最近では『チャットボットで24時間いつでも問い合わせができる!』なんて企業もよく見かけますよね。自社でもチャットボットを導入したいけれど、設定が難しかったり、費用がかかったりと、ハードルが高い・・・とお悩みの方もいるはず。簡単に、チャットボットをフリーで作れたら、本当に便利なことこの上ないでしょう。
実はチャットボットにはフリーで作成できるものが存在し、しかも初心者でも手軽にできるようなものもあります。英語のものもありますが、日本語でサービスが提供されている場合もあり、言語の壁も取っ払って作成することが可能です。これなら、何も知らない私たちでも明日から簡単に導入することができるかもしれません。
しかし、チャットボットをフリーで作成できるといっても、どんなものがあるのかわかりませんよね。そこで今回は、日本語で使え、簡単にチャットボットを作成できるフリーのツールについてご紹介いたします。まずは、チャットボットを作成する方法について事前に確認しておきましょう。
フリーでチャットボット作成にはシステム開発とツール利用の2種類ある
チャットボットのフリー作成には主に2種類あり、自らシステムを開発する方法と、外部サービスに依頼したり、ツールを利用したりする方法があります。まずはそれぞれ確認していきます。
①自らシステム開発をする
チャットボットを自ら開発すると、企画や設計通りに機能やデザインを持つチャットボットを(場合によっては)フリーで作成することができます。以前は開発に専用の設備や技術者が必要でしたが、さまざまな支援ツールが開発されたことにより、ハードルが下がってきています。
例えば、「LINE」や「Messenger」など、メッセージアプリでチャットボットをフリーで作成したい場合プラットフォームが提供しているAPI(アプリケーションプログラミングインターフェース。ソフトウェアの機能の共有)を利用すれば簡単になります。また、複数のメッセージアプリで利用できるチャットボットを開発する場合は、bot開発専用のフレームワーク(汎用化された機能)を利用するという選択肢があり、プログラムを書く時間短縮につながります。
しかし、いくら開発へのハードルが下がったとはいえ、専門の技術者は必要であり、まだまだ敷居が高いですよね。そのような場合は、チャットボット作成フリーツールを利用しましょう。
②ツールを利用する
プログラミングの知識がない、技術者がいない、という場合はチャットボットの作成ツールを利用することをオススメします。特にフリーの作成ツールであれば、コストもかからず、導入しやすいでしょう。確かに、プログラミングなどの勉強の必要がなく、簡単にチャットボットをフリーで作成できるなんて、楽なことこの上ないですよね。
さて、次からオススメのチャットボットのフリーでの作成を3つ紹介します。まずはHubSpotです。
チャットボットのフリー作成①:HubSpot
HubSpotではチャットボットをプログラミングのコーディングなしで、フリーで簡単作成して、ウェブサイトに設置することが可能となっています。まさに、チャットボットの設置に高いハードルを感じている場合にうってつけのサービスです。
現在、顧客や訪問者の多くは、ウェブチャットを通じて企業とリアルタイムにやり取りすることを求めています。しかしながら、1対1で対応することは難しく、そこでHubSpotのチャットボットのフリー作成ツールでチャットボットを作り、対応することで、業務負担の軽減と繋がります。チャットボットの作成は、よくお客様から問い合わせがある質問への回答などのタスクを自動化でき、より重要な業務に集中することができます。
HubSpotの最大の特徴のひとつは、チャットボットの作成経験がなく、プログラミングでのコーディングができなくても、テンプレートがあることです。そのため、簡単に、チャットボットがフリーで始めることができるのです。もし必要があれば口調を整えるために、ビジュアルエディターで作成することもできるのです。
また、HubSpotでは、やり取りが機械的にならないように工夫ができるため、より自然なコミュニケーションが実現できます。コンタクトデータとして蓄積された情報を元に、親しみを感じるような個別のメッセージを送ることができます。
次にご紹介するのは、Repl-AI (レプル・エーアイ)です。
チャットボットのフリー作成②:Repl-AI (レプル・エーアイ)
