「競馬・競輪・競艇・オートレース」日本の公営ギャンブルとして誰もが耳にしたことがありますよね。そんなギャンブルの中で「馬」に「人間」が乗るという2種類の生物のコンディションが影響してくる「競馬」において情報分析能力に長けているAI(人工知能)がどのように競馬の予測をするのかエンジニアとして僕は興味があります。
また実際にAI(人工知能)が競馬の結果を予測しているツールも登場しており、実際に回収率が180%以上と大儲けしているという結果もあり、
と、皆さんもAI(人工知能)を使った競馬予測の仕組みが気になりますよね。
まず、競馬熟練者の馬券購入時の判断要素を理解する所からはじめ、これを実際にAI(人工知能)が判断できるかどうかと今までより強化されるポイントを解明していきましょう。
そしてAI(人工知能)の競馬予測方法の理解により購入種類が複数存在する競馬においてAI(人工知能)による競馬予測の適した馬券の種類をお伝えしていきます。
公営ギャンブル「競馬」を理解
前述にもある通り、公営ギャンブルに含まれる競技は「競馬」「競輪」「競艇」「オートレース」の4種類になります。こちらを比較しながら「競馬」の特徴を理解してみましょう。
騎手が馬(サラブレッド)に乗り、決められたコースの決められた距離を決められた方向で周回し、誰が一番最初にゴールするか競う競技
選手がバンク(競走路)の上を自転車で走り、誰が一番最初にゴールするか競う競技
6艇のボートが同じ距離を走り、誰が一番最初にゴールするか競う競技
600ないし500ccのオートバイ8台が走り、誰が一番最初にゴールするか競う競技
馬券購入時の判断ポイント
馬券購入に当たって、重要視している判断要素は当然ながら人により異なりますよね。しかし、判断要素としてあっても悪くないという考えのものはある程度は共通です。
そんな世間で共通認識している判断要素をご紹介しつつ、現役のSE(システムエンジニア)としてAI(人工知能)で競馬予測をする際に実現可能かどうか検証してみましょう。
競馬はブラッドスポーツという言葉もあり、好成績を残してきた競走馬は種牡馬や繁殖牝馬になり、その遺伝子を子孫に残していくと考えられています。
3番で説明したレースペースを自分の出馬する情報を理解して、馬のペースを乱さないように押さえつける筋力が求められます。そして、勝負所で馬の力を引き出す技術もまた大事な馬券購入判断要素として考えられています。
スピード指数とはレースの時計やラップの評価などを用いて、競走馬の能力を算出した数値を表します。単純に馬の能力という理解でも問題はないです。
競馬のレースは、3種類のペースによって初期のタイプ分類がされます。それをさらに意味のある塊ごとに細分化すると6種類あると言われています。
スロー | 右肩上がり型 | 後半頭から徐々に加速 |
ヨーイドン型 | ラスト3Fだけ急激に加速 | |
ハイ | 直線手前スロー型 | 直線を前に息が入る |
一本調子型 | 途中で全く息が入らない | |
ミドル | 緩急型 | 最高ラップと最低ラップの差が1秒以上 |
一定型 | 最高ラップと最低ラップの差が1秒以内 |
馬場状態とは、馬場の湿潤度合を表します。最も水分が少なく乾燥している状態を「良」として、水分が多くなるに従って稍重、重、不良となります。こちらは、判断に当たって出走馬がどの状態に勝率が高いかを比較するために用いられます。
どんなスポーツでも選手のコンディションが結果に影響してくる事は多々ありますよね。体調が悪ければ本調子を出せないなんてことは誰もが経験したことがあるのではないでしょうか。
上記6つ以外にも判断要素は複数存在しますが、僕の考えではAI(人工知能)に競馬予測させるに当たって必要とさせる情報は3種類にしか分類されないと僕は考えています。
1.積み重ねてきたデータの情報
2.購入当日に判断できる情報
3.Ai(人工知能)でも人間でも主観が左右されすぎて判断できない情報
AI(人工知能)において、積み重ねてきたデータと当日に判断を行える情報を元に勝率を高める事のできる馬券の種類で購入していく事が大事といえるでしょう。
馬券の種類と特徴
日本中央競馬会での馬券購入の種類は、10種類あります。
3着までに入る馬を当てる馬券
単勝はもっともシンプルな馬券で、どの馬が勝つのかを当てる馬券です。
3着までに入る馬を当てる馬券
出走する馬が5頭以上の場合に発売します。
1頭の馬の「単勝」と「複勝」を同時に購入できる馬券
単勝はもっともシンプルな馬券で、どの馬が勝つのかを当てる馬券です。
応援馬券は、1頭の馬の単勝と複勝が1枚の投票券になっている馬券です。
1着と2着になる馬の枠番号の組合せを当てる馬券
枠連は組合せとして当たっていればOK。
1着と2着になる馬の馬番号の組合せを当てる馬券
馬連は組合せとして当たっていればOK。
1着と2着になる馬の馬番号を着順通りに当てる馬券
馬単は、着順通りに当てないと的中になりません。
3着までに入る2頭の組合せを馬番号で当てる馬券
ワイドは組合せとして当たっていればOK。
1着、2着、3着となる馬の組合せを馬番号で当てる馬券
3連複は組合せとして当たっていればOK。
1着、2着、3着となる馬の馬番号を着順通りに当てる馬券
3連単は、着順通りに当てないと的中になりません。
JRAが指定する5レース全ての1着馬を当てる馬券
1着になると思う馬は、自分で予想しても、コンピューターにおまかせしてもOK!
