機械学習や統計の勉強をしていたり、AI(人工知能)に関する記事を読んでいると「目的変数」「説明変数」という言葉を見かけることがありますよね。しかし、これらは基本の「き」のような言葉なのでしばしば説明が省かれることがあります。
ただ、非常に大切な言葉なので、知識を積み上げていく上でこれらの言葉について明確に理解しておくべきだということは明白です。そこで今回は、「目的変数」「説明変数」の意味についてお伝えしていきましょう。
一言で言うと「目的変数」と「説明変数」とは・・・
「求めたいもの」と「求めたいものに作用するもの」です。
統計やAI(人工知能)分野では求めたいものを「目的変数」、目的変数に作用する変数を「説明変数」と表現します。例えば自分が飲食店を経営しているとして、過去の売上情報を元に月次で将来の売上げを予測したいとしたとき、日々の売上には天気や気温、湿度などが関係しそうと想像できますよね。
この時、求めたいものである売り上げが「目的変数」、天気や気温、湿度など求めたい売り上げに何らかの影響を与える変数が「説明変数」となります。また、変数とは「ケース毎に変わり得る数」のことを意味しており、天気や気温、湿度など日毎に数値が変化するものを指しています。
※数式で説明するなら、例えばy = axという関数があった場合、yが目的変数、xが説明変数となります。
まとめ
つまり、「目的変数」と「説明変数」とは、
飲食店における売り上げを予測したい場合、売り上げに対して作用する天気や気温、湿度といった関係のように、「求めたいもの」と「求めたいものに作用するもの」を説明する言葉です。
<参考>
つっちー
AI(人工知能)って「なにそれ美味しいの?」ってレベルだった僕が、AIエンジニアを目指してステップを踏んだり踏まれたりしている記事を書いてます。よかったら読んでみてください(実話)。