「投資で資産を増やしたいけど、専門知識が必要だし、リスクも高そう・・・」
投資や資産運用と聞くと、未経験の方であればハードルの高さを感じてしまいますよね。資産運用のメリットを分かっていても、実際にやるとなると複雑な金融の知識が必要になります。そのために勉強したり実際に運用することを考えると、二の足を踏んでしまいます。
投資に興味があるけど未経験だったり、もしくは初心者の方であれば、人工知能(AI)を使って株の取引ができるロボットアドバイザーを導入するのがオススメです。ロボットアドバイザーを使えば、放っておいても資産を増やせます。
ロボットアドバイザーを使うと、事前に簡単な質問に答えるだけで人工知能(AI)がユーザーに最適な資産配分と銘柄を自動で決めてくれます。お金を入金すれば銘柄を自動で買い付けて、その後のリバランス(相場の変動などで銘柄を入れ替えること)も自動で行ってくれるので、投資の専門知識がなくても簡単に資産運用を行えます。
人工知能(AI)でより多くの人に株の取引のきっかけを与えてくれるロボットアドバイザーは、現在様々な証券会社によって運営されています。ですので、本記事では投資の初心者でも使いやすく、またリスクを抑えた資産運用を可能にする代表的なロボットアドバイザーを4つお伝えします。
数あるロボアドの中で人気No. 1!「ウェルスナビ」
人工知能(AI)を使って株の取引をやってみたいけど、ロボットアドバイザーはたくさんあって、どれを選べばいいのか分からない・・・という方であれば、ウェルスナビがオススメです。
ウェルスナビは数あるロボットアドバイザーの中で最もユーザー数が多く、2018年5月には俳優の沢村一樹さんを起用したテレビCMも放映されるほどの人気ロボットアドバイザーです。2018年8月時点でユーザー数は13万人以上、総預かり資産は1,000億円を超えています。
ウェルスナビの特徴として、まず手数料の安さが挙げられます。公式ページでは手数料は1%とありますが、独自機能の「DeTAX(自動税金化サービス)」を使えば実質上0.5%の手数料で利用できます。
このサービスは顧客目線に立った様々なサービスを展開しているのも特徴で、たとえば「クイック入金」では、口座登録を済ませればウェブから直接、手数料無料で入金ができます。また、スマホアプリからでも運用状況の確認や入出金などの操作が可能で、その他にも積立投資による堅実で安心した投資ができます。人気No.1なのも納得ですよね!
少額の資金から投資できる!人工知能を活用した「THEO(テオ)」
THEOは、株式会社お金のデザインが2016年にローンチした日本初のロボットアドバイザーです。THEOは人工知能(AI)を活用して、株の取引に必要な作業を行ってくれるので、放っておいても資産を増やすことができます。資産運用方針を決定したり、銘柄の選定や売買、リバランスといった業務を自動で行ってくれるので、忙しい人でも安心して使えます。
また、公式サイトによると利用後の満足度は90.2%と評判も良いです。必要な情報を登録したら、あとは人工知能(AI)に任せておけばいいので、株の取引を初めて行う方にも使いやすいサービスです。
THEOの一番の特徴は、少額から投資できることです。ウェルスナビや、下記で説明する楽ナビなどのロボットアドバイザーの投資額は最低10万円ですが、THEOは1万円から投資することができます。
ですので、資金的にそれほど余裕のない方や、できるだけ少額でローリスクな投資をしたい方にもオススメです。その他、投資ノウハウを教えてくれるなどのサポートも充実しているので、初心者でも安心して使えます。
THEOは人工知能(AI)を活用して、株の取引に必要なデータを世界中のニュースやブログ、SNSから収集して、分析します。それによって特定の銘柄が下落する可能性があると判断したら、損失を抑えるためにポートフォリオ(資産構成)を自動で組み替えてくれます。人工知能(AI)を使うことで、よりローリスクで、かつ手間いらずな株の取引が可能になります。
楽天ユーザーに有利!楽天証券が運営する「楽ラップ」
楽ラップは楽天証券が運営するロボットアドバイザーです。運営元が楽天証券なので信頼性もあります。