理由は説明するまでもなく、1頭選んで1位を当てるより3頭選んで1頭当てるほうが簡単です。難易度に対して当然のように配当が少ないので購入者の好み(利益金額を求めるのか当選率を求めるのか)で購入する馬券の種類は異なってきます。
AI(人工知能)で「単勝」の競馬予測
単勝(たんしょう)は、1頭を選び1着を当てるという最もシンプルな馬券の種類になります。そのため、新聞などメディアで記載されている人気ランキングなどを見ればAI(人工知能)の力をなくして予測が比較的当たりやすいものになるので疑問に思われる方もいらっしゃるかと思います。
そもそも、メディアの発表する人気ランキングとは、実際の購入数などを元に作成され発表されたものになります。つまり、多くの人の分析に当てはまった「馬のランキング」が「順位・オッズ」となっています。
ギャンブルにおいて人の意見が気になってしまうというのは人間の心理ですが、今回はAI(人工知能)による判断で選ばれた馬を信じ買うということで今までの「単勝」のイメージを変えてくれる結果になるでしょう。
具体的には、「単勝」とは他の種類の馬券より配当が少ないです。そして何より
なんて経験とイメージがありませんか。
しかし、AI(人工知能)での競馬予測を信じ、メディアのランキングとの差異が発生した時に予想以上の利益を出してくれる期待がもてます。そして、予想がランキングとマッチした時の安心感もまた増します。
今回は、配当率も考慮して「複勝」ではなく「単勝」をご紹介させて頂きました。
AI(人工知能)で「3連複」の競馬予測
やっぱりなんといっても利益金額が多いことに嫌な人なんていないですよね!となると、どちらも配当率は高いが「3連単」or「3連複」どちらがいいのか?というこの疑問を実際に置き換えてみると「どこまでAIの分析を信じるのが正解なのか」という話になります。
馬券購入時の判断ポイントでAI(人工知能)での判断が全ての点で可能ではないとお話させていただきましいた。見るタイミング・見る人の主観でしか判断できないコンディションが結果に響いてくる以上、予測を当てる難易度が高いと考えられる「3連単」「3連複」においては順位の誤差を計算にいれたほうが継続的に運用した際の利益は見込めるでしょう。
3連複の良い点は、利益金額も多く分析結果でAI(人工知能)の判断が及ばないという「コンディション」の面で分析結果が近差のものを着順までは予想しなくてい良いという点でカバーしてくれる事に魅力を感じご紹介させていただきました。
まとめ
ということで今回、「競馬」というものが公営ギャンブルの中でどんな特徴をもっているか考え、それに伴いAI(人工知能)が判断するのが現実的かどうかを実際に競馬熟練者の判断要素を元に考えてみてAI(人工知能)で競馬予測で選ぶべきお勧めの馬券の種類をお伝えしました。
「単勝(たんしょう)」「3連複」の馬券の種類を固定した考えた方のお話をさせていただきましたが、AI(人工知能)の強みは莫大な情報量から一瞬で判断ができるという点と複雑な計算も処理できるという点にあるので今回ご紹介できませんでしたが「複数の馬券の種類を購入して利益を上げる考え方」なんてものもAI(人工知能)なら実現させてくれる未来は近いのかもしれません。