人工知能(AI)は労働をどうやって変えていくのか、すぐには想像つかない方も多いですよね。
マイケル・オズボーン准教授は、今後10~20年で47%の仕事が機械に取って代わられるという趣旨の論文を発表しました。
その発表のあと、人工知能(AI)が仕事を奪うという情報が広がったため、ネガティヴなイメージを持っている方も多いでしょう。その一方で最近では好意的な見方をしている人も増えています。
と、こんなに色んな情報があると結局どっちなんだろうと、混乱してしまっている方もいるかもしれません。
そこで今回は、実際のところ、人工知能(AI)の発展はどう私たちの労働に影響していってどんなメリットデメリット、そして人工知能(AI)はなにができるのかなどを紹介します。
人工知能(AI)のメリットについて
人工知能(AI)は研究の進展によって、音声認識や画像認識、数値予測、ディープラーニングなどが出来るようになり、私たちの生活や産業に影響を与えるようになりました。
そこには、メリットとデメリットがあります。まずはメリットについてお話しましょう。
人工知能(AI)が労働力不足の問題を解決
昨今の少子高齢化と言われていますよね。2030年には日本で900万人の労働力が不足するという課題を抱えています。しかし、それを解決する手段が人工知能(AI)。しかもすでにその取り組みは始まっており、結果を出し始めています。それではいくつか事例を見てみましょう。
管理がだいぶ楽になりそうですね。
スキャンするだけですべて計算してくれるのはとても便利。
クリエイティブな仕事が重宝される
人工知能(AI)によって新しい労働の形が創出され、さらにクリエイティブなことでお金を稼ぐことができるようになります。
以前は存在しなかったブロガーやyoutuber、インスタグラマーなどがその例。ルーチンワークなどは人工知能(AI)仕事がやってくれて、私たちは新しく仕事を作り出す時代に変わっていきます。
プライベートな時間が作れる
人工知能(AI)が仕事の代替えをしてくれることによって、残業する必要がなくなります。家族と過ごす時間を作ることができるので、仕事が忙しく子どもと遊んであげられなくてつらい気持ちをすることがありません。
もちろん、仕事以外に趣味がある方も趣味に時間を使うことができるようになりますよね。
人が必要な仕事に集中できるようになる
人工知能(AI)に仕事を手伝ってもらえる話をしましたが、それによってさらに仕事に集中できるようになります。
仕事をしなくてよくなる
仕事を人工知能(AI)がやってくれるということは、仕事をほとんどしなくてもいい時代に変わっていくという見方もできるでしょう。国が国民の生活を保障する仕組みベーシックインカムの導入です。そもそも仕事をする必要がなくなるって今の段階では想像つきませんがとてもワクワクしますよね。
もし、仕事をしなくてもよくなったら、人間は何をするようになるのでしょう。人に認められたいという欲求があるため、たとえお金を得る必要がなくても、なにかしら仕事をすると考える方もいます。お金を気にせず好きな仕事をして人の役に立てるなんて最高な時代がきたら本当にステキです。
人工知能(AI)のデメリットについて
いままでは、人工知能(AI)によるメリットの話をしました。しかしもちろん良いことばかりではありません。
先ほど仕事をしなくてもいいと言いましたが、今ある仕事が奪われてしまう。という見方もできます。
そして、工場などはさらに自動化が進み、
また、
過去の膨大な判例をすべて人工知能(AI)に記憶させているため、これまで人が時間をかけて調べていた判例をすぐに見つけ出し、良い判断が効率よくできるようです。
実際すでに弁護士の知識を持った人工知能に法律のアドバイスをしてもらう法律事務所が出てきています。
そして、
他にも「変なホテル」ではホテルのフロントも人工知能(AI)が担当。舞浜の客室にまで人工知能(AI)を搭載したコンシェルジュのロボットがいて、宿泊者の声でライトやテレビのオン・オフをすることもできますし、人工知能(AI)チャットボットが部屋も探してくれます。イエッティというサイトでは、「探している賃貸のエリア」や「希望条件」を伝えると、おすすめの物件を紹介することができるのです。
だいぶ厳しい世の中ですよね。出世して管理職になるという選択肢すらなくなってしまうかもしれません。
最後に意外な分野にも。
このように、人工知能(AI)によってなくなってしまいそうな労働がいくつもありますし、これはほんの一例。でも最初にメリットでお話ししたように、自分の労働をクリエイティブなものにしていくことで活躍できるかもしれません。
今回は人工知能(AI)が労働に与える影響とメリットデメリットについて紹介してきました。これからさらに時代は変化していることがよくわかりましたよね。
人工知能(AI)によって残念ながらなくなる労働もでてくるでしょう。しかし私たちはそれを今までも経験してきたことです。
残る仕事としてあげられるのは、まずマネジメントをする仕事。組織にビジョンを語って、人間のモチベーションをあげる経営者の仕事は人工知能(AI)にはできないようですし、リーダーシップも必要になってきそう。もちろん人を惹きつける力も必要でしょう。
そして、医師や看護師や接客業などのホスピタリティーを必要とする仕事も残ります。形はもちろん変わりますが、人工知能(AI)に出来る労働は任せていくようになるでしょう。人との関わりって大切ですよね。顔を合わせて笑い合うだけでも癒やされますし、誰とも話してない時にコンビニの店員さんに笑いかけてもらえるとすごく安心します。
そして1番大事なのはクリエイティビティーです。
もうすでに、人工知能(AI)を利用した仕事、例としてあげられる職業は、AIエンジニア AI営業 AIアナリスト AIマーケッター、AIコンサルタントなどが出現しています。
そして、先ほどお話したように、誰にも真似できない力を養うことが重要になっていくことでしょう。
これからは、人工知能(AI)に仕事を奪われるというよりは、共働して助け合うハイブリッドな社会になっていくでしょう。人工知能(AI)が私たちの労働の形を変える波に逆らうことはもうできません。それなら、もうその波をリードするくらいの心持ちで楽しんでいきましょう。
【お知らせ】
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