みなさんお掃除してますか?
当たり前のように毎日お掃除する人もいれば、週末にまとめてする人、「ん?掃除?なにそれ?」なんて人も…。みなさんはどんなタイプでしょうか。
毎日お掃除をする人も、そうでない人も、共通して言えるのが「さあ掃除しよ」と掃除を始めるのはかなりのエネルギーが必要ですよね。当然ですが、やれば良いのは分かっているけど、なかなか始めることのできない厄介なもの、それがお掃除なのです。
でもしかし、いざ掃除をやり始めると、次から次へと汚れが気になって、それをひとつひとつクリアしていくと、気がついたらかなり時間が経っていたりすることだってあります。始めるのが億劫だったにも関わらず、気がついたらハマっている、何なんでしょう、お掃除って。
さて、お掃除といえば掃除機などの家電のお世話になる人がほとんどですよね。掃除機の種類は多く、キャニスター型やハンディ型、吸引方式も紙パック式やサイクロン式など、各社から豊富なラインナップが揃っていますが、やはり注目度が高いのがロボット型掃除機です。
ルンバを筆頭に各社から色々なタイップのロボット掃除機が登場していますが、あのPepperくんを開発したソフトバンクがAI(人工知能)ロボット第二弾として、お掃除ロボットを世の中にリリースするという情報を入手いたしました。
はたして、先輩Pepperくんを超えることができるのか?ソフトバンクのお掃除ロボットについて解説板します。
昔から、掃除はロボットにやらせたいと思っていた
みなさんは、お掃除ロボットがいつ誕生したのかご存知ですか?それは、今から遡ること30年以上前、1985年のつくば科学万博で試作されたのが始まりと言われています。その後、世界各国で試作を重ね、2001年にスウェーデンのエレクトロラックス社が市販の家庭用お掃除ロボットをリリースしました。
一方、日本では21世紀に入り家庭用のお掃除ロボットが広がり始めます。2000年代前半に海外製品が持ち込まれ始め、徐々に市場が広がってきました。あの有名なルンバなど、2010年代には多くの人がお掃除ロボットを知ることとなりました。初期のものは、外国製のものがほとんどでしたが、日本の家電メーカーもお掃除ロボットを生産するようになり、ますます競争が激しくなりました。
このように、国内外の各社が技術力を高め合い、センサー技術を高めて障害物を回避したり、電池がなくなると自動的に充電ブースに戻ったりし、さらにお掃除ロボットはAI(人工知能)を搭載し、ゴミの有無を判定したり、部屋のレイアウトを覚えて最適なルートを辿ったりするなど、文字通り「お掃除ロボット」と言える技術を身につけるようになりました。
Pepperくんの誕生から3年
さて、本題のソフトバンクから登場したお掃除ロボットのお話ですが、まず、ロボットと言えば、先輩にあたるペッパーくんですよね。ペッパーくんは2015年の登場以来、ソフトバンクショップの店頭はもちろん、色々な店舗の案内係として店頭に立っている姿をよく見かけます。ペッパーくん自ら話しかけてきたり、質問に答えたり、今ではすっかりAI(人工知能)としての地位を確立したと言えるでしょう。
先輩を超える存在になれるか?
では、ペッパーくんの後輩にあたるお掃除ロボットをご紹介しましょう。その名も「whiz」(ウィズ)、とてもシュッとした名前ですよね。ちなみにwhizという単語は「矢や弾丸が風を切る音、名人」という意味でもあります。なんかいい仕事してくれそうな名前ですよね。それでは早速、このwhizの特徴についてご紹介します。
お掃除ロボットwhizは、カーペットなどの床の清掃を目的とした自律走行するお掃除ロボットです。まず一番最初のミッションですが、whizが人間に掃除をするエリアを教えてもらいます。が、その方法はとてもシンプルで、かつユニーク、whizは実際に掃除するルートを人間の手で押してもらってお掃除ルートを覚えるという方法を取ります。ちょっと手がかかるけど、なんだか可愛げがありませんか?先輩ペッパーくんも記憶力はいいのですが、このwhizの記憶力もなかなかのものですね。
そして一度お掃除ルートを記憶したwhizは、スタートボタンを押すだけで記憶した地図データを元に自律走行して、お掃除をしてくれるのです。当然、ルート上に障害物があっても、多くのセンサーやカメラを搭載したwhizは見事に回避して、スマートにお掃除をしてくれるのです。先輩ペッパーくんより俊敏な印象を持ちますよね。
さらに、このwhizの守備範囲ですが、1回の充電で約3時間お掃除をすることができ、その範囲は約1500平方メートルです。言い換えると30m×50m、つまり50mプールと同じぐらいの広さをお掃除することができるのです。さすがに先輩のペッパーくんもここまでの広範囲はお掃除をすることができませんよね。後輩恐るべしです。
そして、whizは報・連・相もバッチリ。清掃状況をクラウド上で管理して、スマートフォンで「バッテリー残量が少ない」「ルート上に障害物があるために掃除できない場所があった」といった情報を報告してくれるのです。先輩ペッパーくんよりもさらに期待度が高まりますよね。
今回は、先輩ペッパーくんの地位を脅かすかもしれない存在となるお掃除ロボット、whizについてご紹介しました。1980年代に始まったロボット掃除機の研究の成果のおかげで、今ではこんなに賢いお掃除ロボットが登場するようになりました。このwhizは、AI(人工知能)とIoTが用いられ、技術的にも現在の最新の研究成果が応用されたものと言え、さらなるバージョンアップが期待できそうです。
ちなみに、毎月2万5000円でレンタルができるそうです。お掃除が苦手な方、ちょっとwhizにお任せしてみてはいかがでしょうか?