましょう。