現代社会はさまざまなストレスと共存をしているといっても過言ではありませんが、人間誰しも愚痴を言ったり不満を言ったりしたいときぐらいありますよね。最近では全肯定ロボットといわれている「SELF」というアプリもあり、愚痴などをぶつけるとユーザーの理解者のように会話をしてくれるみたいです。このように、利用する立場としてはAIを搭載したアプリは珍しいものではなくなってきました。
とはいえ、「AIアプリの開発」となると、自分の手の届くところから離れて、急に知らない世界の話のように感じてしまわないでしょうか。想像できるのは、理系のエンジニアが夜遅くまで納期に追われながらアプリを開発しているようなイメージですが、開発のためのパソコン環境やさまざまなツールを知れば、実はみなさんでも簡単にできるかもしれないとしたら、少し興味が湧いてきますよね。
AIアプリは日常で使用されているのはもちろんのこと、アイディア次第では世の中を大きく変えることが出来るアプリだって作ることは夢ではありません。もしかしたら、普段思っているようなことがアプリで実現できるとしたらワクワクしますよね。
そこで今日は、AIアプリの開発に必要な3つのことを紹介していきます。それでは早速見ていきましょう。
AIアプリの開発に必要な知識とは?
AIアプリの開発には、超理系な知識がないと難しいのではと思われがちですが、
それには、AIアプリ開発で重要な技術となる「機械学習」と「ディープランニング」をしっかり学んでいくことが大切です。
AIアプリ開発ではこの2つの技術を使ってアプリを作っていきますので順番に解説していきます。
「機械学習」と「ディープラーニング」とは?
機械学習とは
まずは機械学習からお伝えします。機械学習とは大量のデータを反復的に分析してそこに潜むパターンを見つけ出すことです。これは人間が自然にやっている学習能力をコンピューターで実現しようとしている技術です。
1つ例を挙げると、どこの宝クジ売り場が高額当選する可能性が高いのかを、コンピューターで分析した結果を新たなデータに当てはめてパターンに従って将来を予測出来るようになります。
大雑把に言えば、確率計算や統計をコンピューターで実現しようとしていることになります。
「機械学習」については、以下のページで詳しく説明しています
ディープラーニングとは
続いて、ディープラーニングについてお伝えします。ディープラーニングはデータの特徴を学習して事象の認識や分類を行う「機械学習」の手法の1つです。自ら学ぶコンピューターを作れることが最大の特徴です。データの特徴をより深いレベルで学習し、コンピューターが自ら特徴を認識できる技術になります。
再び宝くじを例に上げますと、何万人もの人が利用している駅前の売り場が当たりやすいことや、さらには当たりやすさの当選年数には規則性があるなどのデータの特徴を学び、導き出すことができます。
まず、ディープラーニングは、ニューラルネットワークという人間の脳を真似して作った仕組みをベースにしています。ニューラルネットワークの仕組みを深く学ぶことは、実用的なAIを作ることに繋がっていくでしょう。
AIを使う方法は?
先程は、AIアプリを開発するために必要な最も重要なことを解説しました。次はどうやってAIを使っていくのか見ていきましょう。AIアプリを開発するにはプログラミング言語を使用するので、いくつか代表的な言語を紹介いたします。
Python(パイソン)
現在、機械学習、科学計算の分野で最もシェアを獲得している言語になります。Pythonは様々な分野で使用可能な言語でWebアプリケーションやゲームの開発を行うことも可能です。
R(アール)言語
R言語は統計解析向けのプログラミング言語で近年のデータ解析、AI分野で必須の技能である統計学の分野で使用されている統計解析に特化しています。
Julia(ジュリア)
Juliaは新進気鋭の技術計算のためのプログラミング言語で近年急速に注目を集めている言語です。将来性を考えるとJuliaを勉強することが今後良いと言われています。
AIでアプリ開発をしてみよう
基礎的知識が身についてきたらAIでアプリ開発をやっていきましょう。実はAIを使ったプログラミングができるサービスがあり、高度な技術や理論の部分を考えずにAIアプリを開発できます。続いては、AIアプリを開発できるサイトを紹介していきましょう。
wit.ai
wit.aiを使うと、話かけたり、文章を送って動かせるアプリを作ることができます。「Ruby」「Python」「C言語」など多くのプログラミング言語で作れるようになってます。さらに「モバイルアプリ」「ウェアラブル」「ロボット」にいたるまで様々なデバイスのものを作ることができます。好きなプログラミング言語を使ってAIアプリを開発したい方にオススメです。
JASPER
JASPERはラズベリーパイを使って音声認識アプリを作れるPython製のサービスです。音声認識機能を「天気」「ニュース」「Gmailの受信トレイ」「Facebookの通知との連携機能」などを利用できるようになります。Pythonを使ってアプリを作りたい方にオススメです。
AIを開発する方法の学び方
次はアプリ開発をするために必要なプログラミングの方法を学べるサイトをご紹介しましょう。
Coursera
機械学習するならこのサイトと言われるほど有名なサイトです。日本語字幕も用意されていて英語が苦手な場合でも親切なガイドがついているサイトです。機械学習を一から学ぶことができるので基礎からしっかり学ぶことができ、実戦テストで理解度を高めてくれます。
機械学習はじめよう
数多くのIT本が出版されている技評のサイトです。理論編と実践編に分かれていて機械学習の技術概念やコードの実装方法を学ぶことができます。数学も解説されているので復習も兼ねてチャレンジをしてみるのも面白いかもしれません。
AIでアプリ開発は専門家だけではなく個人レベルでも開発できるのはすごく魅力的で、ちょっとしたアイディアが大ヒットアプリを生み出すことになるかもしれないと思うとワクワクしちゃいますよね。多くのアイデアで溢れたアプリで世の中が便利になっていくことは間違いないでしょう。
現在、お金をかけずに勉強ができたり、この先の未来の技術を学ぶ機会が多くあります。勉強の仕方やきっかけが多様化されておりますので、難しそうだとしても、チャレンジすることはとてもよいことですし、最終的に自分でAIのアプリを作り出せることができたら、色んな可能性が広がりそうですよね。
今日のまとめ
- AIアプリの開発をする代表的なプログラミング言語はPython(パイソン)とR(アール)言語とJulia(ジュリア)。
- 個人でも簡単にアプリ開発できるサイトはwit.aiとJASPER。
- 気軽にプログラミングが学べるサイトはCoursera。
- AIアプリ開発は初心者でもわかるような開発用のツールが提供されている。
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