Repl-AI (レプル・エーアイ)はNTTドコモ×インターメディアプランニングが提供しており、チャットボットがフリーで作成できます。プログラミング不要で誰でも簡単にチャットボットが作成でき、チャットボットのユーザーの悩みに応えることができるのです。
Repl-AI (レプル・エーアイ)では、チャットボットのシナリオ、すなわち受け答えのルールを作成できる画面が用意されており、プログラミング知識は必要ありません。一度組んだシナリオの編集も気軽にできます。
高機能で自然な受け答えをするために、次の機能をRepl-AI (レプル・エーアイ)は持っています。
- 曖昧表現の認識
- 過去の会話を記憶しての活用
- 雑談昨日で自然な会話を継続
また、何をしゃべらせたらいいのかわからない、という悩みが出ることもあるでしょう。そんな時に参考となる会話のシナリオレイヤテンプレートが用意されています。
さらに、Webページにチャットボットを表示する他、FacebookやLINEなどとプログラミング知識なしで連携することができます。もちろん技術者であれば、APIを利用することも可能です。
Repl-AI (レプル・エーアイ)の代表的な導入事例は以下の通りです。
- ゴミ分別案内システム(横浜市)
- 画像認識AI(人工知能)と連携した観光案内&スタンプラリー(石巻市、街づくりまんぼう)
- 海外旅行者向けのパケットパック海外オプションの紹介(NTT docomo)
- ごみの捨て方などごみに関する問い合わせ(墨田区)
最後にhachidoriについてご紹介します。
チャットボットのフリー作成③:hachidori
(有料プラン含め)これまで開発実績が6500件超あるhachidoriは、使いたい状況に合わせたチャットボットを提案しています。hachidoriは国内最大のチャットボットツールと銘打っています。
チャットボットでユーザーとのコミュニケーションを図り、友だちのようなコミュニケーションを取ることを目指しています。チャットボット導入においてもっとも重要なシナリオ設計を、1500以上のチャットボットを開発した実績で得たノウハウを使って設計することが可能です。その他ユーザーの動向データをマーケティングに活用できたり、有人オペレーターへの取次だったりができます。
公式サイトでは活用シーンとして4つのシーンを挙げています。一つ目は診断であり、ボタンUI(ユーザーインターフェース。コンピュータに人間から指示を出すソフトウェアやハードウェア)を活用して簡単な診断テストを用意することができ、結果に応じて、コンテンツの配信を行なうことができます。
二つ目はクイズで、同じくボタンUIを使って、クイズを用意することができます。回答数などに応じて、ユーザーそれぞれに合わせたコンテンツを配信することが可能です。
三つ目は商品案内で、画面の中にボタンを埋め込み、タップ可能な画像を作成できます。画像のタップのみで、ユーザーの好みに合わせたカテゴリに移動することとなります。LINE上でユーザーの求めている商品へと、手間をかけることなくアクセスさせることが可能です。
最後に、四つ目はFAQで、既存のWebページ上のFAQをインポートすることで問い合わせに答えることが可能です。人力で回答する手間が省け、更に、解決できない場合はオペレーターへとつないで人力対応することもできます。
さて、今回は日本語で使え、簡単にチャットボットを作成できるフリーのツールについてご紹介しました。今までは、技術者による開発に頼るしかありませんでした。しかし、現在では初心者でも、手軽で簡単にチャットボットをフリーツールで作成できるようになり、時代の革新を感じますよね。
今回ご紹介したチャットボットを作るためのツールやサービスは以下の3つでした。
- HubSpot
- Repl-AI (レプル・エーアイ)
- hachidori
それぞれ特徴があるので、十分な検討をしたうえで導入することをオススメします。いくら無料とはいえ、人的コストはかかるので、要望と違って無駄が生じてはもったいないです。この記事を参考にしつつ、実際に問い合わせてみたりと情報収集しましょう。
コメントをどうぞ
学校のpcでも使えるチャットボットをいくつか記事にまとめてほしい
それなです
役立たずのチャットばっかりもうちょっと、ちゃんとしたチャットないの?
googleで[chatgpt]と検索してみいや