簡単な質問に答えると、楽ラップがユーザーに最適な投資方法を提案してくれます。その後、楽ラップの運用口座に入金すると投資すべき銘柄を自動で買い付けて、その後のリバランスも自動で行ってくれます。手数料が0.99%と安く、楽天ポイントによる還元などのサービスもあるので、特に楽天ユーザーにはメリットのあるロボットアドバイザーです。
また、楽ラップは積立投資に対応しています。積立投資とは毎月決まった金額を入金して、継続的に投資していく方法です。毎月決まったときに金融商品を買うので、相場の変動が気になって家事や仕事が手に付かなくなってしまう、といった心配もありません。ロボットアドバイザーを選ぶ際の基準として、「積立投資に対応しているか」が一つのポイントになります。
現在、ウェルスナビとTHEO、楽ラップが積立投資に対応しており、毎月1万円からの積立投資ができます。登録する際に自動積立の設定をしておけば、あとは自動で投資をしてくれるのでラクですね。
ちょっと待った!実は2種類あるロボアドバイザー、その違いとは
ちなみに、ロボットアドバイザーは2種類あることをご存知でしょうか。上記でご紹介したウェルスナビ、THEO、楽ラップなどのロボットアドバイザーは「投資一任型」と呼ばれるものです。これは人工知能(AI)が株の取引の際に必要となる金融商品の売買やリバランスなどを、すべて自動で行ってくれるものです。放っておいても株の運用ができるので、未経験の方でも安心ですね!
もう一つは「アドバイス型」というもので、これはロボットアドバイザーの助言を参考にしながら、ユーザーが自分で資産運用をするタイプです。アドバイス型のロボットアドバイザーはあくまで助言役であり、金融商品の選定や売買、リバランスなどはユーザー自身で行います。
アドバイス型を使う場合、資産運用の経験者でないと運用が難しく、初心者であれば間違った判断をしてしまう場合も。ですので、初心者であれば投資一任型のロボットアドバイザーを選ぶほうがベターでしょう。
ですが、投資経験者や金融に精通した人であれば、より自分の知識や投資スタイルを活かせるアドバイス型を使ってみるのもアリです。アドバイス型ロボットアドバイザーとして代表的なものに、松井証券による投信工房があります。
低コストで利用できる!投資経験者向けの「投信工房」
投信工房の運営元である松井証券は、大正7年に操業された老舗の金融企業です。同社のロボットアドバイザーの投信工房は、いくつかの質問に答えると条件に合ったポートフォリオを提示してくれます。
ロボットアドバイザーはあくまで助言役なので、銘柄の選定や売買はユーザー自身で行います。ですので、投資一任型ロボットアドバイザーよりも低コストで利用できるというメリットがあります。また、ロボットアドバイザーが提案したポートフォリオを好みに応じて変更できるので、自分の投資スタイルに合わせて銘柄や比率を設定できます。ロボットアドバイザーの助言に加えて、自分の知識やセンスを活かせるので、より効率的な投資ができそうですね!
さてここまで、様々なロボットアドバイザーのうち代表的なものを幾つかご紹介しました。少額から投資できるTHEOや、楽天ユーザーにメリットのある楽ラップなど、人工知能(AI)を使うことで複雑な株の取引を簡単に行えます。それぞれのユーザーのニーズに合ったものを選ぶのが一番ですが、初めて投資をやってみるという方であれば、ユーザー数の最も多いウェルスナビがオススメです。
ウェブから入金できるクイック入金や、スマホアプリから運用状況を確認できるなどの便利な機能が使える他、運用開始や現金化までの時間が最短であるなど、様々な点で使いやすいサービスです。
もちろん、THEOや楽ラップなどの他のロボットアドバイザーを使っても利益は出ますが、運用実績は相場の変動によって変わるため、一概にどのロボットアドバイザーを使えば最も利益を出せるかは分からないところです。また、ロボットアドバイザーを使った投資は長期投資が前提となるので、使いやすさを基準に選んでみるのもポイントです。
人工知能(AI)によって、従来は複雑な知識を必要とした資産運用や株の取引を誰もができるようになりました。放っておくだけで資産を増やすことができるので、持っている資産を有効活用するためにも、一度ロボットアドバイザーの導入を検討してみてはいかがでしょうか。