【人工知能×医療】で実現する超便利な医療サービスの未来とは! | AIZINE(エーアイジン)
AI(人工知能)と健康管理

【人工知能×医療】で実現する超便利な医療サービスの未来とは!

【人工知能×医療】で実現する超便利な医療サービスの未来とは!

後期高齢者社会と言われている現代の日本。2025年問題という言葉もある程、今以上に高齢者が増え、超高齢化社会になると予測されていますよね。

これまで国を支えてきた団塊の世代が一気に介護給付を受ける対象になれば、介護・医療費などの社会保障費の急増も懸念されており、私たち国民への負担にも繋がってしまいます(>_<)

そして、医師や看護師の人材不足や労働時間のさらなる負担など、現状問題視されていることもさらに深刻なものになり、この問題が続くと、私たちが将来病院を必要とする時、十分安心して満足できる医療サービスが受けられることはあまり想像がつきません(..)

また、病院での診察は実際病院に行かないと待ち時間がどれだけかかるかわからなかったり、体調が悪い時は行きたくても起き上がることすら大変で、病院まで行くのに一苦労だったりしますよね ((+_+))

そんな時、スマートフォンから気軽に診察予約が出来るようになれば待ち時間を考えることなく病院に行けるようになったり、自宅で診療が受けられるサービスがあればとっても便利ですよね(^o^)/

そこで今回は、人工知能(AI)を活用し、安心して療養生活を送れる在宅医療や、病院に行かなくても診察を受けられる遠隔診療というサービスを開発されている株式会社オプティム インダストリー事業本部リーダーの安部心太様にお話しを伺いました。

これからの生活には絶対欠かせなくなる人工知能(AI)を用いた在宅医療や遠隔診療のとっても便利なサービスの内容を詳しくお伝えしていきます(^^)

オプティム看板

株式会社オプティム
東京都港区に本社、佐賀市に本店を置くコンピュータ・ソフトウェアのベンチャー企業です。
システム開発やシステム販売などを主要事業としており、私が取材させて頂いた医療以外にも農業や水産、製造などその他にも様々な分野で事業を展開されています。

オプティム医療サービスの看板
今回はその中でも私たちの日常生活にも今後大きく関わってくるであろう分野、人工知能(AI)を用いた医療サービスにフォーカスしてお話を伺いました(^^)/

実際活用されているものを見せてもらっている写真

実際病院で活用されているものを見せて頂き、さらに興味が湧きました!
人工知能(AI)を用いて行う遠隔診療では、なんと自宅のテレビ画面を通して診察をしてくれるんです!
とても便利なので利用する回数も増え、お医者さんがすごく身近な人になっていきそうです(*^^*)

二人で笑っている写真

安部さんはとても気さくな方ですごく話しやすかったです♩なので緊張はすぐに解けました\(^o^)/

遠隔診療や在宅医療サービスの良いころと問題点

まずはじめに、人工知能(AI)を用いた遠隔診療や在宅医療サービスは、実際患者さんにとってどこが良いところですか?

通常具合が悪くなればお医者様に診てもらうのに病院に行かなければならないですよね。それが、遠隔診療だったら病院に行かなくてもいいですし、一番のメリットが待たなくていいんです。

なるほど、それは診療を受けるのに予約が出来るってことですか

そうです。人工知能(AI)を使った弊社のシステム上でお医者様に診てもらう時間を予約することが出来るんです。

それすっごく便利ですね!!

そうなんですよ。それが実際すごく反応も良くて、ビデオ通話等の通信技術を使って患者さんとお医者さんが喋ることを遠隔診療と言うんですけれども、予約システムだけ利用する病院様も結構増えてきています。

予約が出来れば待つ時間も考えなくていいので、患者さんも病院に行きやすくなりますもんね。

そうですね。なので、遠隔診療での患者さんからの立場で見て良い部分は、病院に行かなくて良い、待たなくて良い部分だと思います。

安部さんが遠隔診療のお話をしているところ

では、在宅医療サービスはどんな風に変わっていくのでしょう

在宅医療は、利用される8割~9割の方が75歳以上の後期高齢者様です。いわゆる人生の最期が見えている方たちなので、自分の人生の最期を病院の中で過ごすのと今まで過ごしてきた馴染みのある家で過ごすのはどちらがいいかとなった場合、多くの方はやはり自宅を選ばれると思います。
在宅医療は自宅にいて医療サービスを受けらることが良い部分ですね。

やっぱり、自宅で過ごしたいですよね。ちなみにその遠隔診療や在宅医療には問題点ってあったりします?

