AI(人工知能)を含むテクノロジーの進化とともに便利になっていく世の中。せっかくならそれらを上手く活用して、今以上に幸せな人生を送りたいですよね。
しかし、そのように考えている人は多いものの、実際に私たちが何をすれば良いのか、教えてもらう機会はほとんどありません>_< だからこそ、AI(人工知能)時代において、幸せな人生を送るためには、自ら学び、行動する必要があります。
そこで今回は、世界初、教育教材にAI(人工知能)を搭載することに成功した、株式会社COMPASS代表 神野 元基さん の著書。Amazonランキング1位を獲得するなど、話題となった『人工知能時代を生き抜く子どもの育て方』を元に、幸せな人生を送る上で参考となるヒントをご紹介します(^-^)
この本には10の未来予測が載っていました。
AI(人工知能)時代 10の 未来予測
- あらゆるものがAI(人工知能)とインターネットで結びつく
- 自動化の波は加速度的に進んでいく
- 「命令された業務」は人間の仕事ではなくなる
- ほぼ全ての仕事で求められるスキルが変わる
- 失業者が増え、ベーシックインカムが導入される
- 自動化によってモノの価格が極端に下がる
- 医療技術の進歩により、平均寿命は100歳を超える
- 誰にも迷惑かけずにVRの世界に引きこもれる
- 「人間を幸福にすること」がビジネスの中心になる
- 「世のため人のため」の新しい仕事が生まれる
AI(人工知能)で私たちの人生はこう変わる
まず、AI(人工知能)時代を幸せな人生にするためにも、未来を知り、それらに合わせた最適な行動を選ぶ必要があります。そこで、これらの10の未来予測を、4つの視点でまとめました。
今の価値観で職業を選ぶことは危険
近年様々なメディアでも取り上げられているように、テクノロジーの進化により、将来なくなる可能性の高い職業があります。
「1〜4」ではその点について触れられており、大手企業に勤めているから、資格があるからといって、安心できる時代はそう長くないはず。もちろんこれからも今までと変わらず、重宝される職業もありますが、仕事を選ぶ際も、未来を見据えた選択が必要となるでしょう。
また、AI(人工知能)の誕生に左右されず、今後も残る仕事は
・自動化のしようがない仕事
・自動化の仕組みを作る仕事
・人が生み出すことに価値がある仕事
・人同士でないと成り立たない仕事
ということが上げられています。
面倒なことも、必要なことも、ストレスもなくなる未来
たとえば、仕事を含む、日常生活のほとんどの“作業” をロボットに任せられるようになったとします。そうすれば、日々の面倒な仕事も家事も、人間が行う必要がなくなるでしょう。
さらにベーシックインカム制度が導入されたとします。生きていくためにお金を稼ぐ必要もなくなるので、働かなくても不自由なく暮らすことができるようになります。
これらが実現したら、ある意味ありがたすぎる世の中になりますよね(°_°)!!
その上少しでも嫌なことが起こると “VR” という、自分好みの世界で満たしてくれる世界へ逃避…。
その結果、面倒な人間関係よりも、結婚よりも、ストレスなく生きれるサイバー空間で収まる人生を自然と選ぶことが予測されています。
コンピュータやネットワークの中に広がるデータ領域を、多数の利用者が自由に情報を流したり情報を得たりすることが出来る仮想的な空間のことを指す。
2045年ワーストシナリオは「幸せな引きこもり」!?
このように、仕事も家事も、お金を稼ぐ必要もなくなり、VRの世界で感情を満たす。そんな未来のワーストストーリーとして、現実世界から離れる人が増える可能性があります。つまり引きこもりが増えるのです。一般的には引きこもりというと、社会との繋がりが遮断され、孤独というイメージがあります。しかし、AI(人工知能)の普及により、引きこもりでも満足な人生を送れてしまうのです…。
このような「幸せな引きこもり」が、老若男女問わず、大勢いることが、そう遠くないワーストシナリオとして予測されています。楽に暮らせるし、自由だし、働かなくても良いのですが、本当にこれが未来の幸せの形だとしたら、私はなんだか寂しく感じました。だからこそ、残りの未来予測「9、10」を、今から視野に入れて行動していくことが大事だと思ったのです。
新たな主要ビジネス=人間の幸福を作ること
これから来るAI(人工知能)時代の未来予測「9と10」には、幸せな人生を送るために直結する仕事が中心になったり、そのための新しい仕事が生まれるということが書かれています。
たとえば、自分が生まれてからの細部までの “行動” や “心理状態” などが、AI(人工知能)の技術でビッグデータとして残せたとします。すると、「あなたのようなタイプは、こうすれば幸せな人生が送れますよ」といったアドバイスが、統計を元にできるようになるのです。
(ちなみに、膨大なビックデータを保有する、世界ブランド価値1位を誇るGoogleは今、子会社のCalicoにて「幸福」の研究しているのだとか。)
AI(人工知能)時代を生き抜くための人生とは?
以上が『人工知能を生き抜く子どもたちの育て方』に書かれていた10の未来予測です。これを知っているだけで、未来を見据えた選択ができるはずですので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
冒頭で、これからの時代、幸せに生きていくためには、自ら最先端テクノロジーがもたらす未来を想像し、行動する必要があるとお伝えしました。しかし、難しく考える必要はなく、シンプルに『生きがい』さえあれば、問題ない!と思えたのです。
なぜなら、これらの未来予測を一貫してみると、必要となる行動は、他人や周囲の環境に依存することなく、自分にしかできない仕事や役割を自ら作り出すことだと思うからです。それはいくら便利な世の中になったとしても、AI(人工知能)だけで完結させることは、できないはずです。
今も昔も変わらない大事なこと
ロボットに頼る生活でも、働かなくても、結婚しなくても、引きこもりでも、そこに「生きがい」さえあれば、きっと幸せなんだと思います。逆に、いくら便利な世の中でも、必要なものが全て手に入ったとしても、「生きがい」がなければ幸せは感じられないはず。
だからこそ、AI(人工知能)時代が来るからといって、恐れたり、何かを犠牲にする人生を送るのではなく、ぜひワクワクを感じる瞬間を大事にして欲しいなと思います。そして今以上に、何事も自分ごとに、本当にやりたいことに正直になることが、AI(人工知能)時代を生き抜くために、一番必要なことなのかもしれません。
そんな生きがいが既にある人も、まだ見つからないという人も、ぜひこれからの未来を見据え、AI(人工知能)時代に備えた人生を送っていきましょう(^^)/
最低限所得保障の一種で、政府がすべての国民に対して最低限の生活を送るのに必要とされている額の現金を定期的に支給するという政策。