私達の生活を支える新たなテクノロジーとして、近年、急速に進化を遂げているAI(人工知能)技術。少し前までは未来の技術と思われていましたが、気が付けば車線を判断して自動走行する車が登場したり、家電と音声で対話し操作することが可能になるなど、我々の身近にAI(人工知能)が登場する時代になりました。
これからの新たな社会を創り上げていく最新技術のAI(人工知能)ですが、道具として使ってみるだけでなく、実際に開発に携わってみたいと思う方もいますよね。
そこで今回は、AI(人工知能)とはそもそもどういったものなのか、そしてどのような開発手順を用いるのかを詳しく見ていきます。開発を行うために準備する物や、メリット・デメリットなどをそれぞれ解説します。
AI(人工知能)て何だろう
AI(人工知能)という言葉は今や珍しいものではなくなりつつありますが、その正式名称となると意外と知らない方も多いのではないでしょうか。
いずれにせよ通常のプログラムやロボットとは違い、自ら考え、判断しながら行動し、成長していくという点が最大の特徴となります。
AI(人工知能)を開発する手順とは
それでは早速AI(人工知能)を開発の手順をみていきましょう。
AI(人工知能)を開発する手順は大まかに以下のような形になります。
- ・学習用のデータをAI(人工知能)に読み込ませる
↓
- 読み込んだデータを元に、AI(人工知能)に学習させる(ディープラーニング)
↓
- 学習したAI(人工知能)にデータを予測させ、その内容を評価する
↓
- AI(人工知能)の予測結果が望ましいものになるよう、チューニングを行う
最終的にAI(人工知能)がどこまで能力を身につけられているのかをテストし、その結果によって細かな調整を行っていくことで、より理想的な答えを導き出せるよう、AI(人工知能)の精度を高めていきます。
AI(人工知能)を開発する前に準備しておくこと
AI(人工知能)を開発するためには、やはりプログラミング言語の習得が必要です。
AI(人工知能)を開発するメリットデメリット
では、AI(人工知能)を開発することによって、我々にどのようなメリットがもたらされるのでしょうか。
命の危険が伴うような過酷な環境での仕事も、機械が受け持ってくれることでリスクを削減し、より効率良くスムーズにこなすことができるのです。
人間の代わりに仕事をしてくれて、しかも人間よりも素早く、正確にそれをこなしてくれるとなればまさに良いことづくめですよね。
ただし、やはりいかにAI(人工知能)が優れていると言っても、まだまだデメリットや実装への課題があるというのも事実です。
ドライバー業、工事関連業といった技術職はAI(人工知能)との相性も良いことから、こういった部門で働く人達が、AI(人工知能)の登場により職を失ってしまう未来が予測されていたりも。
AI(人工知能)開発したあとの注意点
さて、自分の手で開発したAI(人工知能)が実際に動き出すと、これからどのように成長し活躍していくかが非常に楽しみですよね。
ですが、やはりAI(人工知能)を運用していく上では、いくつか注意すべき点があるのも事実。
AI(人工知能)の高い能力が暴走してしまわないよう、あくまで我々人間がルールを敷いたり、監視し、間違った方向へ進まないよう調整する必要が出てきます。
AI(人工知能)の特徴は何といっても我々人間同様に知能を持ち、自身で判断することができるという点です。誰の手も借りず、機械自身が独立して行動し、我々の社会にとけこんでいく姿は、テクノロジーの大きな進歩を感じますよね。
まだまだ一部の場面でしか活躍していないAI(人工知能)ですが、我々の仕事や日常生活の場面にAI(人工知能)が登場するまで、そう遠くはないでしょう。いずれ、日常では我々人間同様、AI(人工知能)が活動し人々の生活を支える姿が、当たり前になるのかもしれません。
まさに近未来、といった未来図に心が躍る一方で、AI(人工知能)が持つ課題や問題についてもまだまだ無視することができない、というのが現状です。AI(人工知能)が持つ大きな恩恵にばかり目を向けていると、逆にそれが我々の生活を壊してしまう結果にも繋がりかねません。
AI(人工知能)を開発していくうえで、実現したい機能性のみならず、どのようにAI(人工知能)が我々と共存していくかという点も、念頭に置いておき、これらを踏まえてAI(人工知能)を開発を進めてみましょう。