お医者さんが困っている点で言うと、遠隔診療にすると実はお医者さんの報酬が減ってしまいます。

え、そうなんですか!?逆に報酬は増えるものだと思っていました。

お医者さんからすると結構報酬が減っちゃいます。
患者さんが病院に行きお医者さんとお話をして診療を受ける時に比べ、遠隔診療の場合はお医者さんの診療報酬が1/8くらいになってしまうんです。ひどいと1/10にもなってしまいます。

えぇーーー!!!そんなにですか!?

病院での診察も遠隔での診察もかかる手間は変わらないのに診療報酬だけ下げられるというのが問題点かなと思います。

遠隔診療の問題点をお話しているところ

そうなんですね…では病院側からの問い合わせはどうでしょう

病院側からの問い合わせはそれでも年々増えています。
病院側のメリットとしては、今は都市部を中心に医療機関がとても乱立しているんです。例えば、患者さんにすれば遠隔診療を受けられるのと受けられないのであれば、予約が出来ることも含め、遠隔診療が出来る病院を選ぶ方が多いと思うんです。その面で、他院との差別化というところでメリットがあります。

確かに、人工知能(AI)を用いた遠隔診療が出来たり予約できる病院の方が患者さんにとっても便利ですもんね。
遠隔診療の問題点を改善するために行っていることなどはありますか?

遠隔診療の問題点は、診療報酬が低いということなので、診療報酬を上げてもらうしかないんです。診療報酬を上げるのは、2年に1回厚生労働省が考えることなのでそう簡単ではないです。

お医者さんが決めることではなくて厚生労働省が決めるものなんですね。

そうなんです。でも厚生労働省も、なんの根拠もなく診療報酬を上げたり下げたりしなくて、ちゃんと患者のニーズを考えたり、患者さんのためにとって安全な医療であれば報酬を付けてくれます。

へぇ~そうなんですね!

なので我々からしてみると、まずはお医者さんに向けてこの人工知能(AI)を用いた遠隔診療を広めていって、“これは患者さんにとってすごく便利なものなんですよ”とか“患者さんがこの遠隔診療を受けたことによって他の方より健康になりました”といった証言をどんどん蓄積していくことで、厚生労働省から認めてもらい診療報酬が上がれば、お医者さんとしてもどんどん使ってくれるのではないかと考えています。

安部さんが説明している写真

サービス提供までに大変だったこと

このサービスを提供するのに大変だったことや苦労したことはありますか

遠隔診療はまだ実はそんなに広まっていないんです。今日本には約10万件の診療所があります。そのうち、遠隔診療をやっていますという診療所は1000件くらいしかないんです。そして、やっていますよと言ってますが実際取り組んでいるという病院はさらに少なくなります。なので、まだまだ展開しているといえる身ではないので苦労している点はこの遠隔診療のサービスを広めることですね。

やっぱり遠隔診療のサービスはまだまだ一般の方にも知られていないんですね

はい。まだまだ一般の方にも知られていないですし、お医者さんからしても診療報酬が下がってしまうのであんまりやりたくないというのが本音なんですよね。

なるほど…そうなんですね。
人工知能(AI)を用いた遠隔診療の場合、サービスが便利な分、患者さんが支払う金額は通常の診察代金より大幅に高くなったりするのですか?

いや、実はですね、お医者さんの診療報酬が減るということは患者さんの支出は減ります。そことそこは単純にリンクしています。患者さんの支出が減るということは広い意味で言うと医療費が削減になるので国の社会保障費削減という意味では貢献しています!

