人工知能の研究を調べるには?論文をpdfなどで読めるサイトまとめ | AIZINE(エーアイジン)
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人工知能の研究を調べるには?論文をpdfなどで読めるサイトまとめ

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AI(人工知能)の最新の動向をチェックするのに一番有効な手段は論文を読むこと。しかし「それは大学や大学院で専門の教員のもとにつかないと厳しいでしょう?普通は読めないよね?」と思う方もいますよね。

そんなことはありません。AI(人工知能)の論文を読むのは専門の教員のもとにつかなくても、ネット上で論文を探しpdfで読むことができます。

しかも、AI(人工知能)の論文をpdfで読めるサイトは意外と沢山あるのでどこで読めば良いのか迷ってしまう程。

そこで今回は、AI(人工知能)の論文pdfで読めるおすすめのサイトを6つに絞り、それぞれサイトの特徴などを交えてご紹介していきましょう。

それではまずは、Google Scholarからお伝えしていきます。

論文探しの定番!Google社が提供するGoogle Scholar

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AI(人工知能)の論文をpdfで見るのにまず欠かせないのはGoogle Scholarです。

名前からもわかるようにアメリカのGoogle社が無料で提供しており、この検索エンジンは学術論文専用で査読論文や学位論文、書籍やテクニカルサポートといった学術情報に特化させています。
検索方法は、検索したいワードを入力すると検索結果が関連度の高い順に表示されるのは普段私たちが使っているGoogleのサイトと同じ。

Google Scholarの場合、検索結果は引用された回数の多い順に表示されるので利用者が探したいと思っている可能性の高いものから見ていくことができます。そして各タイトルには引用された回数が表示されており、どの論文に使われているかも辿ることも可能です。

無料公開されている論文もあり、もちろんAI(人工知能)についての論文もあります。そういった無料の論文はpdfでそのまま全文が表示されているのでいつでも見られるのが魅力でしょう。

Google Scholar

検索サイトは3種類!幅広いコネクションを持つプラットフォーム、CiNii

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AI(人工知能)の論文をpdfで探すのにおすすめできるサイトの2つ目はCiNiiです。

これは論文や図書、雑誌、そして博士論文などを検索できるデータベースのサービスで、このサービスは学術論文の情報を検索できるCiNii Articles、全国の大学図書館などで置かれている本を検索できるCiNii Books、博士論文を検索できるCiNii Dissertationsの3つからなります。

それぞれがカバーする情報量が非常に多いので国内のもので探すのであればほぼ困ることはないでしょう。

AI(人工知能)の論文がpdfで無料公開されているリンク先を見つけてそこから直接見ることも可能です。CiNiiから直接見ることができなくても欲しい論文が提供されているサイトへのリンクを見てそこから直接ダウンロードしたり、それが置かれている図書館を地域や特定の施設にまで絞って探すことができるのも非常に便利ですよね。

CiNii

お気に入りの論文をライブラリ化!様々な端末で見られるJ-STAGE

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AI(人工知能)の論文をpdfで読むのにJ-STAGEを利用するのも有効となるでしょう。

これは「科学技術情報発信・流通総合システム」の略称で、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が構築したプラットフォームのことを指し、日本の科学技術情報の電子ジャーナルの出版を推進し、国内での流通と発信力の強化を目指しています。

このプラットフォームの便利なところは、自分専用の論文情報ライブラリを作ることができることです。そして利用できる端末は多岐に渡ります。ここで見られる論文のほとんどは無料で見られるので、手軽に必要な情報を集めることができるでしょう。

論文を発行する機関はこのサービスを利用することで出版に必要なプロセスを全て完結させることができ、公開までのスパンが短いという特徴もあります。ですので、AI(人工知能)について新しい論文をpdfで探す上でこのサイトを利用するのも有力な選択肢の1つになりますよね。

J-STAGE

CiNiiでも使われている!メタデータとリンクをすぐに見られるIRDB

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AI(人工知能)の論文をpdfで読むのに次におすすめできるサイトはIRDBです。これは学術機関リポジトリデータベース(Institutional Repositories DataBase)を略したもの。

このサイトは日本国内の学術機関に登録されているメタデータ(説明書き)を収集、提供してくれるデータベースのサービスの1つで、ここで保存されたメタデータは先程あげたCiNiiなどの学術情報プラットフォームや国会図書館などで利用されています。

論文の検索の仕方はCiNiiとほぼ同じ。検索結果を開くと内容注記として書く論文の概要について軽く触れることができます。そしてファイルへのリンクがありpdfとしてそのまま開くことができるので、多くの手順を踏まずに論文を閲覧することができとても便利ですよね。

IRDB

情報処理分野をリード!情報処理学会が発行する刊行物が見られる情報処理学会電子図書館

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そして、AI(人工知能)の論文をpdfで探すのに情報処理学会電子図書館も役に立つでしょう。

情報処理学会は1960年に設立し現在に至るまで情報処理の分野でリードしている最大の学会です。コンピュータとコミュニケーションをメインとし情報処理に関わる学術や技術の振興をはかり学術、文化、産業の発展に貢献することを活動目的に据えています。

そのために機関紙や出版物、社会提言を通して情報発信をしたり研究成果の発表や意見交流の機会を増やすといった活動をしています。

情報処理学会電子図書館では、同学会が発行している会誌、論文誌、研究報告、シンポジウム論文集など日本語の刊行物ほぼ全てが見られるようになっており、目次やタイトル、著者名やアブストラクトまでは誰でも無料で見ることができます。

本文についても発行して2年が経過すれば誰でも無料でアクセスし閲覧することが可能です。

情報処理学会電子図書館

餅は餅屋!人工知能学会のAI書庫で最新情報をチェック

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最後に人工知能学会のAI書庫のご紹介をします。こちらのサイトでもAI(人工知能)に関する論文をpdfで見ることができます。

この学会は毎年研究発表やシンポジウム、セミナーや入門講座などを開催することでAI(人工知能)の発展に貢献しようと努めている団体。こちらのサイトでは同学会が定期的し発行しているAI(人工知能)に関する新しい話題や研究成果が掲載されている会誌や論文誌の記事をpdfで読めるようになっています。

従来ですと学会誌を発行してから2年が経過するまではお金を払わないと読めないものがありましたが、方針を変え個人会員に登録すればどの記事も無料で見られるようにしたようです。

AI書庫

 

論文のイメージ

今回は「人工知能の研究を調べるには?論文をpdfなどで読めるサイトまとめ」と題しAI(人工知能)についての論文をpdfで読むことのできるサイトでおすすめのものを6つご紹介してきました。

論文を読めるサイトと一口に言ってもGoogleのような企業が提供しているものから特定のジャンルに特化した団体が運営するものまで多岐に渡ります。J-STAGEのように様々な端末で見られるものなどサイトによって使い勝手の違いもあり自分にとって一番使いやすく欲しい情報が得やすいものを選ぶことで効率よく情報を集めることができるでしょう。

自分にあったサイトを見つけることでAI(人工知能)の動向をチェックし、期待できる点や今後の課題に注目していけると良いですよね。

【お知らせ】

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