家事の中で「めんどくさい」と感じるものの一つに、日々の「献立作成」をあげる方は多いですよね。特に毎日旦那様のためにご飯の中身を考える主婦の方々・お仕事をやっていてなかなか晩ごはんに時間を掛けることができない共働きの家庭の方にはきっとこの悩みがわかるかたもいるはずです。「なんか同じようなメニューばっかりやってる気がする・・・」といわれた経験がありませんか。
かくいう、わたしも言われたことがあります。いかんせんズボラ飯大好きなので、「晩ごはん、また鍋?」って言われたこともしばしば・・・。だって楽ですよね、鍋に豚肉と白菜と白滝、ネギを入れてしまえば完成ですから。あとはスープを変えれば少しは味も変わるし・・・ってバリエーション全くないです。身の回りの友人は晩御飯を作ってはインスタグラムに上げて、「旦那様のために料理頑張ってます♡」ってやっているのに・・・。せめて献立の種類を増やす努力をしたいものです。
しかし!そんなあなたに朗報です。なんとAI(人工知能)が入った家電があなたの献立作成をお手伝いしてくれるのです。例えば冷蔵庫にいるAI(人工知能)が「そろそろ卵の在庫が切れます」とお知らせしつつ、夕ごはんの献立作成に役立ててくれたら、食べ物も有効活用できますよね。また、オーブンが「こんな作り方おすすめですよ〜」なんて提案してくれたら、興味が湧くでしょう。そうやってAI(人工知能)が今夜のご飯の献立作成(提案)してくれたら、さぞかし楽ができるに違いありません。それを実現するのが、シャープ株式会社のキッチンサービス「COCORO KITCHEN」なのです。
そんなわけで、今回は「AI(人工知能)が献立作成(提案)をしてくれる家電・それを連携するサービス」について、実際に展示会でオーブン・冷蔵庫・無水鍋などの家電に触れながらシャープ株式会社のIoT HE 事業本部の重田さんにあれこれお話を伺ってみました。
話しかけるだけで献立作成(低あん)してくれるウォーターオーブンがすごい!
私は「晩ごはん何にしよう・・・」って迷ったときによくスマホのアプリを見るのですが、このレシピの作り方と家電がつながってくれたら料理が楽になるだろうな、って思います。調べてみたら、ウォーターオーブン「ヘルシオ」はそれができるんですよね。
はい。例えばこれからサンマの塩焼きを作ろう、というときにはスマホアプリ「COCORO KITCHEN」でレシピを見つけ、それを「ヘルシオ」に転送することで、火加減やタイマーなどをすべて「ヘルシオ」が設定してくれます。
おおー!すごいですね。
また、「ヘルシオ」はAI(人工知能)が献立作成(提案)してくれるのです。お客さんが使えば使うほど、好みがわかってきてそれに合わせた提案もしてくれます。
へー!便利です。「晩ごはん考えるすら面倒だわ・・・」って考える(私みたいな)めんどくさがりさんでも、頭を使わずAI(人工知能)で献立作成(提案)できますよね。
はい。また「ヘルシオ」は音声対話の機能を使って、オーブンに話しかけるだけでAI(人工知能)が自動で設定してくれます。
ええ、オーブンに話しかけるのですか?なんだか新鮮な感じがします。
そうなんです。今の課題の一つとして、「使い方がわかりにくい」ことが上げられます。まずWi-fiつないで、ユーザーの登録をして・・・ってやると、特に女性にとっては分かりづらいでしょう。
確かに、説明書をみても今ひとつわからなくなってとまどいます・・・(笑)
そうですよね。それを、どうやったらお客さんに手間なく使ってもらえるか、頭を使わずに使ってもらえるかを大切にしています。このような音声対話もその仕組みの一つで、ITがよくわからない人でも使えるような世の中にする!というのも今後の課題です。
確かにオーブンがダウンロードしたレシピに沿って自動で設定してくれたり、話しかけるだけで時間や強さを設定できるのは、機械がわからない私にとっても使いこなせる予感がしますよね!
残っている食材からAI(人工知能)が献立作成(提案)してくれる冷蔵庫が便利!
次に冷蔵庫「SJ-GX55E」を紹介いたします。この冷蔵庫もAI(人工知能)が献立作成(提案)してくれるのですよね!