え、めっちゃ良いじゃないですか!!それならさらにもっともっと広まってほしいと思うようになりました!!

私が嬉しそうにしている写真

私には2歳の子どもがいるのですが、自分が風邪を引いている時に娘も連れて病院に行くことはとても大変で…そういった場合にも遠隔診療をしている病院であれば、予約して病院に行けたり自宅で診察してもらえたり出来ることを考えると、本当に便利なサービスだなと思います。

そうですね、まさにそういう使い方をして頂きたいなと思っています。

遠隔診療が今後広がる可能性

そういえば、遠隔診療のサービスを利用すると、例えば医師免許をお持ちの方が産休や育休中でも取り入れることが出来ればすごく良いなと思うのですが、そういった方々が利用されるケースなどは実際ありますか?

今、遠隔診療に対していろんな規制が入っていく中で実はその辺がダメになっちゃったんです。小児科も現状遠隔診療はダメになっています。内科の中でも糖尿病だったりですとか、慢性的にもう治らないような病気が今は対象となりますね。

そうなんですか…

本当は、遠隔診療は花粉症やアレルギーの診療にすごく有効だと言われているんですよ。

なぜですか?

アレルギーって、お医者さんとお話して、いつもの薬を出されて、それで終わりっていう単純な診療が多いですよね。それをまた来月、再来月に来てねという繰り返しなことが多いので、そういう所に遠隔診療は入るべきだったんですけれども、そのアレルギーの診療も今はダメになっています。

安部さんが残念そうな表情をしているところ

えー!結構厳しいんですね。それも厚生労働省が決めるんですか?

結構厳しいです。そうです、厚生労働省が決めます。

厚生労働省に診療内容の必要性を認めてもらえれば、診察内容も今後広がっていく可能性はありますよね?

そうですね。今回、厚生労働省があえて厳しくしましたと言っています。安全性などをちゃんと確保出来れば、次回の診療報酬改定の時にはもう少し広げますと言っていたので、診療内容は今後どんどん広がっていくと思います。

安部さんがお話しているところ

医療に人工知能(AI)を生かせば安心できる未来に

私もオプティム様が提供する遠隔診療のアプリを取ってみたのですが、アプリ利用時にポケドクナンバーがいるということは、一度でも受診したことがある病院でしか予約や遠隔診療を受診出来ないって事なんでしょうか

そうですね。あくまでも、自分のかかりつけの病院の先生が遠隔診療しますよといったら使えるものです。

そうなんですね、ちなみに阿部さんも、実際病院の先生方達にサービスの内容をお話しに行くことってあるんですか?

もちろんあります。医学博士と言われている方や、医学部教授の方とお話することもあります。

その時の先生方の反応はどんな感じなんでしょう

良いですね。AIやIOTということに関してはすごく関心を示していただくので、お話はすごく盛り上がります。

なるほど、では、実際病院に行ったり先生方と話して見えてきた問題にはどんな事があったんでしょうか

実際病院内を見て、お医者さんや看護婦さんが苦労されている作業はたくさんあります。

カルテなどの整理とかも大変そうですもんね…

そうですね…その苦労されている問題を人工知能(AI)の技術を使って、音声入力などを使いもっと便利で楽に作業が出来るよう解決していきたいと考えています。

病院の問題点の解決策をお話しているところ

なるほど!お医者さんや看護婦さんの負担が減れば、その分患者さんの診察にしっかり時間を当てられるようにもなりますね!!

今遠隔診療をお勧めしている病院は、夜間までずっと患者さんが途絶えず来るみたいなんです。一人一人の診察が、ちゃんと15分とか決められた時間で区切れたらいいんですけど、やはり対面で話していると患者さんはいろいろなことを聞きたくなるので一人の患者さんに対しての時間がすごく長くなってしまう状態なんですね。

確かに、実際診察を受けたら、あれもこれも聞きたいってなっちゃいます…

なりますよね。それであれば、人工知能(AI)やITの技術を使って決められた時間で切れるようにし、その代わり何回もアクションを取ってあげれば、患者さんとしても気になった時に何回も会ってくれるので安心ですし嬉しいと思うんですね。そういうことにも人工知能(AI)やITを用いて業務を便利なものにし、少しでもお役立て出来ればなと考えています。

