最近は本当にAI(人工知能)という単語を耳にする機会が増え、洗濯機やエアコンなどAI(人工知能)搭載のものがリリースされていますよね。しかし、開発の現場では専門の技術者の数も足りておらず、顧客と開発者をつなぐ「AIコーディネーター」もまだまだ認知されていません。
また、日本に関しては中国やアメリカと比べてAI(人工知能)分野は遅れています。ですから国際競争という意味においてもより力を入れていきたいところ。
そこで今回は、このようなこのAI(人工知能)を使ったものを開発する際に欠かせない人材、AIコーディネーターとはどのような仕事なのかや、また、AIコーディネーターになるために必要なスキルについてお話ししましょう。
AIコーディネーターとはどんな仕事なのか
そもそも、AI(人工知能)を使った仕事というとAI(人工知能)エンジニアという仕事がありますよね。こちらは主にAI(人工知能)のプログラミングを行うのが仕事であり、現在企業が求めているAI(人工知能)系の人材の1つ。
なお、海外では高収入で雇い入れていることでも有名な仕事でもあります。では、そんなAI(人工知能)エンジニアに対してAIコーディネーターとはどのような仕事なのでしょうか。
こう聞いてしまうと別にプログラミングをしてAI(人工知能)を作っているわけでもないのだから、重要な仕事ではないのでは?と考える人もいるでしょう。
考えてみればよくわかるでしょうが、顧客が考える製品とAI(人工知能)エンジニアが考える製品は同じとは限りません。
信用を失いますし、まさに泣きっ面に蜂の状況ですよね。
ところが、ここにAIコーディネーターがいれば以下のような仕事を行うことで話が変わってきます。
- 顧客のニーズを把握する
- ニーズから適切な製品設計を指示する
- 学習データをどのように作っていくのかを決める
- 場合によっては方針転換も行う
- 顧客と意思疎通を行う
と、上記であげたように、AIコーディネーターは顧客と、どのようなAI(人工知能)が欲しいのか話し合いを行いニーズを把握。そして、それをAI(人工知能)エンジニアに伝えて、適切な設計でプログラミングを行うことで顧客の望んだ製品を作り出すことができるのです。
そもそも、AI(人工知能)を作っていくには適切な学習データを用いて、学習させることが重要です。
と、ここまでの説明を聞いていただければいかに広範囲に仕事が及んでいることがわかるでしょう。
実際にAIコーディネーターがいなければ開発が進まないので、オーケストラの指揮者のような立ち位置といってよいかもしれません。
AIコーディネーターに必要なスキル
それでは、次に、AIコーディネーターに必要なスキルについてお話ししましょう。AIコーディネーターになるためには、以下のような4つのスキルが必要です。
必要なスキル1:ビジネスマナー
まず一つ目のスキルとして、基本中の基本ビジネスマナーは必要です。
そのため、一般的なビジネスマナーをしっかりと理解しておきましょう。こちらは相手に失礼な印象を与えないためにも必要だといえます。
必要なスキル2:コミュニケーション能力
二つ目のスキルは、どのようなニーズを持っているのかを把握するためにもコミュニケーション能力は必須です。
これに関しては、AI(人工知能)エンジニアとの調整役を務めることからも大切なポイントだといえます。
必要なスキル3:AI(人工知能)に関する広い知識
三つ目は、AIコーディネーターという名前からにあるように、AI(人工知能)に関する広い知識が必要です。
AI(人工知能)エンジニアに顧客のニーズを満たせる設計を指示することからも、深い知識ではなく広い知識が要求されるでしょう。
必要なスキル4:論理的な思考能力
四つ目には論理的な思考能力。
実際、一見数字がよくみえたとしても、それはビジネスによって生まれた結果ではなく、偶然によるものであることはあり得ます。
これはやり方によっては予算を抑えたり、新しいビジネスを生むことにも繋がるもの。
ある意味ではAIコーディネーターとしての能力が問われるスキルといってよいかもしれません。
以上、4つのスキルを紹介しましたがこれらAIコーディネーターに必要なスキルです。これらのスキルを得ることができればAIコーディネーターとして活躍できますし、AIコーディネーターを目指すのであればこれらを身につけていきましょう。
今回は、AIコーデイネーターのスキルについてお話しました。今回お話したスキルは社会人となれば身についていくものもありますが、当然ながらそうでないものもあります。
もしくは資格取得を目指しながら勉強するのもありです。こちらに関しては日本ディープラーニング協会が実施している、G検定に挑戦してみてください。
そしてぜひ、こちらに挑戦するなどしてスキルをゲットしてください。そうすれば日本はもちろん、世界でもAIコーディネーターとして活躍できるかもしれません。明るい未来をその手に掴んでいきましょう。
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