AIでビットコインの取り引きを行う3つのサービス | AIZINE(エーアイジン)
AI(人工知能)とファイナンス

AIでビットコインの取り引きを行う3つのサービス

ビットコインのイメージ

仮想通貨といえば真っ先に思い浮かぶのは、きっとビットコインですよね。まさにそのことを裏付けるように、仮想通貨の各種サービスについてはビットコインを扱うものが圧倒的に多いといえるかもしれません。

ビットコインは仮想通貨ですので、通貨として支払いや送金に使うと非常に便利なものですが、外貨などと同じように日本円に対して価値が変動するので、ビットコインを売買して利益を得るといった投資目的にも活用できます。

一方、AIは人工知能という言葉とともに、最近いろんなところで耳にするようになりま
した。自動車の自動運転や、人の言葉を理解したり、人の顔の画像から個人を識別す
るというようなことはご存知でしょう。実は株式の自動売買などにも活用されていま
す。株式の自動売買は古くから「アルゴリズムトレード」などという名前で呼ばれており、かなり長い歴史があるのです。AIが一般に広く使われるようになると、株式の自動売買にも利用されるようになり、さらに現在AIを利用してビットコイン等の仮想通貨の投機的な売買にも使われるようになりました。

ここでは仮想通貨として代表的なビットコインの売買をAIで行うサービスを3つご紹介しましょう。

ビットコインの売買をAIに任せるとは

ビットコインの売買をする人のイメージ

ビットコインの投機的な売買を考えた場合、いつ売買を行えばいいのか分かりますか。そんなに複雑な判断基準を駆使しているわけではなくても、私たちは会社の仕事もあるので四六時中値動きを見張っているわけにもいきませんよね。

仕事でなくても大事なイベントやレジャーの間くらいは売買のことは忘れたい。それに、そもそもビットコイン売買は株式売買などと比較して歴史がとても短く、ノウハウや理論といったものが未熟でとても不安です。

となると、ビットコインの売買を自分自身ではなく、AIに任せてしまってはどうでしょうか。

AIを利用したビットコインの自動売買には、時間の節約以外にも下記のような利点があります。

  • 欲張り過ぎが原因で損を出すことを避けられる
  • 世間の噂やニュースなどに惑わされることがない
  • 決まった方針で常に処理が可能
  • 知識がなくても一定の水準で成果を上げられる可能性がある

まずは、AIでビットコインの自動売買を行うサービスを3つ取り上げてみました。

※各種情報は執筆時点のものです

日本No.1サービスのウェルネスナビ

預かり資産運用者数が日本No.1のサービスで、日本で最も代表的なサービスといえるでしょう。自動積立機能や自動リバランス機能のほかに自動税金最適化機能を備えています。AIでビットコインの自動売買を行うにあたり、自動運用の機能が充実しており、完全お任せで運用してもよいのではとの声も。またウェルスナビにはスマホアプリがあり、大変使い勝手が良いとのこと。一度は検討すべきサービスではないでしょうか。

WealthNavi(ウェルスナビ

気軽に始められるAIの自動売買サービスTHEO(テオ)

AIによるビットコイン等の仮想通貨を自動売買するサービスとしては、ウェルネスナビと並ぶ日本国内の二大サービスの一つといえます。自動積立機能および自動リバランス機能を備えているのはウェルネスナビと同じなのですが、最低投資金額が1万円に設定されているため、気軽に始められるサービスといえるでしょう。さらに独自のアルゴリズムがプロフィールや資産状況を解析し、一人一人にぴったりのポートフォリオを作成してくれることも魅力ではないでしょうか。

THEO[テオ] by お金のデザイン

楽天が運営する楽ラップ

日本の大手IT企業「楽天」が運営するサービスで、その強みを活かし、世界的な資産運用コンサルティング会社「Mercer(マーサー)」と「SSGA社」と提携しているので、楽ラップはアドバイザーに注目した場合、非常に強力で提案性能が高いといえるでしょう。また楽ラップ独自機能として「TVT機能(下落ショック軽減機能)」を利用することができます。これは仮想通貨の相場が大きく変動した時に、一時的に株式への投資割合を減らして、損失のリスクを軽減する機能です。金融危機発生時に損失を軽減するのに役立ちます。

楽ラップ:ロボ・アドバイザー

さて、いくつか聞きなれない言葉が出てきましたよね。AIを利用したビットコインの自動売買サービスを利用した場合の機能についてご紹介しましょう。

AI(人工知能)自動売買サービスの機能について

仮想通貨のイメージ

例えば、代表的なサービスを例にとると下記のような機能があります。

  • 投資目標の設定
  • 資産配分の決定
  • 金融商品の選定
  • 入金
  • 発注
  • 積み立て
  • 再投資
  • リバランス
  • 税金最適化

上記の機能から、利便性の高いサービスを選定することがポイントです。

それでは、AIを利用したビットコインの自動売買サービスで特徴的な機能といえる「積み立て(積立投資)」「リバランス」「税金最適化」について知っておきましょう。

「積み立て(積立投資)」

積立貯金のように、毎月一定額を顧客の口座から自動的に引き落とし、ビットコインを自動的に買い付けるものです。一定額のため、価格が低い時に多く購入し、価格が高い時に少なく購入するということになりますよね。この機能では大きなリターンは望めませんが、長期の投資を行う場合、リスクを軽減することができます。

「リバランス」

リバランスとは、分散投資した結果、元のポートフォリオの配分比率が変わった場合、売買により元の配分比率に戻す操作のことです。例えばビットコインを10万円、他の通貨(通貨A)を10万円買い付けてそれぞれ50%ずつ保有したとすると、その後ビットコインが15万円、通貨Aが5万円になったとすると配分比率が75%:25%になるので、これを50%ずつに戻すために、ビットコインを5万円売り、通貨Aを5万円買うという操作を行うことが考えられますよね。

これがまさにリバランスで、これにより価格変動時のリスクを軽減できる効果が期待できるでしょう。この操作は取引を伴うため手数料も必要となりますので、結果としてリバランスしない方がよかったということもあるかもしれませんが、あくまで大きなリスクを避ける方法だと理解しましょう。

「(自動)税金最適化」(DeTAX)

配当やリバランスにより利益が発生したのはいいことなのですが、その税金の負担が一定額を超えしまったという時に、もしポートフォリオの中に含み損を含む銘柄がある場合、その銘柄を一旦売却・買戻しを行うことで損失を発生させて、利益との相殺で利益を減少させて税負担を軽減するというものです。いつでもできる操作ではありませんが、AIでビットコインを自動売買する上ではチェックすべき機能といえるはずです。

以上のような機能の有無に注目して、AIを利用してビットコインを取引するサービスを選ばれるとよいでしょう。

 

ビットコインのイメージ
AIによるビットコインの自動売買の広告や紹介記事を参照すると、リターン(利益)の大きさをウリにしているものが多く目にすることでしょう。しかし、よく言われることですが、本当に低いリスクで大きなリターンを生み出すような売買アルゴリズム(システム)が存在するならば、みなさんにわざわざ使わせることはせず、こっそり独り占めしているはずです。

もちろんいくつかのサービスで比較した場合、同じ局面でリターンに差が出ることはあるかもしれませんが、それはきっとほんのわずかなものでしょう。リターンの大小で選定するよりも、利便性の高いサービスを選定したほうが、結果的に資産(資金)を効率よく運用できます。

みなさんも今回紹介したようなAIを利用してビットコインを取引する便利なサービスを活用することで、時間を無駄にすることなく、効率よく運用することができるでしょう。

トップへ戻る
タイトルとURLをコピーしました