AI(人工知能)で子供の学力大幅アップ!教育が変わる3つの理由 | AIZINE(エーアイジン)
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AI(人工知能)で子供の学力大幅アップ!教育が変わる3つの理由

タブレットに向かって学習する女の子

AIの技術やサービスが日進月歩で進化している昨今。その発展ぶりは、目を見張っていても到底追いつけないぐらい目まぐるしいですよね。

AIの普及によって、私たちの暮らしや世の中がどう変わっていくのか。また、お子さんがいらっしゃる方は、まったく未知のAI時代を自分の子供が幸せに生き抜いて行くために、今取り組むべきことはなんだろうかと気になっている方もたくさんいらっしゃることでしょう。

そして私もそのひとりです。「子育てなんて、ただでさえわからないことだらけなのに、AIが人間の仕事を奪うだとかシンギュラリティがどうのとか、ほんと未知だらけでどうしたらいいんだー!!」って感じですよね。

それと同時に、「AIは私たちにどんな貢献をしてくれるの?育児、もうちょっと楽にならない?」なんて、ぬるいことを考えているのはきっと私だけではない・・はず!!

AI時代を生きる子供たちに求められるスキルが大きく変わっていくことは【AI時代の教育は難しくない!人工知能と共存するための3つのスキル】の記事でも書いた通り、AIの得意・不得意をしっかりと理解してAIの苦手分野を強化していく必要があります。

とはいえ、これまで通りの学習が不要になるわけではないので、それらを効率よく学び、他の部分を伸ばす余力を作る必要がありそうです。

そうなると、今でもついていけていない子にとっては、すごくハードルが高いように感じますよね。でも大丈夫!教育業界でも続々と生まれているAIのサービスが普及すれば、子供の教育環境が変わり、学力は大きく向上していくのではないかと私は期待しています。

そこで今回は、AIで子供の学力が大幅にアップする3つの理由をお伝えしていきます!

AIによって教材の質が上がる

AI(人工知能)が子供に最適な問題を選んでくれるこれまで紙中心だった学習媒体は、スマホの普及によって、アプリだったり動画だったりと驚くほどの変貌を遂げていますよね。最近では【Qubena(キュビナ)】や【atama+(アタマプラス)】といったAI教材がどんどんレベルアップしているのをご存知でしょうか?

タブレットで問題を解いていくだけで、その子のつまづきを見つけ出し、それを解消するために最適な問題を集中的に出題してくれたり、最適な講義の提案をしてくれます。例えば物理の問題でも、つまづいている箇所が数学なら数学の講義が出てくるのです!

更にはひとりひとりの集中度や忘却度まで、細かく分析して効率的なカリキュラムを組んでくれるという充実ぶりです!!すごい!!

学校教育はおろか、家庭教師でもここまで分析してパーソナライズすることは不可能でしょう。これらは現在、主に学習塾での教材や自宅学習の教材として使われていて、講師は授業をするのではなく、生徒たちの個別の回答状況をリアルタイムで確認しながら、つまづいている子のフォローやモチベーションを維持するような声掛けなど、人にしかできないコミュニケーションを中心にしているのだとか。

現状でも十分すごいですが、活用が進むとさらにデータが増えて精度が上がったり、機能が増えたり、価格が下がって個人レベルまで浸透しやすくなるでしょうから、ますます期待が膨らみますよね!

ほかにも、AIロボが英語を教えてくれる「Musio X(ミュージオ エックス)」は、全国の小中学校で導入され始めていて、ネイティブの発音が手軽に確認できたり、「人前では恥ずかしがる生徒たちが、自発的にロボットと会話するようになり、英語の発話量が大幅に増えた」といった効果を発揮しているようです。

こういったAI教材の活用が学校教育でも進めば、それだけでも子供たちの学力が上がっていくことは間違いないでしょう!そしてAI教材の効果は単体での学習効率アップだけでなく、周りのサポートにも好影響を与えます。次の章で見ていきましょう!

