AI(人工知能)という言葉を最近多く耳にするようになりましたよね。例えば、「AIに聞いてみた どうすんのよ!?ニッポン」という番組も放送されているほど、AI(人工知能)への世間の注目度は高まっています。
他に身近なAI(人工知能)の例としては、お掃除ロボットの「ルンバ」や、自動車の自動運転などAI(人工知能)が活用されたサービスは様々あります。日本も積極的にAI商品の開発を行っており、わたしたちの生活やビジネスには欠かせないものとなりつつあるのはみなさんご存知の通りです。
AI(人工知能)は何かを予測をしたり、判断することを行いますが、AI(人工知能)の出す答えが本当に正しいのか、AIに聞いてみたい人、AIに聞いてみたい質問などなど、色々出てくることでしょう。今回はAI(人工知能)の出す答えが本当に正しいのか、AIに聞いてみた質問と回答からご紹介します。本題に入って行く前に、まずは事前準備としてAI(人工知能)関する理解を深めていきましょう。
AI(人工知能)とは、人間の脳がしている知的な活動(判断する、予測するなど)を行えるように開発したコンピューターシステムのこと
近年私たちの周りでは本当にAI(人工知能)の商品が急速に増えてきましたよね。AI(人工知能)に明確な定義はありませんが、人間の脳がしている知的な活動を行えるように開発したコンピューターシステムのことを指します。事前にプログラムされた通りの処理をしているだけの普通のコンピューターに対し、自律的に認識・学習・判断・推論といった人間の脳と同じような処理を行いながら、相手や状況に応じた対応を行うのがAI(人工知能)です。
AI(人工知能)は、膨大なデータからの学習を通じて、論理的な推論をしたり、臨機応変な判断をしたりなど、人間の脳と同じような知的な活動を行います。人間の脳では処理しきれない膨大なデータ量をスピーディーに処理することができる点も、AI(人工知能)の得意としていることです。
このような利点からビジネス業務の効率化・自動化、生活の利便性や安全性の向上などが期待され、あらゆる分野でAI(人工知能)が開発・活用されています。
AI(人工知能)は2種類に分けられる
人工知能には実は種類があり、「特化型人工知能(Narrow AI)」と「汎用型人工知能(AGI)」の二つに分けられます。
「特化型人工知能(Narrow AI)」とは、ある領域に特化して能力を発揮するAI(人工知能)のことで、人間以上の能力をもつものが多く実用化されています。「汎用型人工知能(AGI)」とは、異なる領域であらゆる複雑な問題を解決するためのAI(人工知能)のことです。
AI(人工知能)自身による自己理解や自律的自己制御ができるもので、人間が設定した想定を超える働きを期待できます。しかし、まだ実現にはいたっていません。
AIが導く答えが参考にできるかどうかは問題による
2017年から放送されている「AIに聞いてみた どうすんのよ!?ニッポン」という番組をご存知でしょうか。この番組は私たちが普段感じている疑問や難問、例えば「どうしたら心配のない老後を迎えられるの?」「幸せに暮らすにはどうしたらいいの?」というようなもの、その解決のヒントをAI(人工知能)に聞いてみて従来にはない解決の「一手」を考えていこうという番組です。
社会的な課題を目指すAI(人工知能)の開発はこれまでにはない試みでした。5000種類、計7000万件を超えるデータをAI(人工知能)にインプットしました。番組では問題となっている社会的課題問題をAI(人工知能)が収集・分析し、そのデータを人間が解釈し答えを導き出しました。
効率的に仕事するためにはどう働けばいいのか?という課題をAI (人工知能)に聞いてみたところ、「効率的に仕事をするには11時間54分以上働こう」という答えを導き出しました。「12時間近く働くことのどこが効率的に仕事をすることに繋がるの?」という声が読者のみなさんから聞こえてきそうですね。
また、健康寿命を延ばすにはどうしたらいいのか?、という課題をAI(人工知能)に聞いたところ400万以上のデータから、因果関係を導き出し課題を解決する提言を出しました。専門家でもここまで膨大なデータ量を調べあげることができないため、近年AI(人工知能)に対してとても大きな関心が寄せられているのです。
まとめ
さて、今回は本当にAI(人工知能)の出す答えは正しいのかについて、AI(人工知能)の概要に触れた上で、「AIに聞いてみた どうすんのよ!?ニッポン」という番組を通じてご紹介してきました。
- AI(人工知能)とは、人間の脳がしている知的な活動(判断する、予測するなど)を行えるように開発したコンピューターシステムのこと
- AI(人工知能)は特化型人工知能(Narrow AI)」と「汎用型人工知能(AGI)」の二つに分けられる
- AIが導く答えが参考にできるかどうかは問題による
などがわかりましたよね。
技術が徐々に上がり、AI(人工知能)が必要とされる場面も増えてきましたがそれと同時に人間の知能を超えて将来的にコントロールできなくなってしまうのではないかという懸念も出てきました。
前述した通り、AI(人工知能)は膨大なデータ量を記憶することができ多くのデータを様々な視点から物事を解析することができるのです。
専門家でも調べ上げることができず導き出せないものもAI(人工知能)に任せると簡単に答えを出してしまいます。今後さらにAI(人工知能)の技術は向上し、人間の知能を上回る未来はそう遠くはないでしょう。
そして、AI(人工知能)が人間より賢くなることで私たちの生活はさらに暮らしやすくなる可能性があります。今後のAI(人工知能)の技術の進歩に期待が高鳴ります。