ブロックチェーンと言えば真っ先に仮想通貨のことを連想しますが、ブロックチェーン自体は仮想通貨のことではなく仮想通貨の取引を正常に行うために開発された基礎技術です。今年になってこの技術を医療や他の分野でも利用できないかの動きが出ています。またAI(人工知能)とこのブロックチェーンの技術を融合して新たなサービスを立ち上げる動きもあります。
この記事では、AI(人工知能)とブロックチェーンの技術が融合するとどういう凄いことが起きるかや、ブロックチェーンの仕組みなどについて紹介します。
ブロックチェーンとは
ブロックチェーンとはもともと仮想通貨の取引を正常に行うために作られた技術で、取引の台帳を分散して記録し、個々の記録する台帳が過去のデータと照らし合わせて整合性が有るか確認しすべてのある一定以上の台帳で整合性が取れたものだけが記録される仕組みです。
分散して同じデータをもち、内容に関して複数の手段で整合性を確認するので、内容の改ざんとデータの保護の両方の面で注目を集めています。ここで、読者の中には、内容の改ざんに関してどうして改ざん不可能なのか疑問に持つ方もいらっしゃるかもしれません。
それは、整合性の確認の仕方はそれぞれの台帳で異なる検証方法を使用するので一つの台帳で不正な書き込みを行っても他の台帳で不正な取引と判定されると台帳に取引が記録されません。また、複数の台帳に対して同時に不正な取引データを記録させると不正な取引が理論上は可能でしょうが、記録している台帳の数や発生する取引の量から考えると現行のコンピュータの能力では現実的には不可能とされています。
データ保全の面では分散して同じ内容が有るので、ある一つの台帳がアクセス不能になっても他の台帳を参照できるので災害等で中央のコンピュータが使えなくても他に分散してある別のマシンからデータを取り出せる仕組みになっているのです。
AI(人工知能)とブロックチェーンが融合するサービス
このようにブロックチェーンは分散してビックデータを保全する技術と考えられます。では、AI(人工知能)とブロックチェーンが融合するサービスとはどのようなものでしょうか。
AI(人工知能)はビッグデータの中に存在する規則性やパターンを読み取ることが出来ます。
このようにAI(人工知能)とブロックチェーンが融合することで、金融、医療、教育の面で凄いことが起こると予測されています。金融に関しては他の様々な記事で取り上げられているので医療、教育の面で取り上げます。
AI(人工知能)とブロックチェーンの融合で生まれる凄いこと3つ
完全な個人情報が作られる
個人カルテがブロックチェーンに記録される
高校入試、大学入試が変わるかも
この記事では、ブロックチェーンの仕組みに関して解説した後で、AI(人工知能)はビックデータを活用する技術でありブロックチェーンはビックデータを記録する技術であること、そしてAI(人工知能)とブロックチェーンが融合するとどういう技術になるかについて医療、教育の面で可能性を考察しました。
AI(人工知能)もブロックチェーンもまだまだ技術的に成熟しておらず、常に改善が加えられ変化します。
しかしながら、ビジネスにおいてAI(人工知能)もブロックチェーンも活用が広がっているのも事実です。AI(人工知能)とブロックチェーンに関し基礎をしっかりとおさえて、ビジネスに役立ててゆけるようになることがこれから求められる人材でしょう。そのような人材をめざして、一歩リードしたいですよね。