はい、冷蔵庫のAI(人工知能)が残っている食べ物から判断して献立作成(提案)してくれます。
お、提案する献立は季節の食材やよく使っている食材も反映されていますね。どの献立もおいしそうですし、バリエーションも豊富で飽きることもなさそうです。
ええ、最終的にはこのレシピをスマホで見ることになりますが、冷蔵庫に反映しておくと、料理に合わせて必要な食材を教えてくれます。
ほほう!しかもスマホに反映しておくと、外出先で「今日はこの料理をやるからどの野菜を買わなきゃ!」というのもわかるでしょう。
あー、私よく冷蔵庫にメモを作っているのですけどいつも買い忘れが出てしまうんですよね・・・。
この、冷蔵庫の中を管理しようという発想はあったのですが全部入っているものを把握するのがまず大変でした。そこで、「買わなきゃいけないもの」から把握するシステムとして、「買い物メモ」というお知らせの機能をつけました。ちなみにこの買い物メモをスマホで見ることも可能です。
なるほど、便利です!確かに「もうすぐ卵がなくなるよな・・・」って頭でわかっていても、スマホで見ることができれば安心です。そのうち冷蔵庫の中もすべて把握するようになると、冷蔵庫に入れっぱなしで食材を腐らせてしまった!ということも少なくなるでしょう。
実際に使ってみて良さがわかった「ヘルシオホットクック」
私みたいに料理をするのがめんどくさいっていう方も多いですが、この無水鍋「ヘルシオホットクック」はどのような仕組みになっているのですか?
これも「COCORO KITCHEN」のレシピをダウンロードして、「ヘルシオホットクック」に転送すればあとはお任せです。例えば煮物の具材を「ヘルシオホットクック」に入れっぱなしにしておけば、朝セットして夜家に帰ると料理ができあがっている、ということもできます。
仕事から疲れて家に帰ったらご飯ができている・・・っていうのは最高ですよね。ありがたい。ちなみにこれらの家電は重田さんも使うんですか?
はい、私は煮物系をよく作ります。イワシとか魚を煮ると骨まで柔らかくなるので。
おおーすごいですね!ちなみに重田さんの得意な料理はなんですか?
私はヘルシオホットクックで「きのこの佃煮」を作るのが得意なんです。あとヨーグルトの発酵もできるんですよ。
ヨーグルトを作ることができるのですか!
はい。ある一定の時間・気温をキープしておくと、乳酸菌が増えて発酵するのです。
ちなみに時間はどれくらいかかりましたか?
40分ぐらいでした。
40分!早いですね。
ちなみに自家製で作るときは、市販で売られているものよりもおいしい牛乳を使って乳酸菌をベースにして鍋に入れてあげると、乳酸菌が増えるんです。そうすると、体に良くておいしいヨーグルトができます。
なるほど、家で作るヨーグルト、いいですね!体にも良いので、私も試してみたくなりました。
このような、自分たちも実際に使ってみて「あれもやってみよう」「これもやってみよう」というアイディアが出てきて、それを商品の開発に生かしています。
(無水鍋は持っていないので、私も使ってみたい・・・!)
今後は家をまるごとIoTでつなぐことができる!?
シャープさんとして、現在は料理の分野でアプリと家電が連携してAI(人工知能)が献立作成(提案)したり、調理の手順もおまかせ!ということをやっていますが、今後はどんな方向に進んで行くのでしょうか?
今後としては、家ごとまるまるIoTでつなげていくことが目標です!
家まるごと、ですか?
そうです。例えば「サンマの塩焼き」を作る、といった際に「部屋が臭くなってしまうのではないかな?」ということをAI(人工知能)が心配して、事前に空気清浄機を動かして匂いや煙を解消することができます。このような連携がシャープの家電製品だけでなく、少しずつ他社の家電との連携も進めていきたいな、と考えています。
確かに全部つながったら便利ですよね。例えば冷蔵庫の在庫がなくなったときにAmazonや生協との連携によって同じ商品を買うことが出来る・・・となると、例えばスーパーまで距離がある人にとってもありがたいです。
そうですね、もちろん課題はたくさんあるのですが、将来的にはそのような連携もとっていけたらいいな・・・と考えています。
なるほど!料理だけでなく、家電によってインフラの形も変わってくる可能性があるというのが、なかなか壮大な計画ですよね・・・!
さて、今回はAI(人工知能)が日々の献立作成してくれる家電・サービスをご紹介いたしました。冷蔵庫・ウォーターオーブン・無水鍋をすべてAI(人工知能)を搭載しつつIoTを使って連携し、献立作成(提案)してくれる仕組みは、私たちの家事を助けてくれるに違いありません。私も献立を作る必要がなくなったら、帰り道に「今日の晩ごはん何しよう」って悩まなくて済むでしょう。
また、アプリと家電を連携させておけば、AI(人工知能)が献立作成して帰り道の買い物でもお知らせしてくれたり、「そろそろこれがなくなりますよ!買い物は済んでますか?」と冷蔵庫が教えてくれて、買い忘れも防げるに違いありません。
これらの家電がAI(人工知能)を利用しつつIoTで連携していくことで、献立作成(提案)だけではなく食材の買い出しの手間を省く事ができるようになるでしょう。こうして家事が少しでも楽になると、家族で過ごす時間が増えてゆとりが生まれてきますよね!
参照元
シャープの「プラズマクラスター冷蔵庫」のオフィシャルサイトです。うるおい清潔&たっぷり冷凍で毎日の食生活をフレッシュに変えていきます。
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