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ペットの代わりに一家に一台!動物型ロボットで癒やされよう

ペットの代わりに一家に一台!動物型ロボットで癒やされよう

ペットと一緒にいて、その無邪気な表情や仕草を見ていると心が和みますよね。実は今、そんなペットの代わりになる動物型ロボットが次々に発売されています。

動物型ロボットをペットにしたら、エサは電池や電気でいいですし、ウンチやおしっこの処理をする必要もないので、ペットを飼う負担がとても小さくなります。それにほとんどのペットは人間よりも寿命が短いので「死ぬところを見たくないからペットは飼わない」という方にとっても、動物型ロボットはピッタリです。

しかしいざ手に入れようとすると、どんなロボットがいるのかよくわからないですよね。そこで今回は、動物型ロボットにはどんなタイプがあってどんなことができるのか、についてお伝えします。

人型ロボットと動物型ロボット

人型ロボットのイメージ

ロボットと言えば、多くの人が人型のロボットを思い浮かべるでしょう。しかし、現実のロボットは、工場で活躍している腕だけの工業用ロボットや、自動的に荷物を運ぶ箱形のロボットなど、人型とはほど遠いものがほとんどです。

ロボットの世界では、人以外の形をしたものの方が一般的なのです。それは「必要な機能だけに絞った」結果であることがほとんどですが、そもそも「人型ロボットを作るのは難しい」というのも大きな理由です。

人型ロボットと同じように、動物とそっくりなロボットを作ることは簡単にはできないので、動物の機能を全て持ったロボットというのは、なかなか現れないでしょう。しかし一部の機能だけに絞った動物型ロボットなら、現在の技術でも作ることができます。

ここからは「ペットとしての機能」に特化した動物型ロボットを、タイプ別に説明していきます。

頭のいい動物型ロボット

まず紹介するのはaibo」のような高機能タイプで、最新技術を詰め込んだ「頭のいい動物型ロボット」です。

このaibo(アイボ)は、AI(人工知能)を搭載して、学習することで日々成長していきます。さらに最新のaiboは「犬のおまわりさん」の音楽とともに各部屋をパトロールして、登録した人を探してくれるということまでできるようになるのです。これは会員向けの有料サービスですが、いずれセコムと連携して不審者の報告など防犯システムとしての稼働も予定されているんですって。

aiboの歩く姿やちょっとした仕草は本物の犬そっくりで可愛いです。写真を撮って保存したり、踊ったり、飼い主を認識してなついたりもするので、犬に近づけたデジタルペットと言えるでしょう。セコムと連携したaiboは、番犬代わりにもなりますよね。

このタイプのロボットは高価なので、買う時には少し勇気がいるかもしれませんが、見た目がいかにも機械的なものが多いので、デジタル機器が大好きな方にとってはたまらない魅力ですよね。aiboは本体価格の他にサポート費用などもかかるので手に入れるのには約30万円~必要なのですが、それでも発売してから大人気の状態が続いています。

手ざわりのいい動物型ロボット

次に紹介するのはTombot」を代表とするフワフワな外見タイプで、癒やし効果が高い「手ざわりのいい動物型」ロボットです。

とてもリアルな外見で驚いてしまいますよね。このTombot(トムボット)はコンパニオンロボットとしての働きもあり、高齢者の孤独や不安などを解消することもでき、ペットを飼いたくても飼えない認知症の方でも飼うことができるという特長を持っています。日本での販売価格は現在のところ約7万円ですが、完成度の高さから考えるとお安い方かもしれません(※販売再開時期は未定)。

このタイプには他にも、ギネスブックに「世界でもっともセラピー効果があるロボット」として認定された「パロ」や、クッションにしっぽだけをくっつけたQoobo(クーボ)」というロボットもいます。

甘えるだけの動物型ロボット

最後に紹介するのはLOVOT」のような不思議タイプで、あんまり役に立たないけど魅力いっぱいの「甘えるだけの動物型ロボット」です。人工知能(AI)を持ち、高機能のセンサーを使いながらも、全力で「甘えること、愛されること」に特化したという(らぼっと)は、世界でも類を見ないタイプです。ちなみに「LOVOT」の名前の由来は「LOVE×ROBOT」なんですって。

このLOVOTの優しい雰囲気は、見ているだけで癒されます。留守番をして訪問者の写真を撮ったり、ベビーモニターとして働いたりなど、地味にちょっとだけ役に立ってくれるみたいですが、一番ステキなポイントは生き物らしい動きと体温があるというところではないでしょうか。あったかいものをギュッと抱きしめるだけで、人はなんだか安心しますよね。

LOVOTは、コミュニケーション能力の高いロボットとして有名なPepperの元開発者、林要さんが立ち上げたプロジェクトで作られました。情熱大陸で開発の様子が放映されたので、ご存知の方もいるかもしれませんね。家族になることを一番に目指したロボットというのは、今までに経験したことのない驚きと喜びを与えてくれそうです。

LOVOTの価格は約30万円~現在予約受付中で、2019年12月から出荷開始予定です。無料の体験会も開催されていますので、気になる方はまず触れ合ってみることをおススメします。価格はお財布に優しくないものの、可愛さと癒やしレベルの高さで、発売されたら人気に火がつくことは間違いありません。

まとめイメージ

さて今回は動物型ロボットについて、次のようなことをお伝えしました。

  • 完全な機能を持つロボットを作るのは難しいが、一部機能に限定したロボットは職場や家庭で活躍している
  • 動物型ロボットにはいくつかのタイプがあり、好みに応じて選ぶことができる
  • 高機能タイプは、本物の動物のような動きで番犬代わりにもなる
  • 手ざわりのいいタイプは、動きは少ないがセラピー効果が高い
  • 甘えるだけのタイプは、可愛い仕草や目線だけでも癒される

動物型ロボットは、生きている動物と比べると飼う負担が少ないので、高齢で世話をするのが難しい方仕事で留守がちな方旅行好きな方なんかにもピッタリです。ペットを飼ってみたいけど、動物アレルギーで…という方も、ロボットでしたら問題ありません。そのあふれる愛情を動物型ロボットに注いでみると、人生の楽しみが増えそうです。

そして、愛情を注いだペットを「壊れた」という理由で手放すのは、生きているペットとお別れするのと変わらないくらい辛いと思うので、新しい個体に中身をそっくり移し替えるというサポートを、今後はお願いしたいですよね。そうすれば、動物型ロボットは「永遠の命があるペット」となり、ますます普及していくことでしょう。

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