AIによって、子供たち一人一人のつまづきが見える

一人ひとりの状況を把握するのは容易ではない

ご存知の通り、日本の公立学校ではほとんどの学校が1クラス20人〜40人の集団で授業が行われているので、多い場合には数百人の生徒に教えることになります。そんな中で、一人一人の科目ごとの学習状況を把握して最適な指導をすることが容易ではないのは明らかですよね。

自分から「わからない」と言える子はまだ良いですが、そう言えないがためにどんどん遅れて取り返しがつかなくなって・・と、苦労された方も多いのではないでしょうか。(大きな声では言えませんが、私もそうでした・・・泣)

しかしそういったことも、改善されつつありますよ!

先生へのサポートもAIが活躍

AI教材の普及によって一人一人のつまづきが小さなうちに見えるようになったり、集中度や忘却度などの今まで見えなかったデータが可視化されることで、AIがそれらを分析し、先生に対しても客観的で的確な学習サポートの提案をしてくれるようになっていくでしょう。

ベネッセのClassi(クラッシー)スタディサプリ for Teachersといったサービスでは、

  • 生徒ごとの学習習熟度や苦手な単元などを分析し、必要な学習コンテンツを提供
  • 授業で使う資料や宿題の配信
  • 学校・生徒・保護者の情報交換のための様々な連絡機能

など、先生の多様な業務をサポートする機能があり、 Classiは2,100の高校(2018年1月時点)、スタディサプリ for Teachersは1,000の小学校〜大学(2017年度)で導入されているそうです!

こういったサービスのAIがもっと進化して、AI・先生・子供・保護者との連携が密になれば、学力アップは更に加速することでしょう!

しかーし!教材がいくら良くなっても、機械は機械。それだけでよくなるのなら、もうみんな東大に入れる・・・とまではいかずとも、勉強で悩むことなんてなくなりますよね。やっぱり人間にしかできないことも、沢山あります。

AIによって先生が子供と接する時間が増える

学校の先生の仕事は膨大

先生の仕事は、授業をしている以外にも、授業の準備や、行事の準備、宿題やテストの採点、保護者との関係構築や部活指導など、多岐に渡ります。仮に6時間目まで授業をしていたら、1日のうちで授業以外に使える時間はせいぜい1〜2時間あれば良いほうではないでしょうか。

ちょっと放課後学習に付き合ったり、ちょっと問題児に説教していたら、あっという間にタイムアウトになってしまします。(笑)どう考えても足りませんよね。働き方改革の風潮もありますが、人材不足とも言われていて、仕事の需要と供給が合いません

そこで、AI活躍です!

AIで代替される仕事

先生の仕事の中で、採点などのルールに基づいたルーティーンワークは、AIが最も得意とするところです。デジタルの教材であればそもそも採点作業は不要ですし、紙への記述式でも画像認識技術の発展により、AIでかなりの精度の採点が可能になっています。AIで判断が難しいような採点のみ先生が行うことで、大幅な省力化ができるでしょう

空いた時間をコミュニケーションに

そうやって生み出された時間を、AIには難しい、モチベーションアップのための声かけや、生徒との信頼を築いていくことに使えれば、AIと先生が役割分担して子供たちを支え、学力も大幅に上がっていくこと間違いなしです!

AI(人工知能)をうまく取り入れよう

さて、AI(人工知能)によって子供を取り巻く教育環境が大きく変わり、学力が上がっていく3つの理由をお伝えしました。

  1. AIによって教材の質が上がる
  2. AIによって、子供たち一人一人のつまづきが見える
  3. AIによって先生が子供と接する時間が増える

学習効率はAIの普及で大きく向上し、子供たちの学力も大幅に上がることがイメージできたのではないでしょうか。

学力だけで人生すべてがうまくいく。なんてことはありませんが、勉強ができるようになることが成功体験となり、その後の人生で大きな自信につながることの影響は決して小さくはないはずです!ご家庭でもお子さんの教育にAIをうまく取り入れ、より良い人生の基盤を築いてあげたいですよね!

参照元 先生は「AIロボ」英語学習、小中学校で導入広がる

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