なるほど~!聞きたい時にお医者さんに聞けるってすごく安心します!
お医者さんや看護婦さんの負担が減り、私たちに接してくれる時間が増えれば安心した生活を送れますね

安部さんと対話している写真

今後挑戦したいことと展望

他社でも遠隔診療サービスを提供しているところはありますが、他社に負けないところを教えてください

遠隔診療のシステムの面で言うと、様々な特許技術を使っていたり、サービスの展開の仕方で言うと、MRT株式会社という強力なパートナー企業様もいらっしゃるので、すごく強みかなと思います。

なるほど、ちなみに株式会社オプティム様は、医療サービス以外にもいろいろ展開されていますが、今後挑戦したいことがあればそれも教えてください。

そうですね。たくさんありすぎて正直困っています(笑)
会社的には、やはりAI(人工知能)・IOTをどんどん使っていきたいです。
まず、AI(人工知能)・IOTという技術をしっかりと確立するということと、もう一つは今まであまりIT化してこれなかった業界の方々に対してAI(人工知能)・IOTの技術をどんどん提案していきたいと思っています。
そのために、佐賀大学の医学部さんや農学部さん達と組んだりということもしています。

へぇーそうなんですか!

私たちはITのプロではありますが、医療や農業など専門的な業種では素人なので、やはり彼らは彼らの視点で困りごとがそれぞれあり、そこは我々では絶対見えないところなので、そういう人たちとしっかり協力していくことによって本当に困っていることを教えてもらい、ITで解決出来そうであれば我々がお手伝いするということを今後も様々な企業様とも提携していきたいと思っております。

なるほど!人工知能(AI)やIOTの利用で、たくさんの企業様にとって便利なサービスがどんどん増えていきそうですね!

安部さんの説明を聞いている写真

では最後に、株式会社オプティム様の今後の展望を教えてください。

会社としては業界内で国内トップランナーになりたいです。そして、いろんな業界の方々に対してAI(人工知能)・IOTというものを提案していきたいです。

医療チームとしては、遠隔診療をもっともっと広げていきたいと思ってます。それにプラス、在宅医療に関してもお医者さん方の負担が楽になるような、あるいは、患者さんが安心して療養生活を暮らせるようなサービスを提供していきたいと考えています。

確かに人工知能(AI)を利用した遠隔診療や在宅医療はとても安心で便利なサービスなので今後絶対利用したいです!医療費削減にも繋がるし、利用する方が増えればお医者さんと患者さんの距離が今まで以上に近くなりますよね。

診察内容が増え少しでも多くの方が利用出来るようになることを期待しています!!

まとめ

将来、自分が病院に通わないといけなくなった時、病院に何度も足を運ぶのは苦痛ですし、先生に相談したいことも次々と出てきます…(..)

そんなとき、人工知能(AI)を用いた遠隔診療で、病院に行かなくても診察が自宅で気軽に受けられたり、診療時間を予約できればすごく便利です。

現状、遠隔診療での診察内容には規制がありますが、今後厚生労働省に認められていくと遠隔診療で受診できる診察内容はもっと増え多くの方々にとってとても身近なサービスになっていくのではないでしょうか(^^)

今後人工知能(AI)を用いた安心で便利な遠隔診療サービスの利用が増えると、お医者さんと患者さんの距離も近くなり、病気にかかる患者さんを減らし平均寿命をさらに伸ばすことも十分考えられます (*^^*)

また、在宅医療に関しても、2025年問題で懸念されている介護・医療費などの社会保障費増大を防ぐ一つの手段でもあると知り、さらにすごく良いサービスだなと思いました!

在宅医療を活用し、人生の最期を病院で過ごすよりも、自宅で自分らしく過ごせることはとても素敵なことですよね(^^♪

人工知能(AI)の利用で、一人でも多くの方が安心して過ごせる未来は確実に近づいているんだなと実感しました(*^^*)

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